デビューして瞬く間にヒップホップ界の頂点に君臨したナズ(Nas)。そんなナズは1994年にデビュー・アルバムを発表して以降、数々の傑作を世に送り出してきました。彼のリリカルな作品は全米をはじめ、世界中で受け入れられてきました。今回はそんなナズのCDについて取り上げます。ナズのCDが買取市場でどれほど需要があるかや、人気作品の特徴を詳しく解説していきます。
ナズの経歴とは?音楽性やその魅力とは?
ナズ(Nas、本名:Nasir bin Olu Dara Jones)は1973年アメリカニューヨーク市のブルックリン区に生まれました。父のオル・ダラはジャズ・ミュージシャンで、あのマイルス・デイヴィスに称賛されるほどの腕前です。そんな音楽性豊かな家庭に育ったナズは楽器を学びつつ、ヒップホップの音楽に傾倒してライムを書いていました。学校を退学後もニューヨークでDJを続けている内にナズの実力が知れ渡り、音楽プロデューサーであるラージ・プロフェッサーと出会います。彼のつてでスタジオに足を運び、音楽活動を本格化させます。そして1994年にデビュー・アルバム「イルマティック」を発表します。
当時のアメリカのヒップホップは東海岸(ニューヨーク)よりも西海岸(ロサンゼルス)が主流でした。その主流を引き戻そうと、「イルマティック」では東海岸の名だたるプロデューサーが参加し、陽気なライムが特徴の西海岸に対して叙情的なライムで対抗していきました。その結果「イルマティック」は各地で絶賛され、ナズは一躍時の人になります。そしてセカンド・アルバム「イット・ワズ・リトゥン」は全米でチャート1位を獲得。これによりナズはヒップホップ界の頂点に君臨しますが、他のラッパーとの抗争が激しくなります。特にジェイ・Zとは2005年まで確執が続きました。
その後もアルバム「スティルマティック」や「アンタイトル」など、発表する作品はどれもスマッシュヒット。2018年にはカニエ・ウェストとコラボして話題になりました。2021年にもアルバムを2枚リリースするなど、今なお精力的に活動するナズ。ヒップホップ界レジェンドの今後の活躍に目が離せません。
ナズの人気CDの特徴!買取市場を賑わせている作品とは?
1994年にデビューしたナズは、2021年までに14枚のスタジオ・アルバムを発表しています。どの作品も幅広い世代に受け入れられていますが、特にデビュー作「イルマティック」はファン並びに業界からも称賛され、すでにクラシック扱いされている名盤です。後に豪華特典が付いた「イルマティック・ゴールドエディション」と共に買取市場を賑わせています。またセカンド・アルバム「イット・ワズ・リトゥン」や天才ラッパージェイ・Zとの抗争が話題になった「スティルマティック」も人気を博しています。
ナズの人気作品を紹介
イルマティック(Illmatic)
1994年発表のデビュー・アルバム。叙情的なラップ・洗練されたトラックに加えて、DJ・プレミア、ラージ・プロフェッサー、ピート・ロック、Qティップなど、当時のニューヨークの名プロデューサーも参加しています。発売して30年も経たないうちにヒップホップ史上最高のアルバムと言われ、神格化されています。
イット・ワズ・リトゥン(It Was Written)
1996年発表のセカンド・アルバム。ナズの作品の中で最も売れたCDで、ナズによれば「イルマティック」よりも大事にしている作品だそうです。先行カットされて大ヒットしたシングル「ストリート・ドリームス」をはじめ、ややポップスよりになった曲の数々はどれも傑作に仕上がっています。
アイ・アム(I Am…)
1999年発表のサード・アルバム。全米で200万枚以上売り上げ、ナズのヒップホップ界の地位を確固たるものにしました。ナズの織りなすライムは、ヒップホップにありがちな暴力礼賛ではなく、貧困・犯罪・暴力の根源を真面目に問うものです。「アイ・アム」に収録されている曲は、ナズのそのような一貫した姿勢が垣間見えることでしょう。
スティルマティック(Stillmatic)
2001年発表のフィフス・アルバム。アルバム名「スティルマティック」という名前からも分かるように、原点に戻った作品です。当時のナズはジェイ・Zをはじめとする他のラッパーと抗争を激化していました。この作品は彼らをディスる曲が収録されていますが、気迫と緊張感に溢れ、説得力を持つ作品に仕上がっています。
イルマティック・ゴールドエディション(Illmatic Deluxe “Gold Edition”)
デビュー・アルバム「イルマティック」のプレミアムボックスセットです。チェリーウッドのトロフィーボックスには、リマスタリングされた24金ゴールドディスク、ライナーノーツ・写真・ジャケットアートワークが収録された48ページのハードカバーブック、デビュー当時のプロモーションポスターなどが収納されています。ファンにはたまらない逸品です。
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