伝説のバンド「エイプリル・フール」にも参加していた小坂忠は、ソロとしても名盤と言われる数々の作品を世に送り出してきました。1970年代から活動している小坂忠ですが、多くのアルバムがCD化されています。時代を超えて多くの人の心を掴んでいる小坂忠の作品を、買取に出そうか検討している人がいるかもしれません。この記事では、小坂忠のどのCDが買取市場で人気になっているのか紹介していきます。
小坂忠はどのような人物?
小坂忠は、1948年生まれ東京都練馬区出身のシンガーソングライターです。1966年に「ザ・フローラル」というロックバンドを結成し、オーディションに合格した小坂忠は1968年にメジャーデビューを果たします。ザ・フローラルとしてシングルCDを2枚発表しますが、その後解散してしまいました。1969年には新しいバンド「エイプリル・フール」を結成。小坂忠、松本隆、細野晴臣、柳田ヒロという豪華なメンバーで結成されたエイプリル・フールは、伝説的なバンドとして語り継がれています。
エイプリル・フール解散後、1971年に日本コロムビアのマッシュルーム・レーベルからソロデビューを果たします。ソロデビュー後はCM音楽の制作や子供番組の作曲など、シンガーソングライター、作曲家、ゴスペルシンガーなど様々な形で活躍を続けます。日本人離れしたソウルフルな歌声を持つ小坂忠は、著名なアーティストからも支持を集め、アーティストとして順風満帆な生活を送りますが、2017年に大腸癌と胃癌が見つかります。癌と戦いながら音楽活動を続けていましたが2022年に死去、73歳でこの世を去ってしまったのです。
小坂忠は人気がある?買取市場で人気になっているCDの特徴
1970年代から長きに渡って音楽活動を続けていた小坂忠は、15枚のオリジナルアルバム、3枚のライブアルバム、2枚のカバーアルバム、3枚のベストアルバムを発売しています。シングルに関しては、CDとして発売されているのは「夢を聞かせて」の1枚のみです。日本コロムビア在籍時代に発表したデビューアルバムから4thアルバムは特に高い評価を得ているということで、中古市場でも人気になっています。小坂忠の圧倒的な声量と表現力を存分に味わえる、ライブアルバムはどれも安定した需要があります。
買取市場で需要が高いアルバムは?人気がある小坂忠のCDを紹介
ありがとう ALCA-9179
ありがとうは、小坂忠の記念すべきソロデビューアルバムです。ミッキー・カーチスプロデュース、細野晴臣全面協力という豪華な制作陣によって作られた本作品は、小坂忠の名盤として知られています。小坂忠がボーカルとギターを担当し、ベースには細野晴臣、ドラムに松本隆、キーボードに大野克夫という非常に豪華な演奏陣です。小坂忠の初期の代表作ということで、買取市場での需要も高くなっています。
もっともっと ALCA-32
もっともっとは1972年に発表され1990年にCD化された、小坂忠の2ndアルバムです。小坂忠&Four Joe Halfという名義で発売されたアルバムで、デビューアルバムに負けない豪華な演奏陣によってレコーディングされています。駒沢裕城によるウエストコースト風のスティールギター、林立夫の繊細なドラム、曲の雰囲気を壊さず軸を支える松任谷正隆のピアノ、どれも一級品です。小坂忠の味わいのある深い歌声を存分に楽しめる作品になっています。名曲として知られる「機関車」も本アルバムに収録されています。
はずかしそうに ALCA-9181
1973年に発表された小坂忠の3rdアルバムを、CD化した作品です。2ndアルバムまでとは違い、ポップ路線に寄せた作風となっていて、小坂忠の新たな一面を垣間見ることができます。ソウルフルな女性のコーラスを取り入れた曲や、ストリングスをフィーチャーした曲など、シティポップスの雰囲気を感じさせる曲も収録されています。CDとして購入できる作品としては、日本コロムビア時代最後の作品ということもあり、中古市場での需要は高いです。
CHEW KOSAKA SINGS SWAX-705
デビューアルバムをプロデュースしたミッキー・カーチスと再びタッグを組み、制作された5枚目のアルバムです。日本コロムビアを出て、トリオレコードに移籍し発売された1作目の作品となっています。トリオレコード時代の名盤としても知られるアルバムで、CD化される際にボーナスディスクを加えた2枚組で発売されました。かまやつひろしをゲストに迎えた曲「からす」、プア・マイ・オーレイをゲストに迎えた「ハワイアン・ララバイ」などの名曲を聞くことができます。坂本龍一や高橋幸宏など豪華ゲストが参加した、秘蔵ライブの音源も収録されているということで、中古市場でも大人気のアルバムです。
モーニング SWAX-707
小坂忠の作品の中でも、シティポップの名盤として高い評価を得たアルバムです。細野晴臣を中心メンバーとするティンパン・アレーが全面協力し、鈴木茂や松本隆など多くの人達が制作に参加しています。人気ドラマの主題歌や挿入歌、初音源化となったCMソングなどをボーナスディスクに収録した、非常に豪華な作品となっています。
小坂忠のCDの買取はエコストアレコードへ
惜しくも2022年に亡くなった小坂忠は、根強い人気を誇るシンガーソングライターです。どのアルバムも豪華制作陣によって作られたものばかりで、音楽性の高さが評価されています。そんな小坂忠のCDの買取は、エコストアレコードにお任せください。店頭買取だけではなく、出張買取や宅配買取のサービスもご用意しています。不要なCDを手軽に売ることができますので、ぜひ一度お問い合わせください。
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