今回は、シングルCDの種類と買取時の注意点を解説します。CDの買取市場では、シングルCDが注目を集めることが多いです。中には、プレミア価格が付くシングルCDもあります。ただ、世に出たシングルCDの数は非常に多いため、全てのシングルCDが高額買取されるとは限りません。では、どのようなシングルCDであれば買取価格が高くなりやすいのか、手元にあるシングルCDの買取価格を高めるためにはどうすれば良いのかを解説していきます。

 
 

2種類あるシングルCD

 

 

世の中には、数多くのCDが出回っていますが、日本では4曲までの楽曲が収録されたものをシングルCDと呼びます。そして、メイン曲とサブ曲を収録したものや、メイン曲を2曲以上収録したもの、歌詞の入っていないインストゥルメンタルがおまけで収録してあるものなど、様々なシングルCDがあります。

シングルCDは、直径が8cm（短冊CDとも呼ばれる）のものと、12cmのものの2種類に分かれています。8cmサイズのシングルCDは、作られた理由は明確になっておらず、再生が不安定であるなどの理由で、2000年に入る頃には市場から姿を消しました。そして、12cmサイズの、いわゆるマキシシングルCDが主流となっています。中古市場でも、積極的に買取されるのは、マキシシングルの方です。ただ、8cmサイズのシングルCDは希少性が高いものもあります。そのため、8cmサイズが買取されないということはありません。

 
 

買取価格が高くなりやすいシングルCDの特徴

 

シングルCDは、通常版の他に、初回限定盤が生産されることが多いです。なぜなら、シングルCDは、発売直後の売上が非常に重視されるからです。シングルCDは、特殊な例を除いて、発売直後が最も売れやすいです。そして、発売直後の売上が好調であれば、売上ランキングの上位に入って、知名度を高めることも可能です。そのため、発売直後の売上を高めるために、初回限定版が作られます。初回限定版のCDは、通常版とは異なる仕様となっています。収録されている楽曲は同じであっても、ジャケットのイラストや歌詞カードのデザインが違っているパターンもあれば、初回限定版のみの特別な楽曲が収録されているものもあります。シングルCDは基本的に音楽のみを収録したものですが、初回限定版は映像を収録したDVDや、ポスターなどの特典が付属している場合も多いです。そういった初回限定版は、数量限定で生産されるのが原則です。そのため、希少性が高いです。売り切れた後に欲しいと思った場合は、中古で購入しなければなりません。そして、中古でも初回限定盤が欲しいと考えるコレクターがいた場合、初回限定盤は、通常版よりも高い価格で買取されやすいです。数量限定で生産されるシングルCDは、初回限定盤だけではありません。アーティストのデビュー記念や、特別なライブイベントなど、様々なきっかけで、限定盤のシングルCDが作られています。そういったシングルCDも希少性が高く、中々手に入らないので、通常版よりも買取額が高くなる可能性があります。また、数あるシングルCDの中でも希少性が非常に高いのは、非売品です。アーティストのファンクラブで実施されたプレゼントキャンペーンの景品や、雑誌の応募者全員サービスで手に入れられるもの、サンプルとして配布されたものなどがあります。そういった非売品は、生産された数が少ない上に、手に入れられる機会が少ないです。そのため、中古市場でも、価格が高くなっているものもあります。

 
 

シングルCDを買取査定に出す際の注意点

 

シングルCDを査定に出す場合、付属品が揃っていることが大切です。特にケースは非常に重要で、ケースがないだけで買取ができなくなってしまう恐れがあります。そのため、どのような状態であっても、ケースは手放さないようにしましょう。シングルCDは、発売の際のプロモーションとして、紙製の帯が付属しているものが多いです。その帯にも価値が付くことがあるので、可能な限り手元に残しておいた方が良いです。

限定版のシングルCDには、特別なブックレットやポスターなどの付属品があることが多いです。そのような付属品が揃っているのと欠品しているのとで、買取額に大きな差が付くことは決して珍しくありません。中には、付属品が揃っていて初めて、CDに価値が付くものもあります。したがって、手元にあるCDが限定品であれば、どのような付属品があるのかを調べて、ひと通り揃えておくようにしましょう。

そして、CD本体を、なるべく良い状態にしておくことが大切です。特に、音楽を再生する記録面がきれいであることは、買取査定額のアップに繋がります。記録面は指紋が目立ちやすく、買取前にきれいにしようとして、拭き取る人もいます。ただ、拭き取り方次第では、記録面に傷が付いてしまう恐れがあります。したがって、指紋が付いているシングルCDであっても、そのままの状態で査定に出した方が無難でしょう。

 
 

価値がわからないシングルCDはまず査定をしてもらうべし

 

買取市場では、シングルCDの価値は幅があります。数が多いため、安い値段が付くものもあれば、希少性の高さから、比較的高い値段が付くものもあります。そして、CDに関する知識がなければ、実際の買取額はわからないことが多いです。そのため、手元に価値のわからないシングルCDがある場合は、まずはエコストアレコードに買取査定の依頼をしてください。

 
 

 

 

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