ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / OUT OF THE BLUE / UNITED ARTISTS GXG-25
収録曲
A1 | Turn To Stone | 3:48 |
A2 | It’s Over | 4:08 |
A3 | Sweet Talkin’ Woman | 3:49 |
A4 | Across The Border | 3:52 |
B1 | Night In The City | 4:02 |
B2 | Starlight | 4:30 |
B3 | Jungle | 3:52 |
B4 | Believe Me Now | 1:21 |
B5 | Steppin’ Out | 4:38 |
C1 | Standin’ In The Rain | 4:22 |
C2 | Big Wheels | 5:10 |
C3 | Summer And Lightning | 4:13 |
C4 | Mr. Blue Sky | 5:03 |
D1 | Sweet Is The Night | 3:27 |
D2 | The Whale | 5:04 |
D3 | Birmingham Blues | 4:23 |
D4 | Wild West Hero | 4:41 |
1977年リリース スタジオアルバムでは7作目
プロデューサーはジェフ・リン
全英・米ともにチャート4位の大ヒット
LPは2枚組16曲(盤により多少曲目が変わる)というボリューム
ジャケットデザインは日本の長岡秀星
前身の「ザ・ムーブ」から改名し通称ELO(ELPと間違いやすい)と称される英国ロックバンド。クラシカルストリングスをメンバーに擁し、シンセなど多用するサウンドからスペースロックとカテゴライズされるバンドである。
今作を最高作と挙げる人は多いが、ロックというよりも万華鏡的な多様さも含め、ポップアルバムとしても非常に音楽的に意味のあるアプローチが随所に見受けられる。
「ジャングル」では動物の泣き声や雄叫びなどが入り、非常に実験的でありつつも、現在では普通に使われているエレクトロ・サンプリング手法がすでに実用的にポップ活用されているセンスにも先見の明を感じる。
70年代の英国シーンはプログレから始まり、グラムロックが台頭し、欧州全体にニューウェイブロック・パンクへと成長を遂げ世界へ波及していく激動の時代である。
その中でも70年代にポップ的なアプローチとしてシーン中心に立っていたELOのポジションは非常に興味深いものである。