チョン・キョンファは韓国の天才バイオリニストです。2歳の頃から、誰に教わることもなく音楽の才能を発揮していました。両親ともに日本への留学経験があるなど日本とも縁が深く、日本にも多くのファンを持っています。チョン・キョンファとチョン・キョンファの高価買取されているクラシックのCDの特徴、具体的なタイトルをご紹介します。
チョン・キョンファとは?
チョン・キョンファは1948年に韓国のソウルで生まれました。子供のころから優れたリズム感を持ち、チェリストになった姉と一緒に習い始めたバイオリンでは8か月でコンクールに入賞しました。1960年には文化使節団の一員として来日し、その才能で日本の音楽評論家を驚嘆させ、雑誌に3ページに及ぶ記事を書かせています。同年チョン・キョンファは12歳でアメリカのジュリアード音楽院に入学しました。1967年には19歳で、エドガー・レヴェントリット国際コンクールでの優勝を勝ち取ります。
10代の頃はジュリアード音楽院の師の助言に従って演奏活動をセーブしていたチョン・キョンファでしたが、1970年にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開かれた慈善コンサートでチャイコフスキーの協奏曲を演奏し絶賛されて、イギリスのデッカ・レコードと契約しました。同年にロンドン交響楽団との共演でヨーロッパ・デビューしたのを皮切りに、世界各地で一流のオーケストラの演奏会に共演し、年に100回以上の公演を果たしています。リサイタルではルプー、ツィメルマンなどのピアニストとも共演しました。姉でチェリストのチョン・ミョンファ、弟で指揮者兼ピアニストのチョン・ミョンフンと結成したチョン・トリオとしては、レコーディングだけでなく演奏会や麻薬撲滅の親善大使としての活動もあります。
私生活では、1984年にイギリス人の実業家と結婚して2人の子供を設けています。1994年にはラトル指揮で録音したバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番とラプソディーが、グラモフォン・アワードを受賞しました。韓国政府からは文化勲章を授与され、1995年には「アジア・ウィーク」が選んだ「偉大なアジアの20人」に選出されるなど多くの名誉にも浴しています。2004年には日本と韓国でチョン・トリオ公演を成功させましたが、2005年にキーロフ劇場管弦楽団の韓国公演中に指のケガで降板し2011年まで長期療養を強いられます。しかし6年間のブランクのあとの演奏活動再開のステージでは、満員の観客から拍手喝采で迎え入れられました。
2013年と2015年、2017年には来日公演を行い、2016年には「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」をリリースしています。2018年6月に行われた東京オペラシティでの70歳の記念演奏会は、ケガで演奏できなかった時期の音楽との向き合い方を語った珠玉の言葉とともにNHKでも放送されました。同年10月には東京フィルハーモニー交響楽団の名誉音楽監督で弟のチョン・ミョンフンと共演し、ブラームスのバイオリン協奏曲を演奏しています。2021年2月には韓国のLPレコードのレーベルAnalogphonicから、ピアニストのラドゥ・ルプーとの共演でフランクとドビュッシーを演奏したバイオリン・ソナタ集がリリースされました。
高価買取されるチョン・キョンファのCDの特徴について
高価買取されるチョン・キョンファのCDには、1970年のチョン・キョンファのデビュー音源が収録されたものがあります。フォーマットを変えて数種類発売されていますが、どの盤も高値で買取されています。シベリウスとチャイコフスキーの曲が収録されており、特にチャイコフスキーの演奏が絶賛されています。発売は比較的新しいのに、高価買取されているという特徴があります。またチョン・キョンファは何度も日本での公演を行っていますが1998年に行われた東京公演は特にすばらしく、イタリアのピアニスト、ポリーニをはじめ当日足を運んでいた多くの音楽関係者から激賞されています。音のかすれまで、臨場感も抜群で人気となっています。
高価買取されるチョン・キョンファのタイトル紹介
チョン・キョンファの、高価買取されているCDのタイトルをご紹介します。
「チョン・キョンファ アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 / チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」初回生産限定盤型番UCGD-9507発売日2018/12/12
1970年6月にロンドンで収録された、チョン・キョンファのデビュー音源をCD化したものの1枚です。ピアノはレ・プレヴィンです。チョン・キョンファは当時22歳でした。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調の演奏では、チョン・キョンファの情熱的な演奏を堪能できます。
「衝撃の東京ライヴ第1夜(1998年4月26日)」型番KKC-4009発売日2013/11/20
「衝撃の東京ライヴ第2夜~1998年4月28日」型番KKC-4011発売日2013/11/20
1998年4月にサントリー・ホールで収録された、ライブ史上最高の演奏と評される音源です。ライブの1夜と2夜が別々に発売されているのが特徴ですが、どちらのCDも高値で買取されています。2夜では3拍子の舞曲シャコンヌの代名詞といわれる、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調が異彩を放っています。
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韓国出身のバイオリニスト、チョン・キョンファの演奏は世界中にファンを持ち、日本でも例外ではありません。チョン・キョンファのCDは、リリースが新しくても高価買取される可能性があります。チョン・キョンファのCDを手放すなら、ぜひエコストアレコードCD買取センターをご利用ください。多くの経験と実績を持つスタッフが、お客様をお待ちしております。
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