ジェイ・Zはラッパーとして、史上最高級の成功を収めたアーティストです。彼がこれまで発表してきた作品はいずれも大ヒットを飛ばしてきました。ヒップホップの熱心なファンでなくても、ジェイ・Zを支持している人は少なくありません。この記事では、ジェイ・Zの経歴や買取市場でおすすめのCDなどについて解説していきます。
ジェイ・Zのプロフィール。いかにして大成功を収めたのか
1969年、ジェイ・Zことショーン・コーリー・カーターはニューヨークで生まれました。幼少期は極貧で、生活保護を受けていた家庭環境だったといわれています。青年期には麻薬売買で日銭を稼ぎながら、貧困から抜け出すために音楽への興味を持つようになりました。90年代に音楽活動を開始したジェイ・Zは自主レーベルから発表したデビューアルバム「リーズナブル・ダウト」でいきなり大成功を収めます。そのままメジャーレーベルと契約し、パフ・ダディをプロデューサーに迎えたセカンドアルバム「イン・マイ・ライフタイムVol.1」で人気と評価を確立しました。
その後のジェイ・Zは2003年の「ザ・ブラック・アルバム」まで、ほぼ1~2年に1枚のペースでアルバムを発表し続けます。彼のアルバムはいずれも大ヒットを飛ばし、「史上最も商業的に成功した黒人ラッパー」と呼ばれるようになりました。ジェイ・Zの作品は過酷な生い立ちを歌い上げる力強いリリックと、ゴージャスなサウンド・プロダクションが融合し、王道のヒップホップの魅力が詰まっています。2003年にはラッパー活動の引退を宣言するものの、2006年には復帰し、アルバム「キングダム・カム」をUSチャート1位に送り込みました。
ジェイ・Zは実業家としても成功しており、アパレルやレコード会社、投資会社などを次々と立ち上げてきました。音楽で集めた資金を元手にして、さらなる夢をつかもうとする姿はヒップホップ・ドリームの体現者だと指摘する意見もあります。ジェイ・Zの音楽は成功体験に裏打ちされた自信にみなぎっています。だからこそ、いつの時代も成功に憧れる若者の胸を打つのだといえるでしょう。
ジェイ・ZのCDで人気は?買取市場で注目されている作品の特徴
2022年時点、これまでリリースされたジェイ・Zのアルバム作品はすべてメガヒットを記録しています。そのため、全アルバムが買取市場では人気です。ただあえて絞るなら、「リーズナブル・ダウト」から「Vol.2…ハード・ノック・ライフ」あたりまでの、初期3作品の初々しさを好む音楽ファンは少なくありません。さらに、2000年代以降では「ザ・ブラック・アルバム」「アメリカン・ギャングスター」あたりも、音楽的に充実しています。
買取市場で評価されているジェイ・ZのCD5枚
以下、買取市場で音楽ファンからの支持が高い、ジェイ・ZのCDを5枚挙げていきます。
「リーズナブル・ダウト/BVCM-35195」
1996年発表の記念すべきファーストアルバムです。メアリー・J・ブライジやノトーリアス B.I.Gといった大物がゲスト参加しており、新人にしてすでに音楽性を評価されていたことが分かります。音楽メディアは本作を大絶賛し、「1枚目にして最高傑作」とするファンも少なくありません。本作のヒットでジェイ・Zはレジェンドの仲間入りを果たし、ヒップホップだけでなくポップミュージック全体の顔となります。
「イン・マイ・ライフタイムVol.1/BVCP-6082」
パフ・ダディのサポートを受け、発表された1997年のセカンドアルバムです。フォクシー・ブラウンやベイビーフェイスといったゲストの豪華さはファーストに見劣りしません。トラックにはロック色が出てくるなど、オリジナリティが強調されるようになります。アンダーグラウンドのラッパーらしい攻撃性がありつつ、大衆にもアピールする力がある名作です。
「Vol.2…ハード・ノック・ライフ/BVCM-35197」
1998年にリリースされた本作で、ジェイ・Zの地位は揺るがないものになりました。ジェイ・Zはクラブヒットを目指し、本作を制作します。ポップな表題トラックや「キャン・アイ・ゲッタ…」などはシングルヒットを飛ばしました。本作はグラミー賞で「ベストラップアルバム」を受賞し、ジェイ・Zの勢いを誰も止められなくなるのです。
「ザ・ブラック・アルバム/UICY-6079」
2003年、ジェイ・Zが引退宣言とともにリリースしたアルバムです。本作でジェイ・Zはネプチューンズやドクター・ドレーなど、当時の最高のプロデューサーたちを招聘しました。そして、アメリカ音楽の最先端ともいえるトラックに乗せて、本作を作り上げます。「チェンジ・クローズ」「ダート・オフ・ユア・ショルダー」といった人気曲も生み出し、ジェイ・Zのキャリアの総括にふさわしい内容となりました。
「アメリカン・ギャングスター/UICD-9045」
2007年リリースで、ラッパー復帰後のジェイ・Zのアルバムでは代表作といえる内容です。同名の映画作品から「ハスラー時代の自分を思い出した」というジェイ・Zは、70年代のギャングたちと自分の青春時代を重ね合わせてラップにしました。ジェイ・Z作品の中でも特にドラマティックで、ストーリー性の強い1枚です。
ジェイ・Z作品の買取はエコストアCD買取センターで
エコストアCD買取センターは、さまざまなジャンルのCDを査定し、買取っている専門店です。ヒップホップの買取実績も豊富で、熟練のスタッフが細かく査定させていただきます。ジェイ・ZのCDも人気で、買取可能です。もしも家にジェイ・Z作品が眠っているなら、試しにご相談ください。郵送や宅配での査定依頼もお待ちしています。
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