オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)は、アメリカ合衆国出身のサザンロックバンドです。1969年に『オールマン・ブラザーズ・バンド』でデビューし、1995年には『ロックの殿堂』入りを果たしました。ライヴ活動は2014年を最後に行われていませんが、令和4年の現在もサザンロックの歴史に名を残す偉大な存在です。そんなオールマン・ブラザーズ・バンドの実際に買取されるCDの特徴をご紹介します。
オールマン・ブラザーズ・バンドとは?
デュアンとグレッグのオールマン兄弟を中心に結成されたオールマン・ブラザーズ・バンドは、サザンロックの代表的バンドとして広く知られています。南部魂あふれる泥臭さ、ラフで豪快で、ゆったり大きくのれる心地良いテンションといったサザンロックの特徴を、まさに体現するバンドです。1969年にデビューした当初はブルースロック色の強いサウンドでしたが、カントリーロックを取り入れた時期を経て、サザンロックのスタイルを確立していきます。
オールマン・ブラザーズ・バンドをロック界を代表するバンドに押し上げたのは、1971年3月の2日間4公演に渡る、ニューヨークのフィルモア・イーストでのライヴです。このライヴは『フィルモア・イースト・ライヴ』というアルバムに収められ、現在でも、ライヴアルバムの名作中の名作と賞される作品となっているほどです。しかし、音楽的な成功直後の1971年10月に中心メンバーのデュアン・オールマンがバイク事故により亡くなり、1972年にはベースのベリー・オークリーまでバイク事故で失ってしまいます。
メンバーを失う悲劇を乗り越えて、活動を継続することを選んだオールマン・ブラザーズ・バンド。その後の1973年にリリースしたアルバム『ブラザーズ&シスターズ』は、ビルボード全米アルバムチャートNo.1の大ヒットを記録し、シングルカットされた「ランブリン・マン」がポップ・チャート2位となるなど、サザンロックの全盛期をもたらしました。1975年リリースのアルバム『ウィン・ルーズ・オア・ドロウ』も、全米アルバムチャートで5位を記録しています。
デビュー以来、音楽性の相違などからメンバーの入れ替わりは激しく、バンド自体も二度の解散と再結成を行うなど、話題の尽きないバンドです。オリジナルアルバムとライヴアルバムを合わせて18作品を発表しましたが、2014年を最後にバンド活動を行っていません。サザンロックの黄金期をもたらしたオールマン・ブラザーズ・バンドは、現在もロックの歴史に名を刻む、伝説のバンドといえます。
買取されるオールマン・ブラザーズ・バンドのCDの特徴について
オールマン・ブラザーズ・バンドのCDで買取されるものの特徴として挙げられるのは、まず「アルバムBOX」です。複数枚のCDがセットになっていて、オリジナルブックレット等の特典がついていることや、LPサイズの収納ボックスなど豪華な装丁がされていることもあります。長期にわたる歴史があり、活動休止後も人気の高いオールマン・ブラザーズ・バンドならではの、デラックスエディションやコレクションセット、20周年、50周年などのアニヴァーサリーボックスも、買取の対象となります。特に伝説のライヴアルバムである『フィルモア・イースト・ライヴ』を豪華ボックス化した『1971フィルモア・イースト・レコーディング』は、オールマン・ブラザーズ・バンドのファンにとっては喉から手が出るほどの逸品です。
歴史の長いバンドだけに、廃盤になってしまった作品もあり、現在では国内流通量が少なく希少性が高いためより高い値段で買取されやすいでしょう。また、初回出荷限定盤や、完全生産限定盤などの全体量が少ないものも、同様に価値が高く高価買取が期待できます。帯などの付属品にも、思ってもみない価値がつくことがあります。帯やブックレット、特別な装丁がされているものがあれば、付属品をすべて揃えて買取を依頼することも、高価買取のための大切なポイントです。
オールマン・ブラザーズ・バンドのタイトル紹介
「1971 フィルモア・イースト・レコーディングス[完全初回限定盤] / UICY-76507」
ロック史上最高のライヴアルバムのひとつとして知られる1971年の『フィルモア・イースト・ライヴ』の完全版です。3月12、13日の4公演と6月27日のステージを合わせた計5公演の全貌を伝えるCD6枚組に、36ページのオリジナルブックレットもついた豪華なボックスになっています。伝説のライヴを収めた名盤は、ファンだけでなくコレクターにとっても垂涎のCDです。
「カプリコーン・イヤーズ[完全初回限定盤] / UICY-90335」
バンド絶頂期であるカプリコーン・レーベル時代のアルバム9作品が一度に堪能できる、9枚組CD、紙ジャケット仕様の豪華ボックスです。惜しくも夭折した天才ギタリスト、デュアン・オールマンの雄弁なスライド・ギターもたっぷりと楽しめます。カントリーロックを取り入れた時期の楽曲など、バンドの変遷も味わえる贅沢なセットです。
「アイドルワイルド・サウス[スーパー・デラックス・エディション][初回出荷限定盤] / UICY-77506」
1970年リリースのセカンドアルバムに、未発表テイクと未発表ミックスを追加したスーパーデラックスエディションです。1990年リリースの2枚組ライヴアルバム、『ライヴ・アット・ラッドロー・ガレージ1970』も、未発表曲を追加して復活しました。3枚のCDと1枚のブルーレイを合わせた4枚組。国内盤のみ、高品質のSHM-CD仕様で聴くことができる、貴重な輸入国内仕様盤です。持ち前の豪快さに繊細なフィーリングも加わった楽曲が、高品質で甦る名盤となっています。
「ブラザーズ&シスターズ[スーパー・デラックス・エディション][初回出荷限定盤] / UICY-75663」
1973年発表の名作に、貴重なリハーサルやジャム・セッション、1973年サンフランシスコのウィンターランドで行われたライヴの貴重な音源も追加収録した4枚組のスーパーデラックスエディションです。日本語と英語のブックレットが両方ついている、紙ジャケット仕様の豪華盤。ディッキー・ベッツを中心としたアンサンブルが聴きものの、サザンロックの黄金期を感じさせる名盤といえます。
「ドリームズ[廃盤] / POCP-2595」
1989年発表の、バンド結成20周年記念アンソロジーです。全55曲中、発表当時の未発表15曲を収録しています。LPサイズの収納ボックスに、4枚のCDと32ページの英文ブックレットを収め、日本語解説の帯がついた豪華盤です。大ヒット曲「ランブリン・マン」や、96年グラミーのベスト・ロック・インストゥルメンタル賞を受賞した「ジェシカ」、おしゃれなほどの浮遊感で悲しみを深く表現する「エリザベス・リードの追憶」など名曲揃いで、オールマン・ブラザーズ・バンドの世界を堪能できる人気作品です。
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