WINGS / AT THE SPEED OF SOUND / CAPITOL EPS-80510
1976年作品 スタジオアルバム5作目
ビートルズ解散後、ソロアルバム発表から妻のリンダと71年に結成したバンド「ウイングス」
個人的にはポール・マッカートニーキャリアで一番好きな時代・バンドなんですが、ビートルズという重荷から解放されたのか、妻との愛を謳歌しているのかどうか推測になりますが、ウイングスのポールは伸び伸びとした楽しさと自由さが滲み出ていると思います。
ポールがポップにアプローチしたいのとは裏腹にジョン・レノンがマニアックな方向性に走る傾向があったとビートルズでは言われていますが、ほんとマニアックに走らないサウンドが一切登場しない卓越されたポップメロディーメイカーであることを今作でも証明していると思います。
バンドとして5作目ということでメンバー皆に作曲・作詞など任せてまとめた試みがあるようですが、やはりポール曲が突出していて、他のメンバー曲が陰に隠れてしまっています。英国では1位に輝かず逆にアメリカで1位を記録。
シングルヒット曲「心のラブソング」 学生時代、朝の通学に必ずヘッドフォンステレオのカセット曲目に入れて聴いていた平和と愛のエッセンス溢れている無邪気さがたまりません。気負わないポップスって良いですよね。