細野晴臣は1947年生まれの日本のミュージシャンです。彼の名前を聞くと、イエロー・マジック・オーケストラでの活動を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし細野晴臣はソロ活動も精力的に行っており、これまでCDも多数リリースしてきました。そこでこの記事では細野晴臣について解説しながら、買取市場で人気がある彼のCDの特徴や注目タイトルを紹介していきます。
細野晴臣とは?
細野晴臣は、1947年に東京都港区で生まれました。母方の祖父がピアノ調律師、祖母が映画会社勤務という恵まれた環境にあり、幼い頃から音楽に触れる機会が多々あったのです。中学生の頃にロックに目覚め、友人とバンド活動を始めました。当時の細野はギター担当でした。高校生になるとフォークにも興味を持ち、ボーカルにも挑戦するようになったのです。彼は大学生になるまで様々なバンドで数々のパートを担当して活動しましたが、1969年にバンド「エイプリル・フール」でメジャーデビューする際は、ベース担当でした。エイプリル・フール解散後、「はっぴいえんど」を結成しましたが、1973年にこちらも解散しています。
はっぴいえんど解散後、細野は遂にソロ活動を本格的に開始しました。1973年には、すでにファーストソロアルバム「HOSONO HOUSE」を発売しています。1975年には「トロピカル・ダンディー」、そして1976年に「泰安洋行」と立て続けにCDをリリースしました。「トロピカル・ダンディー」と「泰安洋行」、さらに1978年に発売された「はらいそ」の3枚は、海外でも人気があります。1978年にはYMOを結成し、そちらの活動が注目されていきますが、アーティストへの楽曲提供やゲームミュージックのアレンジなど細野個人の活動も活発でした。YMOの解散後、1980年代はソロとして映画のサウンドトラックを複数手掛けています。
もちろんソロアルバムも発売しており、この頃発売した「omni Sight Seeing」や「メディスン・コンピレーション」もファンからの人気が高いです。1990年代に突入すると、細野は「スケッチ・ショウ」や「ヒューマン・オーディオ・スポンジ」などのバンド活動を活発に行うようになります。様々なバンドでの活動を経て、彼が2007年に発売したソロアルバム「FLYING SAUCER 1947」は名盤です。これ以降も細野晴臣は様々なバンド活動やソロ活動を精力的に行っており、令和4年の時点で彼のキャリアはすでに50年以上となっています。しかし、細野の人気が衰えたことはありません。その秘密は、彼の音楽性にあるのです。
細野晴臣の音楽は、ソロ活動だけにフォーカスしてみても非常に多様性があります。時には同一人物が作ったとは思えないほど、音楽性が異なるのです。例えばソロ活動初期の1970年代に発売したアルバムには、沖縄やハワイ、中国などの音楽要素を取り入れた楽曲がありました。一方1980年代に発売したアルバムはがらりと変わり、中南米の音楽やアラブ音楽、日本民謡などの要素を取り入れています。このように様々な音楽要素を取り入れると、楽曲に統一感がなくなる恐れもあります。しかし細野の場合、彼の特徴的な低音ボーカルが楽曲に統一感を持たせているのです。バラエティに富んだ細野晴臣の楽曲は、今後も世代を超えて愛され続けていくでしょう。
買取市場で人気がある細野晴臣のCDの特徴
買取市場で人気がある細野晴臣のCDはBOXセットです。現時点で4作品がリリースされていますが、どれも複数枚のCDやDVD、ブックレットなどがセットになっています。特に初回生産限定盤で特典なども全て揃っていると、買取市場での需要が高いです。他にも1970年代にリリースされたアルバムも人気があります。何度もCDとして再発売されていますが、特に最初にCD化されたものの需要が高いです。
細野晴臣の人気タイトルを紹介
ここからは細野晴臣のCDの中でも、特に人気のあるタイトルを3つ紹介していきます。
「HOSONO BOX 1969-2000/RWCL-20003」
2000年に発売された4枚組CDのBOXセットです。ソロ名義の楽曲だけでなく、YMOやはっぴいえんどなどバンド活動での楽曲も収録されている、細野晴臣の集大成とも言える作品になります。本人による解説付きです。
「ハリー細野 クラウン・イヤーズ 1974-1977/CRCP20386」
2007年に発売された、CD3枚とDVD1枚がセットになったBOXです。人気のアルバム「トロピカル・ダンディー」と「泰安洋行」が本人監修でリマスターされており、音質にこだわるファンからの需要もあります。132ページもある豪華ブックレットには細野の貴重なコラム集やインタビューなどが掲載されていて、こちらも残っているものは、特に買取市場での需要が高いです。
「HOSONO HOUSE/KICS-1138」
こちらは2005年にリマスタリングされて再発売されたファーストアルバムのCDで、ロックテイストが色濃く感じられる名盤です。すでにCDを持っていても高音質で聴きたいというファンからの需要もあり、買取市場でも人気があります。こちらのタイトルは、最初にCD化された1989年発売のものもコアなファンからの需要が高いです。
細野晴臣のCDの買取ならエコストアレコードへ
細野晴臣は長いキャリアの中で、様々な音楽要素を取り入れたCDを多数リリースしてきました。これからもファンを飽きさせることなく、素晴らしい楽曲を世に送り出し続けるでしょう。そんな細野晴臣のCDを、エコストアレコードでは買取しています。豊富な実績を基にした、専門スタッフによる確かな査定で安心です。買取のお申し込みをお待ちしています。
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