俳優としても活躍するシンガーソングライター、トム・ウェイツ(Tom Waits)は渋い歌声で人気を集めてきました。ロックやジャズ、フォークなど、幅広い音楽性も大きな魅力です。ウェイツは世界中で愛されており、その中古CDには高値がつくことも珍しくありません。この記事では、トム・ウェイツの人気CDの特徴、タイトルなどをまとめていきます。
音楽でも映画でも活躍する多才なアーティスト!トム・ウェイツの来歴
トム・ウェイツは1949年、カリフォルニア州に生まれました。10代のころからフォークや黒人音楽を好むようになります。高校中退後は当時流行していたビートニク音楽に刺激を受け、創作の道を志すようになりました。青年期のウェイツはクラブでライブをしながら、精力的にデモ・テープを制作し始めます。そして1973年、アサイラム・レコードからアルバム「クロージング・タイム」でデビューしました。ウェイツの音楽は評論家から注目され、徐々に知名度を上げていきます。
1976年はヨーロッパツアーの開催、アルバム「スモール・チェンジ」などがあり、ウェイツは本格的にブレイクを果たしました。彼の音楽は若いころからすでに成熟しており、文学的な詩と唯一無二のハスキーな歌声がファンを増やしていきました。また、80年代からは映画界でも活躍するようになります。フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「ワン・フロム・ザ・ハート」のサウンドトラックを手がけたり、「ダウン・バイ・ロー」に出演したりと、さまざまな才能が開花しました。
その後もウェイツはミュージカルの劇中歌や実験音楽に挑戦し、つねに進化を遂げてきました。こうしたウェイツの姿勢は音楽ファンだけでなく、同業者からもリスペクトを集めています。そのため、ウェイツにはコアなマニアが多く、CDは高価買取されやすいのです。もし自宅にウェイツのCDがあるなら、思い切って買取専門店に持ち込んでみましょう。
高価買取されているトム・ウェイツのCDの特徴
トム・ウェイツは年代ごとに音楽性を変えているので、代表作をしぼりこむのは困難です。ただ、買取市場で人気なのは「ボーン・マシーン」「ミュール・ヴァリエイションズ」といったアルバムになるでしょう。これらのアルバムはグラミー賞で評価され、知名度を高めました。音楽ファンからも広く認知されており、買取専門店での需要があるのです。そのほか、ウェイツの演奏を堪能できるライブ盤もコレクターから注目されています。
何が高く売れる?トム・ウェイツで人気のCDタイトル!
ここからは、買取専門店にて高値で取引されているトム・ウェイツのCDを挙げていきます。
「スモール・チェンジ(2018リマスター)/WPCR-18008」
ウェイツにとって初の全米トップ100入りを果たした1976年のアルバムです。クラシックやジャズなどさまざまな音楽を取り入れながら、唯一無二のウェイツの世界が確立されています。収録曲「トム・トラバーツ・ブルース」は日本のテレビドラマでも使用されました。そのため、日本人からも人気で高額買取されやすいCDです。
「ブルー・ヴァレンタイン<紙ジャケット>/WPCR-13779」
1978年発売の6枚目のアルバムであり、初期の傑作です。ジャズを基調とした、繊細で美しい世界観が多くのリスナーを虜にしてきました。ウェイツらしい、ストーリー性を重視した小説のような歌詞にも注目です。ウェイツのアルバムの中でも初心者に聴きやすい内容で、中古市場でも人気があります。
「ボーン・マシーン/UICY-2406」
グラミー賞で最優秀オルタナティヴ・レコード賞を獲得した、1992年の名盤です。本作でウェイツは自宅納屋を改造してレコーディングに挑んでいます。そうやって作られた楽曲群は、実験性の高い内容が目立ちます。一部のトラックでは、農具や調理道具がパーカッション代わりに用いられました。ウェイツがリスナーの想像を超えてくる芸術家だと実感できる作品であり、買取価格も期待できます。
「ミュール・ヴァリエイションズ/ESCA-7457」
ウェイツ作品の中で最高の売上を記録した、1999年作品です。もちろん内容も評価され、グラミー賞のベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門に輝きました。ウェイツが愛する古典的なブルースの手法が用いられている一方で、ヒップホップへの共鳴も示されています。新旧の音楽が入り混じった独特の雰囲気には中毒性があり、買取市場をにぎわせています。
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トム・ウェイツの作品にはコレクターが多く、CDにはプレミアム価格がついていることも珍しくありません。もしもウェイツのCDの買取を検討しているならエコストアCD買取センターをご検討ください。エコストアCD買取センターでは知識とスキルを兼ね備えたスタッフが査定を行っています。古くマニアックな作品にも対応可能です。郵送や出張による査定のご相談もお待ちしています。
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