ERIC CLAPTON / NO REASON TO CRY / RSO MWF 1013
収録曲
A1 | Beautiful Thing | 4:24 |
A2 | Carnival | 3:41 |
A3 | Sign Language | 2:56 |
A4 | County Jail | 3:58 |
A5 | All Our Past Times | 4:37 |
B1 | Hello Old Friend | 3:34 |
B2 | Double Trouble | 4:20 |
B3 | Innocent Times | 4:10 |
B4 | Hungry | 4:37 |
B5 | Black Summer Rain | 4:54 |
1976年
プロディーサー、クラプトン、カール・レイドル、ロブ・フラボニ
全米チャート15位、全英チャート8位
アメリカ、カリフォルニア州、ザ・バンドが所有していたシャングリ・ラ・スタジオにて、様々なミュージシャンが入り乱れ、スタジオ出入りしまくりで行われたセッションの中から選ばれた10曲を収録したアルバムである。
ザ・バンドのメンバーを中心に、ボブ・ディラン、ロン・ウッドなど参加している。他のゲストもスワンプロック界隈の人間や、インディアン系フォーク歌手なども参加しており、オーティス・ラッシュの曲などブルース・カントリールーツな曲調が素晴らしいセッションアルバムとなっている。
クリーム時代を含め、英国ブルースロックというジャンルではトップに君臨し続けるクラプトンであるから、英国式ブルースと、アメリカ式ブルースとが結びついて生まれる中和性のある核融合サウンドは、互いのミュージシャンの良さをも引き出すマジックが起こっている。スタジオが和気あいあいとした楽しいムードであったことも終始リラックスしたサウンドを聴けば簡単に想像できるだろう。
ディランが参加と大きく宣伝される作品であはるが、参加ミュージシャンみんなが作り上げた作品だ。