アーティスト活動のみならず、俳優業でも活躍中の星野源。優しくも艶やかな歌声を持ち、楽曲はどれも遊び心を随所に散らした歌詞とファンク/ブラックミュージック/歌謡要素を複雑に調合したグッドメロディーに彩られています。星野源が提唱している「日本人だから奏でられる音楽の世界」は、世代や国籍を超えて絶大な人気を得ています。彼のレコードはどのように買取されているか、各レコードの特徴と共にご紹介します。
星野源とは?
星野源は1981年1月28日に埼玉県蕨市に誕生しました。本名で活動しており、名前の「源」は「漢字1文字」「外国人も呼びやすい」「雨の日の水曜日に生まれたので、さんずいが付く水に関係のある漢字」というご両親の考えで名付けられたそうです。中学生の時にギターと演劇を始め、高校生で大人計画という劇団の舞台を見て感動し、同劇団に入団。現在も所属しています。
また、同じ高校出身の同級生だった伊藤大地、浜野謙太らを誘ってインストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」を結成。バンドは数々の名曲を生み出し2000年 – 2015年まで活動、2015年6月2日の両国国技館ラストライブで惜しまれつつも解散しました。星野源ソロ名義では、2010年に1stアルバム『ばかのうた』でデビューをしており、翌年に発売した2ndアルバム『エピソード』が第4回CDショップ大賞準大賞を受賞しました。その後に体調不良により、約1年間活動休止をしていましたが、復帰後はコンスタントに楽曲を発表し、2015年発表曲の「SUN」でNHK紅白歌合戦に初出場。以降は「恋」「アイデア」「うちで踊ろう」等のヒットソングを出し続けている名実共に大人気アーティストです。
星野源のレコードの買取事情は?
星野源のレコードの殆どは完全生産限定盤のため、希少性が高くなっています。かつ、星野源自身が音質へ並々ならぬこだわりを持っているため、CDは持っているけどアナログ盤でも聞きたいと思っているファンが多くいます。そのため、特に初期の作品などは中古市場でも手に入りにくい状況が続いており、高値買取されることも珍しく有りません。
人気が高い星野源のレコード紹介
『ばかのうた 型番:KAKU-042』
2010年6月23日に発売された星野源の1stアルバムのレコード盤です。インストゥルメンタルバンドSAKEROCKのメンバーとして活躍する傍ら作成された本作には、暖かくも切ない初期の代表曲「くせのうた」や、細野晴臣が作曲した「ただいま」等が収録されています。1stアルバムにして、キャッチーだけど切なさ漂う星野源のソングライティングの凄さが存分に発揮されている作品になっています。こちらも完全生産限定盤での販売となっていたため希少価値が高く、ファンの間では高値で取引されるケースが多くなっています。
『エピソード 型番:VIJL-60131 』
2011年9月28日に発売された星野源の2ndアルバムのレコード盤。1stアルバムから約1年3か月ぶりのリリースとなる本作は、SAKEROCKを含め自身初のオリコンチャートTOP10入りを果たしました。前作よりシンプルな楽器編成で歌詞を聞かせる楽曲が多く、全体を通して歌のグッドメロディーが引き立っているアルバムとなっています。
『Stranger 型番:VIJL-60132 』
前作から約2年4か月ぶりにリリースされた星野源の3ndアルバムのレコード盤。CDでは初のゴールド・ディスクを獲得しました。本作には前作の倍以上のミュージシャンが参加しており、ゴージャス感がある楽曲もあれば、星野源の真骨頂のアコギ弾き語りで聞かせるシンプルな楽曲もあったりと、アルバム全体を通してバラエティー豊かな盤となっています。
『桜の森 Sakuranomori アナログ盤レコード 12inch 型番:VIJL-60140』
2014年6月11日に発売になった星野源7枚目のシングル曲を収録した12インチ盤です。表題曲の「桜の森」は同年2月に開催した武道館公演で病気療養より復活を遂げた星野源の復帰後初の新曲となりました。星野源いわく、「日本の春を感じるダンスクラシックにしたいという想いを込めて制作した楽曲で、主題曲以外の収録曲も含めて、海外のダンスミュージックやニューソウルからの影響を感じられる作品です。
『YELLOW DANCER 型番:VIJL-60160』
2015年12月2日発売の4thアルバムのアナログ盤です。インストゥルメンタルバンドSAKEROCK解散後の同年にリリースした本作は、当時星野源がハマっていたソウルやR&Bの影響を感じさせるミドルテンポで気持ちの良い楽曲が多く収録されていて”とにかく踊れるアルバム”になっています。
本作のCD盤はリリース後も売れ続け、プラチナアルバムを獲得。さらに、2015年CDショップ大賞受賞、第6回ミュージック・ジャケット大賞受賞、第58回日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞するなど、リリース当時は様々な賞を受賞しています。また、批評家からの評価も高く、『ミュージックマガジン』2021年3月号掲載の「特集 [決定版] 2010年代の邦楽アルバム・ベスト100にて第24位に選ばれています。
星野源のレコードまとめ
星野源の音楽は幅広い人に支持され、愛されています。彼の完全生産限定で販売されたレコードは希少価値が高く、貴重なものになりつつあります。音楽の完成度と社会的影響力という点で見れば、間違いなく10年代を代表するミュージシャンの1人である彼のレコード。買取のご依頼はエコストアレコードへお気軽にお申し付けください。
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