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CD買取についてのコラム

買取市場で注目されている8cmCDとは?買取のポイントと人気タイトルについて解説

買取市場で注目されている8cmCDとは?買取のポイントと人気タイトルについて解説

 

90年代に発売されていた8cmCDを知っていますか?通常のCDより一回り小さく、持ち運びしやすい形状が人気を集めていました。現在は市場でめっきり見かけなくなった8cmCDですが、マニアの間で注目されているレアアイテムもそろっています。この記事では、話題の8cmCDについて、買取時のポイントや8cmCDの中でも特に人気の高いタイトルをご紹介します。

 
 

8cmCDとは

 

 

8cmCDとは、直径が8cmの小型CDのことです。現在流通しているCDは直径12cmなので、約2/3のサイズとなります。主にシングル曲を収録するCDで、パッケージは縦横比1:2の長方形。中央部のプラスチックを折ると正方形になり、さらにサイズも1/2になるという仕掛けも施されていました。

初めてCDがリリースされたのは1982年。アメリカの発明家・ジェームス・ラッセル氏が、1965年に汚れやすく傷つきやすい従来のレコード盤の弱点を補うために開発したことがきっかけでした。1979年には、オランダの電機メーカー・フィリップスと日本のソニーが共同開発し、1982年に音楽をデジタル情報で記録したCDが発売されました。ちなみに、世界で初めてリリースされたCDはビリー・ジョエルの『ニューヨーク52番街』と言われています。

8cmCDが発売されたのは、6年後の1988年です。日本、アメリカ、イギリスなど世界各国でリリースされ、発売当初はミニCD、もしくはSCDと言われていました。SCDとは、Small CDの略称です。アメリカでは3inch CDと呼ばれていて、CD3という略称で親しまれていました。通常のCDは5インチCDなので、CD5と略されています。

8cmCD再生に対応したプレーヤーは、トレイ部分に段差が付けられ、8cmCDがピッタリ収まる形状になっていました。しかし、8cmCD非対応のプレーヤーの場合はそのまま再生することはできませんでした。再生時には、別途販売していた専用アダプターをCD外枠にはめ込む必要があったのです。

そのため、8cmCDは、発売当初からプレーヤーとの適応性が課題となっていました。リリース当時は対応可能なプレーヤーはごくわずかで、知らずに使ってしまいプレーヤーが故障したというケースも少なくありませんでした。特に、カーオーディオでよく使われるスロットインというシステムのプレーヤーで再生した場合、故障が多発して問題視されていたのです。

8cmCDは12cmCDと同様に、音楽の録音・再生、データ保存としての用途で使うことができます。容量は約185MBで、再生時間は約21分です。12cmCDの容量は約650MB、再生時間はおよそ74分となっています。

音楽シーンでは、1990年代後半に登場したマキシシングル(12cmCDシングル)が流行。3曲程度収録できるマキシシングルは若者に受け、次第に8cmCDは市場から姿を消していきました。ただし完全に発売されなくなったわけではなく、今でも国内でも生産しているメーカーは数少ないながらも存在しています。

また、現在もジャケットのデザインを変更したくないというアーティストの希望で、8cmCDの形状のままリリースしている作品もあります。具体的には、ミスターチルドレンの『抱きしめたい』『君がいた夏』などが挙げられます。その他にも、コンサートやイベントなどの即売所で発売されているケースもあります。

昔懐かしい8cmCDは、発売当時は画期的でレンタルショップやリサイクル店などで見かけることも少なくありませんでした。今でこそCDの主流ではなくなってしまいましたが、コアなファンや昔をしのぶオーディエンスからは変わらず注目されているアイテムです。

 
 

8cmCD買取時のポイント

 
 

8cmCD買取時のポイントは、やはりコンディションと言えるでしょう。一般的に買取価格を左右するポイントは商品状態の良し悪しですが、特に8cmCDはパッケージが紙製で、表面を保護するプラスチックケースなども付いていないため状態が良い商品が少ないのが現状です。

また、8cmCDは手軽に持ち運びできるように、中央部でパキッと半分に折れるように作られています。発売当時は多くの人が半分に折って使っていましたが、折り曲げることで買取価格は大幅に下がってしまいます。8cmCDの買取を希望する場合は、綺麗な状態で保管しているか、さらに中央で折り曲げていないかがポイントと言えるでしょう。

その他には、非売品・限定品、流通量の少ない商品が買取市場では人気です。80年代後半アイドルとして活躍し、その後女優に転身した喜多嶋舞、現在は表舞台から姿を消した日原麻貴なども注目されています。

 
 

8cmCDで人気のタイトル

 
 

「喜多嶋舞 / ディア・ダディ / ファンハウス, 10FD-5013」
 

1988年にファンハウスからリリースした喜多嶋舞のセカンドシングルです。タイトル曲の作詞作曲は矢野顕子で、幼く初々しいジャケ写が印象的なタイトルです。後に女優として開花し、『八つ墓村』『GONIN2』『静かなるドン THE MOVIE』などに出演しています。

 
 

 

「日原麻貴 / わかってない‼︎ / キング, 091X-10021」
 

1989年にリリースされた日原麻貴のセカンドシングルです。当時一世を風靡した安全地帯の松井五郎とアルフィーの高見沢俊彦が手掛けた楽曲で、セピア色の物憂げなジャケットが印象に残るタイトルです。日原麻貴は、1988年ミスマガジン特別賞を受賞し、翌年に歌手デビューを果たしています。グラビアも多く手掛けていましたが、現在は芸能活動を行っていません。

 
 

昔懐かしい8cmCDをチェックしよう

 

1980年代後半から1990年後半までレコードショップで見かけていた昔懐かしい8cmCDは、手軽なサイズ感と長方形のパッケージが印象的でした。発売当初は対応できるプレーヤーがなかったので、CDの外枠にはめ込むアダプターが発売されていたのも懐かしい思い出です。8cmCDは買取市場で注目度の高い商品なので、もし自宅に眠っているタイトルがあれば、是非エコストアレコードまでご連絡ください。

 
 

 

 

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