皆さんはレア・グルーヴという言葉をご存知でしょうか。
レア・グルーヴという言葉は、それまでによく知られていたソウルやジャズなどのレコード以外に、マイナーで世の中にあまり知られていないような音楽に対してよく使われている言葉です。
レア・グルーヴの全盛期は1990年代から始まり、「皆が聴いたことのない音楽」を探す世界中のレコードコレクターやDJが数多く現れました。
そして、その全盛期に数々のレア・グルーヴを世の中に広めたCDこそ「FREE SOUL」というシリーズ。今回はその「FREE SOUL」のCDの買取の特徴についてご紹介させていただきます。
レア・グルーヴというジャンルの確立
レア・グルーヴや「FREE SOUL」といった言葉が誕生したのは1990年代にさかのぼります。
それまで世界的によく聴かれていたソウル・ミュージックは、マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)やカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)など、1970年代に世界的なセールスを記録したアーティストが中心でした。
1980年代後半からそういったメインストリームとして知られていないようなソウルやジャズといった音楽を漁るDJが現れはじめ、レア・グルーヴと呼ばれるジャンルが誕生しました。
1990年代にはいると電子音楽の流行などあらゆる音楽が多様化していった時代になっていき、過去の音源を元ネタとして楽曲制作に組み込むサンプリング文化が世界中に伝播していきます。
サンプリングされた音楽を通して「このドラムの部分はどの音楽を使っているのか?」「このイントロはどの曲の元ネタを使っているんだ」など、現行の音楽を情報源として過去の音楽を掘り起こすレア・グルーヴ旋風が世界をかけめぐります。
「なぜ売れなかったのか分からない位に完成度の高いアルバム」、「生産枚数は少ないが世界的評価の高いもの」など、まだ有名でない優れた音楽を血眼で探す好事家が世界各地に誕生しました。
「FREE SOUL」のCDが起こしたブラックミュージック・レア・グルーヴへの革命
1990年代に入ると、ヒップホップやハウスなどの電子音楽が日本にも浸透していきます。
古くからブラックミュージックが好きだった好事家や日本の若いDJ・ダンサーといった音楽好きも、ソウルやジャズといった元ネタ探しを行うようになりました。
しかし当時、日本でブラックミュージックファンに多く親しまれていたのは、ジェイムズ・ブラウン(James Brown)などのファンクやサザンソウル系のブルージーなボーカルなど、黒人アーティストのソウルフルで土臭い音の方が人気が強かったそうです。
日本人には元々ロックやJ-POPをよく聴いていたも多く、ソウルなどのブラックミュージックは敷居が高いものでした。
そこで、日本人のソウルミュージックに対しての間口を広げたのが「FREE SOUL」。
「FREE SOUL」とは、Suburbiaの橋本徹氏が監修の元、ソウルやジャズなどの音楽をコンパイルしたCDシリーズです。
この「FREE SOUL」には特徴があり、それまでのブラックミュージックのいなたいイメージとは真逆の、朝やドライブといったロケーションにハマるさわやかな選曲。
ブラックミュージックからの選曲に留まらず、白人アーティスト主体で構成されたソフトロックやAOR、ブラジル音楽、シャンソンなどのヨーロッパ音楽など、ジャンルの垣根を超越した感覚で「FREE SOUL」を打ち出していきます。
「FREE SOUL」にコンパイルされた収録曲の中では、それまで見向きもされなかったレコードが中古市場で1万円以上を超えるなど、「FREE SOUL」がレコード業界にもたらした影響は計り知れないものがあります。「FREE SOUL」の作り上げたグルーブは今もなお世界中のコレクターに求められており、高価買取が期待できる作品となっております。
「FREE SOUL」のCDが高価買取になる特徴について
1.音飛びなどがなく、正常に再生されるかどうか
2.購入時に揃っていた付属品や特典が全て残っていること
3.予約限定の特典など、付録にプレミアのついているもの
4.限定品や受注品で希少性があるかどうか
5.ケースやその他特典の外観が綺麗で状態がいい事
売りに出す時にはこのような点をチェックしておくと、さらに高価買取に繋がる可能性があります。
高価買取が期待できる「FREE SOUL」のCD
「FREE SOUL」 IMPRESSIONS RCA ? BVCP-1054
1994年に発売された「FREE SOUL」第一弾となる『「FREE SOUL」 IMPRESSIONS』です。
今ではレア・グルーヴの中でも傑作とされているマイティー・ライダーズ(Mighty Ryeders)やジェームズ・メイソン(James Mason)の曲も収録されており、レア・グルーヴファンの中では金字塔とも言われております。高価買取が期待できる一枚です。
「FREE SOUL」 ORIGINAL LOVE 90’S UNIVERSAL ? UIPCY-6935/6
1990年代に「接吻」で大ヒットしたORIGINAL LOVEの楽曲をコンパイルした一枚。「FREE SOUL」 の20周年を記念して発売された一枚でもあり、こちらも高価買取が期待できる作品です。
●その他の高価買取が期待できる「FREE SOUL」 のCD 一覧
「FREE SOUL」 T.K. CDSOL-5682
「FREE SOUL」 NUJABES FIRST COLLECTION HPD16
「FREE SOUL」 THE TREASURE OF WEST END OTLCD5086
DIGGIN’ 「FREE SOUL」 – LET THE MUSIC PLAY PROT-1142
「FREE SOUL」 THE CLASSIC OF CATALYST PVCP-8773
「FREE SOUL」 DRIVE WITH SOLAR BVCM-31167
フリー・ソウル・キリンジ COCP-38455~6
「FREE SOUL」 CD買取はエコストアレコードにお任せください!
今回は「FREE SOUL」について、また、「FREE SOUL」 CDの高価買取についてご紹介させて頂きました。
「昔は良く聴いたり流したりしていたけど、最近はめっきり聴かなくなってしまったなぁ…」、「家の引き出しに確か山程のCDがあったなぁ」などのお悩みやお困りごとがありましたら、是非エコストアレコードの買取センターをご活用ください。
エコストアレコードは買取歴30年以上、累計買取枚数1000万枚以上に及ぶ実績があり、最新のCD買取市場を反映した独自のデータを元にお客様のCDを高価買取致します。
更に、当店はこれまでにもテレビ「NHKニュース おはよう日本」や新聞「日経MJ」などのメディアで多数紹介されております。
また、系列店を国内に3店舗、ニューヨークに1店舗を構える独自の販路を持つのも高価買取が実現している理由です。
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