MILES DAVIS / BAGS GROOVE /?PRESTIGE SMJ-6520
1957年リリース prestige
プレスティッジレーベルのプロディーサーだったボブ・ワインストックの画策により、マイルス・デイビスのアルバムを飾るよう豪華メンバーによるセッションが行われます。
ジャズファン達が俗に言う「クリスマス・セッション」になるわけですが、セロニアス・モンクのピアノ、ミルト・ジャクソンのヴィブラフォンがマイルスにも負けじと鳴り響くプレスティッジレーベルの中でも、1954年、マイルスが麻薬中毒隠居生活からの復帰時期であった同年の作品群はビカビカと輝いておるわけですが、屈指の名盤でしょう。
冒頭曲「 Bags Groove」1曲だけでも永遠と繰り返し聴けてしまうエヴァーグリーンなサウンドに溢れていますが、透き通るようなインテリジェンス溢れるM・ジャクソンの音色は心洗われるようでずっと叩いていて欲しい気持ちになります。
また後半曲のメンバーが違うのは、このアルバムが、色々な録音を混ぜたコンピレーション的な編集盤になっているからであって、同じセッション音源は分散されて収録された「マイルス・デイビス・アンド・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」で聴けます。
未聴の方は、併せてぜひ聴いておきましょう。
人間が?き出しになるジャズは、ほんといいなあ。