活動期間は5年に満たなかったものの、ロック史に強烈なインパクトを残したバンドがフリー(Free)です。フリーはボーカリスト、ポール・ロジャースが在籍していたバンドとしても有名です。彼らの残した音楽は、解散から年月が流れても高い評価を集めてきました。この記事では、フリーのCDで買取される作品の特徴、タイトルをまとめていきます。
ハードロックの原点!フリーの経歴や音楽性を紹介
1968年にイギリスで結成したフリーは、翌年にファーストアルバム「トンズ・オブ・ソブス」をリリースします。ブルースやR&Bといった黒人音楽を土台にしつつ、激しくギターをかき鳴らすスタイルは評論家から注目されました。しかし、一部の音楽ファンから認められただけで、初期のフリーは商業的にはまったく成功できませんでした。風向きが変わったのは、サードアルバムの「ファイアー・アンド・ウォーター」からです。本作は音楽雑誌で大絶賛を受け、セールス的にも爆発しました。バンドとしては最高となる全英2位を記録し、活動は軌道に乗り始めます。
フリーの音楽はソウルフルなポールの歌声を中心に据えつつ、間を生かした演奏が特徴的です。フリーのスタイルを「ハードロックの原点」とみなしている評論家も少なくありません。メンバーの演奏能力の高さもあいまって、音楽界に与えた衝撃は絶大でした。ブレイク後のフリーは、ライブ活動を軸にしながらファンを増やしていきます。しかし、メンバーがソロ活動に専念するために、1971年に解散してしまいました。
1972年7月、フリーはギターのポール・コゾフを薬物中毒から救おうと再結成を果たしました。まもなく、日本人ベーシストの山内テツが正式加入します。このことで、フリーは日本での人気が急上昇しました。ただ、再結成後の活動は長く続かず、1973年にフリーは2度目の解散をします。その後、メンバーは新バンドやソロ活動で音楽を続け、いずれも高い評価を得ました。
フリーの活動期間は短かったものの、ハードロック界に強い影響を与えました。さらに、ロジャースとドラムのサイモン・カークがのちに結成したバッド・カンパニーもブレイクし、フリーを再評価する風潮も高まったといえます。フリーの作品の多くはCD化されており、買取市場では人気です。もう聴かなくなったフリーのCDを持っているなら、査定に出してみるのがおすすめです。
買取されているフリーのCDの特徴とは?
一般的に、初期の3枚のアルバム「トンズ・オブ・ソブス」「フリー」「ファイアー・アンド・ウォーター」はいずれも傑作とされています。特に、「ファイアー・アンド・ウォーター」はフリーのサウンドが完成した作品として、ファン人気が根強いといえます。日本では山内テツがレコーディングに参加したラストアルバム「ハートブレイカー」にも多くの需要があります。
買取されているフリーのCDのタイトルを紹介
以下、中古市場で人気があるフリーのCDを5枚紹介します。
「トンズ・オブ・ソブス +8 [SHM-CD]/UICY-20029」
メンバー全員が10代のときに制作されたファーストアルバムです。年齢を感じさせないほど完成度は高く、ブルースやR&Bへの深い素養も聴き取れます。このバージョンの商品では8曲のボーナストラックで、セッション音源や別テイクが楽しめます。中古市場での注目度も高いといえるでしょう。
「フリー+4 [プラチナSHM]/UICY-40086」
ロック色が強まった1969年のセカンドアルバムです。本作からフリーのオリジナルサウンドが確立してきています。この商品は紙ジャケット仕様で、4曲のボーナストラックが追加されています。フリーの転換期ともいえる作品だけに、中古専門店での需要も安定してきました。
「ファイアー・アンド・ウォーター +6/UICY-78297」
ヒット曲「オール・ライト・ナウ」を収録した最高傑作です。チャート成績も好調で、フリーをスターダムへと押し上げました。このバージョンでは6曲のボーナストラックが追加され、その中で「オール・ライト・ナウ」のシングル版も聴けます。知名度が高い作品なので、査定額にも期待できるでしょう。
「Heartbreaker/842361」
フリーにとってラストアルバムとなった1973年作です。全体的にメロディーの美しさが際立っており、他のアルバムと比べて聴きやすい内容になっています。日本ではベーシスト、山内テツの参加で有名なアルバムです。そのため、本作を探している日本人ファンは少なくありません。中古市場で活発に取引されている、フリー作品のひとつです。
「フリー・ライヴ +7/UICY-20100」
解散直前のフリーのライブを収録した貴重なアルバムです。フリーの活動中にリリースされたライブアルバムは、これ1枚になってしまいました。ファンにとっては貴重なアイテムであり、中古市場ではプレミアム価値がつくことも珍しくありません。
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コアなロックファンを魅了してきたフリーの音楽は、いつ聴いても刺激的です。彼らのCDの中には、中古市場で人気がある作品も少なくありません。自宅にフリーのCDがあるなら、エコストアレコードCD買取センターに査定をご依頼ください。エコストアレコードCD買取センターには豊富な買取実績があり、60?70年代のロックも積極的に取り扱っています。商品によっては高値をつけることも可能です。
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