サルヴァトーレ・アッカルド(Salvatore Accardo)は世界的に有名なヴァイオリニストです。そして、数多くのCDを世に出しています。その中には、希少性の高い、貴重なCDもあります。ただ、あまり詳しくない人にとっては、アッカルドのCDにどれくらいの価値があるのか中々わからないのではないでしょうか。そこで、エコストアレコードが、サルヴァトーレ・アッカルドについて紹介していきます。
世界的に活躍したヴァイオリニストのサルヴァトーレ・アッカルド
サルヴァトーレ・アッカルドは、1941年、イタリアのトリノで生まれたヴァイオリニストです。子供の頃から高い音楽の才能を発揮し、イタリアで最高の音楽院とされるサン・ピエトロ音楽院で、本格的に音楽を学びます。そして、13歳という若さで独奏会を開き、天性の才能を周囲に知らしめました。若くして才能が開花したアッカルドは、1955年のヴィオッティ国際音楽コンクール、1956年のジュネーヴ国際音楽コンクールなど、数多くのコンクールで高い成績を収めます。そして、1958年には、17才でパガニーニ国際コンクールで1位となりました。
数多くのコンクールで高い成績を収め、知名度が高まったアッカルドは、世界を股にかけて活動することになります。そして、イタリアの伝統あるイ・ムジチ合奏団では、重要な役職であるコンサートマスターとなりました。さらに、演奏だけではなく、音楽アカデミーや弦楽祭の設立にも携わり、後生の育成にも力を入れています。2004年からは、イタリアシエナにあるキジアーナ音楽院で、教師として活動しています。
アッカルドの演奏は、明るさが特徴です。そして、高度なテクニックをベースに、歌うような演奏を行います。その技術を用いて、著名な作曲家の協奏曲を数多く演奏しました。中でも、パガニーニとの繋がりが深く、パガニーニ国際コンクールで優勝した際には、パガニーニの再来という評価をされました。アッカルド本人も、パガニーニの楽曲には強い思い入れがあり、何度も録音を繰り返しています。また、1989年に制作された映画「パガニーニ」では、アッカルドが演奏と指揮を担当しました。
サルヴァトーレ・アッカルドの代表的なCD
アッカルド・プレイズ・パガニーニ(4798668)
アッカルドは、パガニーニの楽曲を演奏するヴァイオリニストとして、世界的に高い評価を得ています。その、アッカルドが演奏するパガニーニの曲を集めてあるのが、このCDセットです。全6枚のCDに、パガニーニの主要な楽曲がひと通り収録されています。その中には、アッカルドがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、音の魔術師と呼ばれるシャルル・デュトワが指揮を担当した楽曲も含まれます。そして、いずれの楽曲も、リマスタリングによって高音質となっています。さらに、ライナーノーツとスリーブケースが付属します。そのため、アッカルドが演奏するパガニーニの楽曲を、コレクションとして手元に置いておきたいと考えるファンからの需要があります。
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集(TOCE-55304)
アッカルドが演奏した、パガニーニの協奏曲が収録されているCDセットです。シャルル・デュトワが指揮したものとは異なる、アッカルド独自のアレンジが加えられているのが特徴です。そのため、パガニーニの楽曲に対する、アッカルドの熱意を感じたいというファンからの人気があるCDです。また、パガニーニの協奏曲の中でも演奏される機会が比較的少ない、第0番と第4番を、アッカルドの演奏で聴けるという魅力もあります。
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲全集(POCG-3542)
アッカルドが演奏したパガニーニの協奏曲が集められたCDですが、1974年と1975年の演奏が収録されているのが特徴です。アッカルドの全盛期とされることも多い、1970年代の演奏を聴けるCDです。そして、パガニーニのヴァイオリン協奏曲の、第1番から第6番までが収録されています。このCDはすでに廃盤となっているため、希少性が高いです。
ロッシーニ:6つの弦楽のためのソナタ(PHCP-24024)(PHCP-24025)
ロッシーニの作曲したソナタを収録してあるCDです。すでに廃盤となっていて、希少性が高いです。そして、このCDには、プラスチックケースに入ったものとは別に、初期の紙パッケージ版が存在します。その紙パッケージ版は、数が非常に少ないです。その上、デリケートな紙ということで、パッケージが良質な状態で残っているものはそう多くありません。よって、数あるアッカルドのCDの中でも、トップクラスの希少性があります。
サルヴァトーレ・アッカルドのCDの買取価格を下げないためには?
サルヴァトーレ・アッカルドのCDは、複数枚がセットになっているものがほとんどです。買取の際には、そのCDがひと通り揃っていることが大切です。もし、CDが不足していると、減額される可能性が高いので要注意です。また、コレクションアイテムとして、ライナーノーツのような付属品があるCDも多いです。その付属品も、揃っていれば買取へと繋がるでしょう。
サルヴァトーレ・アッカルドのCD買取はエコストアレコードへ
サルヴァトーレ・アッカルドのCDは、クラシックファンからの需要があります。手元にアッカルドのCDがある場合は、買取依頼をすることを考えてみましょう。そして、正確な査定ができるところを選んで、依頼をすることが大切です。買取を利用する場合には、正しい知識によって、適正価格での買取ができる、エコストアレコードにお任せください。
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