KING CRIMSON / DISCIPLINE / POLYDOR 28MM 0064
収録曲
A1 | Elephant Talk | 4:40 |
A2 | Frame By Frame | 5:05 |
A3 | Matte Kudasai | 3:46 |
A4 | Indiscipline | 4:30 |
B1 | Thela Hun Ginjeet | 6:23 |
B2 | The Sheltering Sky | 8:19 |
B3 | Discipline | 5:00 |
1981年リリース クリムゾン名義でのスタジオアルバムでは8作目
英国チャート41位
74年に解散したのち、ブライアン・イーノなどの交友関係から集まったミュージシャンをまとめロバート・フリップが新しいバンドをディシプリンを結成する。
が、結局キング・クリムゾン(商業的な理由らしい)に改名し再出発を図る最初のアルバムとなった。エイドリアン・ブリュー、トニー・レバンらが今作から参加している。84年に再び解散するまではメンバー固定というバンド史においてはメンバー編成の無い固まったサウンドが楽しめる時期の作品でもある。
70年代のプログレブームから英国シーンは大きく変わっており、パンクロックの隆盛やデジタル楽器を使用したディスコ、民族音楽を取り入れたバンドも活躍により音楽のクロスオーヴァー化が顕著になる中、クリムゾンもそういった要素を取り入れる形となるサウンドである。
当然メンバー達による超絶な楽器テクニックにより、高度な演奏は健在なのだが、色々な音楽的要素を卒なくこなしてしまうかのような曲が、いささか無機質でのっぺりした印象が残る。そのれが逆に奇妙な空間を生み出しているのだが、70年代クリムゾンとは似て異なる第2章的なバンド象徴サウンドだろう。