ジャズの人気レーベル、ブルーノート(Blue Note)から発表された未発表アルバムLTシリーズをCD化した「BNLT999シリーズ」はご存知ですか?同シリーズは税込み999円というお手頃な価格で2012年にEMIミュージック・ジャパンによって全33タイトルがリリース。ジャズ好きなあなたも1枚、2枚は持っているのではないでしょうか。
そんなブルーノートのCD「BNLT999シリーズ」は買取でも改めて注目を集めています。ジャズが大好きで、同シリーズのCDを多数お持ちなあなたに買取をご案内します。
ジャズ好きなら知っておきたい、ブルーノートLTシリーズとは?
ジャズが好きな方、特にブルーノートが好きな方は知っておきたいこと。それは「LTシリーズ」と呼ばれる未発表作品シリーズについてです。ジャケットの左上に虹色のデザインが施されているため、海外のジャズファンの間ではレインボー・シリーズとも呼ばれています。同シリーズは、1979年から81年に渡ってレコード数十タイトルがリリースされました。
ブルーノートLTシリーズの特筆すべきポイント。それは演奏クオリティの素晴らしさです。お蔵入りになった音源とはいえ、ジャズの名門ブルーノートに吹きこまれた作品なだけあり、優れていないものなど決してありません。録音された時こそレーベルの資金不足等を理由に未発売に終わりましたが、時代に埋もれていた悲運の作品がこうしてようやく世に解き放たれたのです。
そんな「BNLT999シリーズ」こそ、レコードでのみ発売されていた貴重な音源が遂にCD化されたファン念願の企画でした。発売時税込み999円という手を伸ばしやすい価格であることから、コアなブルーノート愛好家のみならずジャズを聴いてみたいファンもCDを購入しました。数年経過した今でも需要は依然として高く、限定盤として発売されたことから希少性もあり、買取では比較的高い値が付きやすいCD商品でもあるのです。
ブルーノート「BNLT999シリーズ」にはこんな作品が
CD作品、「BNLT999シリーズ」は全33タイトルが発売。それまで輸入盤CDはあれど、国内盤としては初のCD化となった作品も多数ありました。同シリーズの魅力は、お蔵入りセッションが遂にCDでも日の目を見たということ以外にも。
まず注目すべきは、そのアートワーク。古いジャズには似つかわしくない、何とも近代芸術的な写真が採用されています。海外でCD化がなされたそれまでのBNLTシリーズ作品は、録音当時のスタジオでのアーティスト写真を用いた、言うなれば”ブルーノートらしい”アートワーク。しかし、同CDシリーズではレコードでの発売時に使用されたアートワークを踏襲。つまり、当時アメリカ盤レコードでリリースされた際の印象的なジャケット写真がそのまま使用されているわけです。約30cm四方のレコードジャケットが手のひらに乗る、可愛らしくもオリジナルに忠実なデザインでの発売となったのです。
※LTシリーズのアメリカ盤レコード
また、中にはアメリカ盤レコードには未収録だった別テイクを収録したタイトルも。当時未発売に終わっていた音源の更に未発表テイクということで、ブルーノート・ファンのコレクター魂を刺激する素晴らしい企画となりました。もう一つは付属する解説書。元々ジャケット裏面に載っていた英語でのライナーノーツが翻訳され、4ページにも渡るインサートが付いています。録音時の背景を知ることができるドラマチックな解説が日本語でも読めるのです。
ここで、「BNLT999シリーズ」から作品を5つピックアップします。
デクスター・ゴードン / クラブハウス(型番:TOCJ-50273)
1965年録音、国内初CD化作品。
ゴードンの名作として名高い『ゲッティン・アラウンド』からメンバーひとりが入れ替わり、同作録音の前日に吹きこまれたという一枚。当時40歳も過ぎ、既にベテランの域に達した彼の余裕に満ちたテナーサックスの演奏が聴きどころ。レコードだけでなく、CDでも同様に高い注目を集めるアルバムです。
ラリー・ヤング / マザー・シップ(型番:TOCJ-50286)
1969年録音、国内初CD化作品。
1980年にやっと発売となった、オルガン奏者ラリー・ヤングのお蔵入りアルバム。彼がブルーノートから発表したそれまでの5枚のリーダー作と比較すると、最も新しい時期のレコーディング。リー・モーガン(tp)も参加し、世に出なかった理由が見当たらないほど生き生きとした演奏を披露する作品です。
ウェイン・ショーター / エトセトラ(型番:TOCJ-50292)
1965年録音、国内初CD化作品。
共に新主流派と呼ばれ、同じ時代に大活躍した盟友ハービー・ハンコック(p)のサポートを得たショーターによる作品。彼らの卓越した才能が存分に発揮された名演は霞むことなく、新たなファンをも魅了し続けています。
リー・モーガン / トム・キャット(型番:TOCJ-50294)
1964年録音、国内初CD化作品。
参加ミュージシャンはモーガンのほか、ジャッキー・マクリーン(as)、カーティス・フラー(tb)、マッコイ・タイナー(p)、ボブ・クランショウ(b)、そしてアート・ブレイキー(ds)というから内容も悪かろうはずがありません。疾走感溢れる演奏の「トワイス・アラウンド」など、思わず目も覚めるキレの鋭い楽曲を収録しています。
アート・ブレイキー / アフリケイン(型番:TOCJ-50299)
1959年録音、国内初CD化作品。
本作の録音から1年後である60年発表作『ザ・ビッグ・ビート』でも再演された曲「レスター・レフト・タウン」など収録。リーダー作が数少ない、ジャマイカ出身の幻のトランペット奏者ディジー・リースが2曲にコンガ演奏で参加したアルバムです。
ブルーノートのCD「BNLT999シリーズ」はエコストアレコードが買い取ります
「ブルーノートが好きで、BNLT999シリーズのCDを買ったけれど今はもう聴くこともなくなった」、「買い揃えて枚数も多くあるだけに処分に困っている。捨ててしまうのは気が引ける」。そんなお悩みはありませんか?ジャズのCDを処分したい、だけど思い入れがある大切なものは廃棄はしたくない、というあなたにはエコストアレコードの買取がお勧めです。
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発売から年月が経った今もなお人気がある「BNLT999シリーズ」のCD。果たしていつ売るべきなのか。その答えは、「今こそベストタイミング」というほかありません。手軽な方法で、高額での買取ができ、安心して任せられるエコストアレコードへ売却してみませんか?ジャズに詳しいお客様も、そうでないお客様も、どなたにも分かりやすい丁寧な買取サービスが当店の自慢です。「エコストアレコードを選んで良かった」。そう思っていただけるよう、スタッフ一同心を込めて査定いたします。CDの買取、まずは電話かメールでのご相談から始めましょう。
文:福田俊一(Ecostore Records)
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