SEX PISTOLS / NEVER MIND THE BOLLOCKS HERE’S / VIRGIN VIP-6986
収録曲
A1 | Holidays In The Sun | |
A2 | Bodies | |
A3 | No Feelings | |
A4 | Liar | |
A5 | God Save The Queen | |
A6 | Problems | |
B1 | Seventeen | |
B2 | Anarchy In The UK | |
B3 | Sub Mission | |
B4 | Pretty Vacant | |
B5 | New York | |
B6 | EMI |
1977年10月リリース 全英チャート1位
プロデューサーはクリス・トーマス
UKパンク史はもとより、世界のパンク史に残る不朽の名作。
後述するが、ファッションも含めた世間のパンクロックのイメージを作った事としても、音楽を超えて人類文化史レベルで語られるべき作品である。
影響力ばかり先行して意外であるが、バンド唯一のスタジオアルバム。
アメリカNYアンダーグラウンドシーンで勃発していたラモーンズなどのパンクに影響されロンドンのブティック経営していたマルコム・マクラーレンがUSの空気をイギリスに持ち帰って再現したのが発端である。
ブティック経営での馴染みであった新気鋭服飾デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドとの連携で、安全ピンや破れた服、南京錠のクサリネックレスなどファッションも含めたバンドのトータルプロデュースに乗り出す。
結果、若者を中心に社会現象レベルでのヒットとなるが、名曲「ゴッド・ザ・セイブ・クイーン」など英国皇室をネタにしたり、社会への反骨・反抗をアティテュードにした音楽は世界を席巻した。
音楽素養のないメンバーを無理矢理にバンド仕立てにした売り出し方は、人為的に作られたパンクロックと揶揄されたが、そういう儚い音楽ビジネスに巻きこまれ破滅していく若者物語としてもピストルズのストーリー。