ミュージシャンとして、シンガーソングライターとして、俳優として世界中を虜にした「デヴィッド・ボウイ」。甘いマスクとハイセンスな着こなしは、多くのメディアで取り上げられた美男子です。
多くのミュージシャンに影響を与えインスパイアされてきたデヴィッド・ボウイの人生は、常に華々しいものでした。
今回は、そんなデヴィッド・ボウイの実際に高価買取されているCDの特徴、また実際に高価買取されているCDの実例をご紹介します。
デヴィッド・ボウイとは?
デヴィッド・ボウイの音楽人生は、父親の買ってくるアメリカンロックスターたちのレコードから始まります。
異父兄の影響からモダンジャズにも触れ、プラスチック製のアルトサックスを買ってもらったデヴィッド・ボウイは、地元のミュージシャンに教えを乞うて、15歳からは本物の楽器を扱うようになりました。
この頃、ボウイの初バンドとなる「コンラッズ」が結成、バンドではギターまたはベースを担当。
「デヴィージョーンズ・アンド・ザ・キングビーズ」でファーストシングル「リザ・ジェーン」を発表、後に色々な曲を発表するもヒットには恵まれません。
バンド名を変えてみても別の歌手「デイビー・ジョーンズ」と紛らわしく、1966年に「デヴィッド・ボウイ」の芸名で定着しました。
1967年6月、デビューアルバム「デヴィッド・ボウイ」を発表、同年9月には短編映画「イメージ」への出演で俳優としてもデビュー。
映画「2001年宇宙の旅」をモチーフにしたアルバム「スペイス・オディティ」をアポロ11号月面着陸前に発表し、全英チャート5位、全米チャート15位に躍り出て人気アーティストの仲間入りを果たします。
1975年、アルバム「ヤング・アメリカンズ」を発表。
ジョン・レノンとの共作「フェイム」を含むアルバムは、フィリーソウルより一歩踏み込んだコンセプトで作られています。
このアルバム発表の直後に、デヴィッド・ボウイの代表映画「地球に落ちてきた男」がクランクインしたのです。
その後も意欲的に創作活動を続けたデヴィッド・ボウイですが、2000年代に入り事態は急変。
ツアー中に動脈瘤により前胸部痛みから緊急入院。活動が低迷した後、2013年に突如カムバックを果たし、10年ぶりの新作「ザ・ネクスト・デイ」を発表します。
リリースからたった24時間で27カ国のiTunesチャート1位になる快挙を果たしました。
2016年1月8日、誕生日にアルバム「ブラックスター」を発表した2日後、享年69歳でこの世を去ったのです。
高価買取されるデヴィッド・ボウイのCDの特徴について
デヴィッド・ボウイの高価買取されているCDは、時代ごとに分けられたコンプリートボックスが人気。
さらに、完全生産限定盤などのレアリティの高いものが高価買取されています。
意外にも、2000年代に入ってから発売・再販されているものが高価買取されており、デビュー当初のもの以上にコンプリートボックスの方が好まれている傾向です。
デヴィッド・ボウイのタイトル紹介
【12CD】ファイヴ・イヤーズ 1969-1973 / Parlophone WPCR-16710
グラム・ロック時代のデヴィッド・ボウイの歌声が収められたCD12枚組のコンプリートボックス。
全英・全米チャートで話題となった「スペイス・オディティ」を含むデヴィッド・ボウイの初期時代を堪能できるボックスです。
【12CD】フー・キャン・アイ・ビー・ナウ? 1974-1976 / Parlophone WPCR-17491
デヴィッド・ボウイの1974年から1976年は「アメリカ時代」と呼ばれます。
そのころのボウイは、主演映画からの影響を多大に受けていた時期。
デヴィッド・ボウイの転換期を体現したCDです。
【11CD】ラヴィング・ジ・エイリアン 1983-1988 / WARNER MUSIC JAPAN WPCR18098
前時代にカルト・スターとして演出してきた自分を脱却し、スーパースターとして歩み始めた1980年台のデヴィッド・ボウイ。
ナイル・ロジャースとのタッグで作られた「レッツ・ダンス」は、自身最大のセールスを記録しました。
ア・ニュー・キャリア・イン・ア・ニュー・タウン 1977-1982 / WARNER MUSIC JAPAN WPCR-17897
ロンドンパンク全盛時代の中、あえてオールドを歩んだ時期であり、デヴィッド・ボウイのベルリン時代を知るコンプリートボックス。
ベルリン3部作が全て網羅された珠玉の作です。
ロウ Virgin 21907
ブライアン・イーノとともに生み出したベルリン3部作。
その中の1作である「ロウ」は、長年ボウイが実験してきた音楽の集大成となっています。
【その他の高価買取が期待できるデヴィッド・ボウイのCD】
・ヒーローズ
・ステイション・トゥ・ステイション
・ヤング・アメリカンズ
・ハンキー・ドリー
・ダイアモンドの犬
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生涯を「デヴィッド・ボウイ」として生きてきた「デヴィッド・ロバート・ヘイウッド・ジョーンズ」という少年は、世界中に煌びやかな夢の世界を遺し星になりました。
魅力的な仕草や歌声、発言ひとつひとつにデヴィッド・ボウイの想いが込められた作品ばかり。
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