Talking Headsはアメリカの有名アートスクールの学生だったメンバーと中心とした、4人組のパンク・ロックバンドです。1974年に結成され外部の優れたミュージシャンを巻き込んで人気を博しましたが、1991年に惜しまれつつも解散しました。全部で10枚のアルバムをリリースし80年代を代表する名盤を残した、Talking Headsの高価買取されているCDの特徴と具体的なタイトルをご紹介します。
Talking Heads(トーキング・ヘッズ)とは?
Talking Headsは1974年から1991年の17年間にわたって活躍した、アメリカのパンクバンドです。ロードアイランドの名門アートスクールに通うデイヴィッド・バーン、クリス・フランツ、ティナ・ウェイマスによって結成された、ジ・アーティスティックスを母体としています。アートスクールを卒業した3人はニューヨークに移り住み1975年からはバンド名をTalking Headsに変更しました。1977年にリリースした1stシングルは「ラヴ・ゴーズ・トゥ・ビルディング・オン・ファイアー」です。その直後にモダン・ラヴァーズなどで活躍していたキーボードのジェリー・ハリスンを加えて、ボーカルとギターを担当するデイヴィッドにドラムのクリス、ベースのティナの4人組バンドになりました。
1977年に発表した1stアルバム「サイコ・キラー’77」は「ローリング・ストーン」誌などでとり上げられ、評論家筋から注目を浴びました。赤字に「TALKING HEADS:77」とだけ書かれたジャケットも斬新です。1978年の2ndアルバム「モア・ソングス」はプロデューサーにブライアン・イーノを迎え、翌1979年の3rdアルバム「フィア・オブ・ミュージック」ではロバート・フリップも演奏で参加するなど、Talking Headsの音楽性はパンクから逸脱し始めます。
1980年頃からはツアーに力量のあるミュージシャンを参加させ、大編成のバンドとしてプレイしていました。1980年リリースの4thアルバム「リメイン・イン・ライト」はアフリカン・ミュージックのダイナミズムを導入したダンス・ファンクミュージックとなり、80年代有数の名盤として現在も語り継がれています。
その後2年ほどはソロ活動が中心となります。1982年にTalking Headsとしてリリースした實況録音盤「トーキング・ヘッズ・ライブ」は完全生産限定盤で、1977年のメジャーデビュー直後のライブと1980年のセントラル・パークで行われた大規模なステージを収録した2枚組の初ライブ・アルバムでした。輸入盤のタイトルは「The Name Of This Band Is Talking Heads」です。
1983年にリリースされた「スピーキング・イン・タングス」は前のアルバムから2年半後となりプロデューサー、ブライアン・イーノとのコンビを解消して初のものでしたが、音楽的にはほとんど話題を集めることはありませんでした。Talking Headsは1984年のライブ・フィルム「ストップ・メイキング・センス」で再び脚光を浴びますが、ディヴィッドの活動はソロが中心となって行きライブも行われなくなりました。
1988年リリースの10作目のアルバム「ネイキッド」が最後のアルバムとなり、Talking Headsのメンバーはそれぞれがソロ活動に専念します。1991年に映画「夢の涯までも」のために「サックス・アンド・ヴァイオリンズ」をレコーディングし、終了後に解散が公式にアナウンスされました。
その後は、メンバーそれぞれが音楽シーンで活動しています。2002年にロックの殿堂入りの授賞式で一夜限りの再結成を果たした際にはメンバー間の不仲が明らかで、ディヴィッドは音楽性の違いから再結成はないと断言しました。
高価買取されるTalking HeadsのCDの特徴について
Talking Headsのアルバムは、最初のアルバム以降はバンド外のメンバーが加わりTalking Headsの音楽そのものが変化してゆきます。何度かリメイクされていますが主に80年代に活躍したTalking Headsの音楽を映画などをきっかけに思い出し懐かしむ人や、有名人の影響で聞いてみた新しいファンなどから支持され、多数販売された代表作の「リメイン・イン・ライト」以外のCDに高い価格がついています。
Talking Headsのアルバムジャケットには、リリース当時からアートスクール卒業のメンバーの感性が遺憾なく発揮されています。ラバー・マットをジャケットに転用するなど、アルバムが発売されると音楽と共に必ず話題になりました。リメイクされた初回限定生産の紙ジャケットのCDシリーズは、その希少性と高品質な素材や技術で作られたスーパーハイマテリアルCD(SHM-CD)の高音質で視聴できることと相まって高値がついています。
高価買取されるTalking HeadsのCD
高価買取されるTalking HeadsのCDを、具体的にご紹介します。
「サイコ・キラー’77/WPCR-75151」発売日2006/02/22
はTalking Headsのデビューアルバムのリメイクで、メンバーのみで作られた唯一の作品です。1990/08/25発売のWPCP-3620は既に廃盤となっていますが、こちらも高価買取されています。
「サイコ・キラー‘77 初回出荷限定盤/WPCR-13289」発売日2009/01/14
紙ジャケット仕様のSHM-CDです。ジャケットのどこにも「サイコ・キラー」の文字のない、ユニークな1枚となっています。
「モア・ソングス/WPCR-75152」発売日2006/02/22
1978年発表のTalking Heads2作目のアルバムのリメイクです。ブライアン・イーノがプロデュースだけでなく、キーボードやギター、ボーカルまで務めました。世界的な注目を集めたアル・グリーンのカバー曲「テイク・ミー・トゥ・ザ・リヴァー」や、映画「20センチュリー・ウーマン」のイメージソング「The Big Country」も収録されています。
「モア・ソングズ 初回出荷限定盤/WPCR-13290」発売日2009/01/14
紙ジャケット仕様で、529枚のポラロイドでポートレートを描いた有名なジャケットが再現されています。
「フィア・オブ・ミュージック 初回出荷限定盤/WPCR-13291」発売日2009/01/14
紙ジャケットのシリーズで、高値を呼んでいます。
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