MOODY BLUES / DAYS OF FUTURE PASSED / DERAM L20P 1042
収録曲
A1 | The Day Begins | 5:47 |
A2 | Dawn: Dawn Is A Feeling | 3:47 |
A3 | The Morning: Another Morning | 3:40 |
A4 | Lunch Break: Peak Hour | 5:14 |
B1 | The Afternoon: Forever Afternoon (Tuesday?) | 8:48 |
B2 | Evening: The Sun Set: Twilight Time | 6:14 |
B3 | The Night: Nights In White Satin | 7:31 |
1967年リリース セカンドアルバム
プロデューサーはトニー・クラーク
レーベルはデッカ参加のデラム
デラムレーベルの意向で新しい事をやろうという名目の元、ロック史上初のクラシックオーケストラとバンドを融合させ、アルバム全体にコンセプト持たせた「コンセプトアルバム」の始祖的作品。後の70年代に流行するプログレッシブロックの源流となる意味でも歴史的重要作品である。
オーケストラで始まる冒頭からポエトリー・リーディングや、キングクリムゾンよりも早くメロトロンを使用していたなど革新性も高いが、ビートルズ・ビーチボーイズばりのコーラスナンバーなどアルバム全体を通してメルヘンな幻想牧歌的楽曲で統一されており、難解で高度なプログレッシブロックのイメージと違い、非常にオーソドックスなロックで聴きやすいアルバムである。
名曲「サテンの夜」に見受けられる7分強の長尺曲が後のプログレの曲は長いというイメージを作り上げたのだろうか。
発売当時は全くチャートインせず評価も振るわなかったが、口コミなどで徐々に人気を博して行き、数年後に海の向こうのアメリカビルボードで2位、英国チャートもランクインする遅れて評価ともに好評となった作品である。