DEEP PURPLE / FIREBALL / WARNER P-10109W
収録曲
A1 | Fireball | 3:21 |
A2 | No No No | 6:40 |
A3 | Strange Kind Of Woman | 4:04 |
A4 | Anyone’s Daughter | 4:39 |
B1 | The Mule | 5:16 |
B2 | Fools | 8:15 |
B3 | No One Came | 6:25 |
1971年 スタジオアルバムでは5作目
プロデューサーはディープ・パープル(主体はロジャー・グローヴァー?)
前作にヒットもあり、イギリスでは初のチャート1位獲得、調子が鈍かったアメリカでも32位を記録、ようやく世界的にセースルを上げたアルバムでもある。
ツーバスの導入により、イアン・ペイスのドラミングが荒々しい迫力があるのはサウンドプロダクションの関係ではないだろうバスバス・ドコドコ疾走感のあるハードロックサウンドを出しているアルバムである。
イアン・ギランのボーカルも良いのだが次作アルバムのマシンヘッドで絶頂期を迎える。
ジャケットを迫力あるデザインであるが、個人的には無茶苦茶な激情型ロックというよりも大人にまとまった楽曲構成になっているように思う。それは退屈であるというわけでなく、しっかりとしたソングライティングができる上質のロックバンドである証拠なのだが、その辺が好き嫌いが分かれる部分であろう。
しかし、後に前作のヒットからのプレッシャーや疲労から、如何せん腑抜けたアルバムになってしまったとメンバーの多くが語ってしまっている事実もあり、ファンとしては煮え切らない想いで良い曲を聴くことになる複雑なアルバムである。