JEFF BECK / BLOW BY BLOW / EPIC ECPO-39
A1 | You Know What I Mean | 4:02 |
A2 | She’s A Woman | 4:28 |
A3 | Constipated Duck | 2:50 |
A4 | Air Blower | 5:07 |
A5 | Scatterbrain | 5:30 |
B1 | Cause We’ve Ended As Lovers | 5:51 |
B2 | Thelonius | 3:17 |
B3 | Freeway Jam | 4:57 |
B4 | Diamond Dust | 8:24 |
今なお第一線で活躍する世界三大ギタリストの一人、ジェフ・ベックが、自身を主体としたインストゥルメンタルに移行後、1975年に発表した最初のアルバム。彼自身の持つギター・テクニックの粋を集めた作品として、ギターマニアの間でも評価の高い一枚。
スティービー・ワンダー作曲の「哀しみの恋人達」は、〝泣きのギター″曲と呼ばれ、すすり泣くような情感たっぷりのサウンドが胸に迫る名曲として、ジェフの代表曲の中でも特に人気のナンバー。「スキャッターブレイン」は8分の9拍子という高難度のリフレインで有名な一曲。寄せては返す音の波に取り巻かれているような、サラウンド感あふれる仕上がりになっている。ジェフ自身が作曲に加わり、他愛無い会話のようなギターサウンドがユニークな「分かってくれるかい」や、マックス・ミドルトンが作曲を手掛けた「フリーウェイ・ジャム」は、ジャズ・フュージョンの先駆けともいうべきフリー・セッションのような各パートの掛け合いが軽やか。次作の「ワイアード」へのつながりが感じ取れる。