ボブ・ディランは、1962年にデビューしたアメリカのミュージシャンです。「Blowin’ in the Wind」(和名:風に吹かれて)や「Like a Rolling Stone」などの楽曲は、後続のミュージシャンに多大な影響を与えています。2016年にはノーベル文学賞を受賞、2021年現在もツアー活動を中心に精力的に活動中です。今回は、そんなボブ・ディランの高価買取されるCDの特徴や、また実際に高価買取されているCDをご紹介します。
ボブ・ディランとは?
2枚目のアルバム「The Freewheelin’ Bob Dylan」に収録されている「Blowin’ in the Wind」(和名:風に吹かれて)は、ボブ・ディランを一躍有名にした曲と言われています。1960年代のアメリカ公民権運動の讃歌とも呼ばれているこの曲は、2021年現在も世界中の多くの人々から支持されています。フォークソングのシンガーとして一躍有名になったボブ・ディランですが、5枚目のアルバム「Bringing It All Back Home」ではエレクトリックサウンドを取り入れて大きな話題を呼びました。ボブ・ディランはフォークシンガーというイメージを抱いていたファンからは非難されてしまいますが、同時に新しいファンの獲得に成功します。
続く6枚目のアルバム「Highway 61 Revisited」ではキーボードサウンドも取り入れて、完全に自らの音楽を確立します。収録曲の「Like A Rolling Stone」はシングルとしてもリリースされ、大きなヒットになりました。6分という長い演奏時間と、反体制的な歌詞が特徴のこの曲は、後のロックミュージックにも大きな影響を与えることになります。1970年代になると「Blood on the Tracks」(和名:血の轍)、「Desire」(和名:欲望)などの人気作品を発表、1978年には初の来日公演を行いました。1988年からは「Never Ending Tour」と称したツアーを開催、2021年現在もこのツアーは継続中です。
高価買取されるボブ・ディランのCDの特徴は?
ボブ・ディランのCDでは、「ブートレッグ・シリーズ」が高価買取される傾向があります。「ブートレッグ・シリーズ」とは、未発表曲や貴重なライブ音源を収録したコンピレーションアルバムのことです。ブートレッグとは海賊版という意味ですが、これらはすべて公式から発表された作品になります。「ブートレッグ・シリーズ」は2021年現在第16弾まで発売されており、1960年代から2000年代までの貴重な音源を聴けるので、ファンから高い支持を得ているシリーズです。また、「ブートレッグ・シリーズ」の中には、「デラックス・エディション」と「通常版」の2種類が発売されているタイトルもあります。
「デラックス・エディション」とは、さらに貴重な音源が収録されたバージョンのことです。完全生産限定で追加生産されないので、発売から時間が経つほど入手が難しくなります。よって、「ブートレッグ・シリーズ」の中でも「通常版」より「デラックス・エディション」の方が高価買取の対象になりやすいのが特徴です。
ボブ・ディランの人気タイトル紹介
「トラブル・ノー・モア(ブートレッグ・シリーズ第13集~デラックス・エディション)/SICP31090」
1979年から1981年にかけて、ボブ・ディランは「Slow Train Coming」「Saved」「Shot of Love」のいわゆる「ゴスペル三部作」を発表します。このタイトルは、「ゴスペル三部作」を発表した時期の貴重な音源をまとめた作品です。当時のボブ・ディランをより深く知りたい人にうってつけのタイトルとなっています。
「テル・テイル・サインズ(スーパー・デラックス・エディション)/SICP1990」
ブートレッグ・シリーズの第8集として発売されたこちらのタイトルは、1989年から2006年の間の未発表音源や未発表ライブ音源を収録した作品となります。「Oh Mercy」から「Modern Times」までの時期ならではの大胆なアレンジが楽しめる名盤です。
「ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)(デラックス・エディション)/SICP30721」
1967年、ボブ・ディランはウッドストックにこもって大量のデモ音源を作成します。1975年に「The Basement Tapes」として発売されたこのときの音源は、ボブ・ディランの名作の1つとしてファンから高い支持を得ています。このタイトルは、そんな「The Basement Tapes」に収まりきらなかった未発表曲を大量に収録した作品です。
「アナザー・セルフ・ポートレイト(ブートレッグ・シリーズ第10集)(デラックス・エディション)/SICP30331」
1969年から1971年にかけての未発表音源が収録された作品です。「Self Portrait」発表時期の、創作意欲にあふれたボブ・ディランが楽しめる名盤です。
「【6CD】モア・ブラッド,モア・トラックス(デラックス版)/SICP31211」
1975年に発売された「Blood on the Tracks」(和名:血の轍)は、ボブ・ディランの数あるアルバムの中でも特に高い人気を誇ります。このタイトルは、1974年に「Blood on the Tracks」を録音するために行われたセッションを収録した作品です。名盤「Blood on the Tracks」に収録された名曲が出来上がっていく過程が楽しめるので、この時期のボブ・ディランが好きな人にはたまらない作品と言えるでしょう。
まとめ
「Never Ending Tour」を開催するなど、2021年現在も精力的に活動しているボブ・ディランは、まさにロックの生ける伝説です。「Like a Rolling Stone」に代表されるボブ・ディランの名曲は、これからも色あせる事はないでしょう。エコストアレコードCD買取センターでは、そんなボブ・ディランの名盤を高価買取しています。ご不要のボブ・ディランのCDがありましたら、ぜひこの機会に買取を検討してみてください。
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