TOTO / SAME / CBS/SONY 25AP 1151
収録曲
A1 | Child’s Anthem | |
A2 | I’ll Supply The Love | |
A3 | Georgy Porgy | |
A4 | Manuela Run | |
A5 | You Are The Flower | |
B1 | Girl Goodbye | |
B2 | Takin’ It Back | |
B3 | Rockmaker | |
B4 | Hold The Line | |
B5 | Angela |
1978年リリース ファーストアルバム 邦題は宇宙の騎士
アルバムは全米チャート9位を記録
元々、スタジオミュージシャンとして活動していたメンバーらがボブ・スキャッグスの助言で結成されたバンドである。当然のごとく演奏は皆上手い。
当時流行していたシンセサイザーなどのデジタル楽器を取り入れ、プログレ、ジャズ要素をロック音楽に取り入れたハイセンス音楽ジャンルAORの代表的存在とされる。
アルバム評価的にはグラミー賞を総ナメにする「Ⅳ」を最高作とする人も多い様ですが、デビュー作から完全にブレずに完成しきっている上質な音楽がバンドとしての質の高さ伺う事が出来るのはスタジオミュージシャンというキャリアが成す由縁だろう。
表現者というよりも職人的な肌触りがアルバム通して一貫しているような部分もあり、説教がましく鳴るのでなく、心地よい落ち着いた大人のロックとして昇華されている。
バンドが素晴らしいのは当然であるが、私が凄いと思うのは、バンドやった方が良いと言ったボブ・スキャッグスもなかなかの先見の明で、才能ある人は才能ある人を見出す能力にも長けていた事を感じる。
裏方に徹するスタジオミュージシャンにバンド組めとは言えないものですよ。