U2 / WAR / ISLAND 25S-156
1983年リリース サードアルバム
プロデューサーは、ウルトラヴォックス、モリッシー、トーキングヘッズなどといったニューウェイブ系バンドの仕事が多いスティーブ・リリーホワイト。
バンド自身初の英国チャート1位獲得、大ヒットした。
アルバムタイトルに「WAR」と持ってきたように、北アイルランド紛争「血の日曜日事件」をテーマにした「サンディ・ブラッディ―・サンデー」、核戦争の「セカンド」、ポーランド紛争を題材にした「ニュー・イヤーズ・デイ」など、バンドの代表曲となる戦争や平和への社会的メッセージが非常に強く出た作品で、その後の社会派バンドと言われるイメージを形成したアルバムである。
DJシャドウもイントロドラムをサンプリングしたり、同じアイルランド出身のシニード・オコナーがアンサーソングを出したり、様々なアーティストへも刺激を促すことになった「サンディ・ブラッディ~」は、結果的にIRAのブラックリストにボノは載っていたとさえ噂されるようになった。
よくファンの間で言われるアルバムジャケットの少年は誰なのか?という疑問をよく聞くが、単にボノの友人の弟である、度々U2のジャケットに登場するが、何か深いメッセージがあるわけでは無いらしい。