ルー・リード(Lou Reed)は、アメリカNYブルックリン出身のミュージシャンです。後のパンクロックやオルタナティヴロックに大きな影響を与え、20世紀以降における最重要アーティストの1人として音楽界の歴史に大きな足跡を残しました。2013年に惜しまれて死去しましたが、2015年にはロックの殿堂入りを果たしています。今回は、そんなルー・リードの実際に買取されているCDの特徴をご紹介しましょう。
ルー・リードとは?
ルー・リードは、挑戦的かつポップな音楽性と、陰翳と知性に富むヴォーカル、人間の暗部を深く鋭く見つめる独特の詩世界で、パンクロックやオルタナティヴロックに大きな影響を与えたミュージシャンです。1967年にアンディ・ウォーホルのプロデュースによるロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのメンバーとしてデビューしました。商業的に成功したとはいえませんが、3万枚のセールスだったデビューアルバムは、「購入者全員がバンドを始めた」と語られるほど多くのミュージシャンに影響を与えています。オルタナティヴロックを生み出したのが、ルー・リード在籍時のヴェルヴェット・アンダーグラウンドの活動だったといわれるほどです。
ルー・リードはその後ソロとなり、1972年に『ロックの幻想』でデビューして、『トランスフォーマー』、『ベルリン』など、ロック史に残る名盤を数多く発表しています。ロック、フォーク、ソウルなどのポピュラー音楽を源流に持ちながら、時代やアルバムごとにパートナーを一新して特色を打ち出してきました。時流に歩み寄ることも、我流を貫くことも自由自在で、どんな挑戦的な作品であってもポピュラーなロックサウンドとして成立させる手腕を持つルー・リード。彼の音楽性を貫くのは、独特の詩世界やヴォーカル、独創的なギター・プレイなどの強烈な個性だといえるでしょう。
自身の詩作を大切にし、時に偏屈とも言えるこだわりを堅持し続けたルー・リードの姿勢と音楽性は、ファンだけでなく、音楽評論家や他のミュージシャンからも広く賞賛と支持を集めました。惜しくも2013年に亡くなりましたが、デビューから半世紀以上が経った令和の現在もなお、ロックの歴史に大きな足跡を残し、聴き継がれています。
買取されているルー・リードのCDの特徴について
ルー・リードのCDで買取されるものの特徴は、まず「アルバムボックス」だということです。アルバムごとに特色があるルー・リードの作品を、幅広く堪能できるコンプリートボックスやコレクションボックスは、ファンならぜひ手に入れたい品のため、需要が高いといえます。ポスターやオリジナルブックレット等の特典が付いていることもあり、付属品がすべてそろっていれば、ファンだけでなくコレクターにとっても価値が高いため、買取価格がアップしやすいでしょう。
また、ライヴ音源・映像のCDやDVDなどが追加されたデラックスエディションや、特別な紙ジャケット仕様の初回出荷限定盤などは、流通量が少なく希少価値があるため、買取価格も高くなる傾向があります。本国で発売された作品の輸入盤も、日本国内での流通量が少ないため希少性があります。
ルー・リードのタイトル紹介
「THE RCA & ARISTA ALBUM COLLECTION[輸入盤] / (型番:カタログNo.)88843038032」
黄金期といえる1972年から1986年のRCA・アリスタ時代に録音したアルバム16作品のCD17枚を、ルー・リード本人監修のもと新たにリマスターしたボックスセットです。12インチ(約30cm)サイズの豪華仕様の収納ボックス、80ページのハードカバーブックレットに、レアなRCAのプロモーション用ポスターなどの豪華な特典がついています。亡くなる直前に本人が完成させた生前最後のプロジェクトで、ルー・リードの音楽性を堪能するのに最適のコレクションボックスです。
「NEW YORK(デラックス・エディション)[DVD付完全限定生産盤] / WPZR-30893」
1989年発表作品の初リマスター音源を収録したオリジナルアルバムに加え、ライヴ音源や貴重なデモ音源、以前VHSでリリースされたモントリオールでのライヴ映像作品を収めた、豪華3CD+1DVD+2LPの合計6枚からなるデラックスエディションです。特典として、リリース当時のデザインを模したプロモーション用B2サイズポスターと、輸入盤国内仕様として、ライナーノーツの完全対訳がついています。当時のルー・リードの世界が甦ってくる豪華ボックスです。
「The Sire Years:Complete Albums BOX[輸入盤] / (型番:カタログNo.)081227951986」
キャリア後半にあたるSIRE時代の8作品CD10枚をまとめた、紙ジャケット仕様の豪華ボックスです。1989年の『NEW YORK』から2004年の『ANIMAL SERENADE』まで、様々な表現形式に挑戦し続けたルー・リードの姿と、それぞれに特色ある作品の魅力を一度に味わうことができます。
「アメリカン・ポエト~デラックス・エディション / MSIG-1118」
長らく廃盤で入手困難だったライヴアルバム『アメリカン・ポエト』を、CD2枚組デラックスエディションとして再発売した作品です。詳細な英文解説の対訳も付いています。リマスターされた『アメリカン・ポエト』収録の1972年のライヴは、ラジオ放送用録音のため音質も良好で、初出音源となる1973年のライヴは、適度な歓声も入って臨場感があり、当時のルー・リードを追体験できる特別な名盤といえるでしょう。
「ライヴ・イン・イタリー[初回出荷限定盤] / BVCM-37752」
1983年のライヴ音源を収録した、紙ジャケット仕様の限定盤です。ソロになったルー・リードのキャリア中で最強といわれる、シンプルな4人編成のバンドで行われたパワフルな演奏で、初期の名曲と当時最新のナンバーを展開しています。ファンの中でも深く愛されている1枚です。
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