60?70年代のロック史を語るうえで、ザ・バンド(The Band)の存在は無視できません。さまざまなアーティストと交流しつつ、ザ・バンドは独自の音楽性を貫きました。彼らの作品の多くはCD化されており、音楽ファンから愛され続けています。この記事では、買取市場におけるザ・バンドの人気CDの特徴や、タイトルについて解説していきます。
ザ・バンドの音楽性とプロフィール!天才的なライブパフォーマンスが魅力
1959年ごろ、ザ・バンドの前身が結成されてカナダで活動を開始しました。当時はライブが中心であり、地道にライブハウスやバーをまわっていました。やがて、リヴォン&ザ・ホークスと名乗っていた彼らの高い演奏力はボブ・ディランに見出されます。ディランのバックバンドに抜擢された彼らは、フォークロック路線に転向したツアーで重要な役割を果たしました。当時のディランのロック路線は賛否両論だったものの、そのことがかえってバックバンドへの注目度を高めたといえます。
1968年、リヴォン&ザ・ホークスはザ・バンドに改名し、メジャーデビューしました。世間に衝撃を与えたのは、ザ・バンドの演奏能力と音楽的な豊かさです。ザ・バンドはメンバー全員が複数の楽器を高いレベルで演奏できました。それだけでなく、流行のロックからカントリー、フォーク、ブルースなど、あらゆるジャンルに精通していたのです。1969年にはウッドストックコンサートに出演し、同業者からも注目を集めるようになりました。
一方で、バンドメンバーのリヴォン・ヘルムとロビー・ロバートソンは、主導権を巡って関係が悪化します。そして、1976年11月24日にサンフランシスコのウインターランドにて、最後のコンサートが行われました。このコンサートにはディランのほか、ニール・ヤング、ヴァン・モリソン、ジョニ・ミッチェルなど、有名ミュージシャンが参加しています。その様子はマーティン・スコセッシ監督により「ラスト・ワルツ」のタイトルで映画化されました。
人気絶頂の状態で解散したザ・バンドの作品は、音楽ファンから高い評価を得続けています。” ザ・バンドで積極的に買取されているCDは?特徴を紹介 「ラスト・ワルツ」のサウンドトラックは実質上のライブアルバムであり、ザ・バンドの中でもっとも知名度の高い1枚です。そのCDは買取市場でも人気作品となっています。そのほか、ザ・バンドはオリジナルアルバムの特別編集盤を多数リリースしてきました。これらのCDも、中古専門店ではトレンドだといえるでしょう。
ザ・バンドで人気のタイトルはこれ!買取専門店での注目CD5枚
以下、ザ・バンドで積極的に買取されやすいCDを5作品紹介します。
「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク [50周年記念エディション]/UICY-15753」
1968年に発表された、記念すべきザ・バンドのファーストアルバムです。50周年記念エディションではニュー・ステレオ・ミックスが採用されました。名曲「ザ・ウェイト」も収録されており、本作をスタジオアルバムの最高傑作に挙げるファンは少なくありません。人気作品だけに、買取市場でも注目され続けています。
「ザ・バンド [MQA/UHQCD]/UICY-40185」
ザ・バンドの1969年のセカンドアルバムであり、前作に続いて高い評価を獲得しました。このバージョンでは2014年のDSDマスターを352.8 kHz/24bitに変換して収めており、アナログテープの質感が忠実に再現されています。音質にこだわるファンの間で評価されてきました。
「ステージ・フライト <50周年記念スーパー・デラックス・エディション>/UICY-79432」
1970年発表のアルバムの特別編集盤であり、ロビー・ロバートソン自身が監修を務めました。オリジナルトラックに加え、未発表音源やライブ音源、人気曲の別バージョンなど、追加された楽曲群も充実しています。さらに、ブルーレイディスクには5.1サラウンド・ミックスとハイレゾ・ステレオ・ミックスが収録されました。ザ・バンドの作品をハイクオリティで聴ける内容です。
「The Last Waltz/8122797319」
映画「ラスト・ワルツ」サウンドトラックのボックスセット版です。映画の倍にもなる演奏時間が、4枚組CDに収められました。ザ・バンド最後の演奏だけでなく、豪華ゲストのパフォーマンスも完全に楽しめます。本作は貴重な輸入盤であり、コアなファンからの需要を保っています。
「カフーツ <50周年スーパー・デラックス・エディション>」
1971年に発表されたオリジナルアルバムの発売50周年を記念した、特別編集盤です。2枚のCDには、ミックスされたオリジナルトラックとライブ音源が収められています。さらに、LPとブルーレイに加え、シングルCDも同封されています。全20ページのブックレットも、バンドの歴史を知るうえでの貴重な資料となるでしょう。コレクターズアイテムとしての価値は高く、多くのロックファンがチェックしています。
ザ・バンドのCDの買取を目指すならエコストアレコードCD買取センターで
キャリアを通じて傑作を送り出し続けたザ・バンドの作品は、CDになっても人気が衰えません。買取を検討しているなら、エコストアレコードCD買取センターにお任せください。エコストアレコードCD買取センターは熟練のスタッフが、さまざまなジャンルのCD買取に対応しています。60?70年代のロックの買取実績も豊富で、ザ・バンドの査定も可能です。
※本サイトに掲載されている記事の著作権はFTF株式会社に帰属します。投稿した記事のリライトの可能性が高い場合は顧問弁護士と協議の上、即日中に法的な処置を行いますのでご了承ください。