BUDPOWELL / JAZZGIANT / VERVE 23MJ 3030
収録曲
A1 | Tempus Fugit | |
A2 | Celia | |
A3 | Cherokee | |
A4 | I’ll Keep Loving You | |
A5 | Strictly Confidential | |
A6 | All God’s Chillun Got Rhythm | |
A7 | So Sorry Please | |
B1 | Get Happy | |
B2 | Sometimes I’m Happy | |
B3 | Sweet Georgia Brown | |
B4 | Yesterdays | |
B5 | April In Paris | |
B6 | Body And Soul 1949年3月録音 tr1~6 ベースはレイ・ブラウン ドラム、マックス・ローチ 1950年1月録音 tr7~13 ベース、カーリー・ラッセル ドラム、マックス・ローチ レーベル:ヴァーブ ジニアスと並ぶヴァーブ時代の最高傑作と言い切っても良い大名盤。 バドと言えば必ず精神疾患と欧州活動のキャリアが話に出てくるところではあるが、まだ精神疾患や私生活の苦悩を患う前のほんとに彼の絶頂期であった時代の圧巻パフォーマンスが堪能できる。 アップテンポからミディアム・スローテンポまでどこをとっても彼の魅力と上品なプレイ且つ大胆なアイデアを駆使された構成力が作品全体にギシギシ詰め込まれて溢れている活き活きとした作品に聴いているこっちまで笑みが溢れるだろう。 もちろん晩年の苦労も含めて全体の作品を知ってこそバドという人物の偉大さを知る事になるのは言うまでもないが、確実にこの45年~50年の間が彼のキャリア絶頂であることは音を聞けば分かる。 ジャケットのデザインも含め、その後に起こる彼の物語を語るかのような淫靡で艶めかしさもサウンドから漂っており、個人的にはジャズという小さな枠組みでなく彼の人間が押し出されている音楽史屈指の名盤だと言い切ってしまいたい。 |