TOTO(トト)はAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)と呼ばれる、大人向けロックの代表的なバンドです。往年の音楽ファンにはなじみが深く、「ロザーナ」「アフリカ」といった楽曲は日本でも人気になりました。21世紀に入っても彼らの作品は買取市場で注目されています。この記事では、TOTOで高価買取されているCDの特徴やタイトルを紹介します。
スタジオミュージシャンたちによる技巧派バンド!TOTOの来歴と音楽性
TOTOは敏腕スタジオミュージシャンだったデヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロを中心として、1976年に結成されました。TOTOはロックバンドの体裁をとっていたものの、粗削りな演奏ではなく技巧的な音楽を目指していました。そのため、ふだんロックを聴かない若者以外の層にも浸透していきます。こうした音楽性は当時AORと呼ばれ、ヒットチャートをにぎわしていました。TOTOもAORブームに乗って、1980年代に黄金期を迎えます。
TOTOの音楽的な特徴は、細部までこだわったスタジオワークです。サウンドは隅々まで計算されており、美しいメロディーを引き立てていました。また、特定のボーカリストが所属しておらず、楽曲によってふさわしいメンバーが歌を入れていました。このように、TOTOは反体制的なロックカルチャーの申し子というよりも、完成度の高い音楽を追及していた集団だったといえます。
80年代後半になるとAORブームは少しずつ下火になり、TOTOの人気も衰え始めました。さらに、バンドの土台だったドラムのジェフ・ポーカロが脱退すると、セールスも伸び悩んでいきます。ついに2008年、バンドは活動休止を発表しました。しかし、難病を患ったマイク・ポーカロのために2010年、メンバーたちは再結集してヨーロッパツアーを行います。それ以降もコンサートや音源制作を続けてきました。以前のような人気はなくなったものの、確かな技術に裏打ちされた楽曲の数々は安定して評価されています。TOTOのCDを長く愛聴しているファンも多く、買取市場での価値は決して低くないのです。
TOTOのCDが高価買取されるポイント!注目作品の特徴を紹介
演奏からレコーディングにいたるまで、TOTOは厳格なプロ意識によって作品を作り上げてきました。彼らの魅力を十分に堪能できるのはやはりスタジオアルバムです。買取市場では、TOTOの黄金期といえる70年代、80年代のアルバムが高値で取引されています。また、TOTOに詳しくなくても、シングル曲を耳にしたことがある人は少なくありません。こうした層が好んで購入するベスト盤も買取市場ではトレンドのひとつです。TOTOはベスト盤やボックスセットを数多く発売してきているので、自宅にあるなら試しに買取価格を調べてみるのがおすすめです。
どれが高価買取されている?TOTOのCDの人気タイトル5選
ここからは、TOTOのCDから高価買取されやすいタイトルを5枚、挙げていきます。
「Toto/35317」
1978年にリリースされた、TOTOのデビューアルバムです。すでにキャッチ―なメロディーラインや精密なサウンドプロダクションといった、バンドの魅力は確立しています。ヒットシングル「ホールド・ザ・ライン」も収録されており、ファン人気も低くありません。買取専門店での査定には期待できるでしょう。
「Toto IV<限定盤>/CANDY274」
人気絶頂期の1982年に発表された4枚目のアルバムの輸入盤です。「ロザーナ」や「アフリカ」はアンセム曲となり、時代を超えて聴き継がれています。グラミー賞ではレコード・オブ・ザ・イヤーとアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど、世界的な絶賛を浴びた作品でもあります。バンドの金字塔だけに、現代でも需要は絶えません。中古市場において高値で取引されています。
「ザ・セブンス・ワン?第7の剣?/SRCS-6490」
1988年のアルバムで、「Toto IV」を踏襲したAOR路線が貫かれています。ファンが求めるTOTOサウンドとして評価され、高いセールスを記録しました。音楽的にも充実しており、多彩なゲストが楽曲の振れ幅を生み出しています。一方で、中心メンバーだったスティーヴ・ポーカロが脱退し、本作から客演扱いとなりました。TOTOのキャリアの転換期を象徴しているCDとして、中古市場でも存在感を放っています。
「グレイテスト・ヒッツ/CSCS-5220」
1990年のベストアルバムで、最初期から80年代までの代表曲があますところなく収録されています。TOTOは数多くのベスト盤を発表しているものの、黄金期の有名ナンバーだけで構成されている本作は入門編としてもぴったりです。買取専門店でも人気があり、高額査定も可能です。
「All In – The CDs<完全生産限定盤>/19075820452」
CD13枚組のボックスセットで、TOTOの2019年までのキャリアが総括されています。スタジオアルバム10枚と未発表音源が収録されており、決定版といえるコレクターズアイテムです。音源のリマスターを、TOTOの右腕だったエンジニア、エリオット・シャイナーが担当したことでも話題を呼びました。すでにオリジナルアルバムを持っているファンからも需要があり、高価買取が行われています。
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長いキャリアの中でTOTOは価値あるアイテムをたくさん残してきました。もしもこれらのCDを売るなら、正当に査定を行ってほしいところでしょう。エコストアCD買取センターには豊富な買取実績があり、ロックやAORなどのジャンルにも精通しています。十分な知識を備えたスタッフが査定を担当しているので、ぜひ気軽に買取をご相談ください。
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