New Order(ニュー・オーダー)は、1981年にイギリスのマンチェスターで結成されたロックバンドです。同年に発表されたファーストアルバム「ムーブメント」以来、エレクトロ・ニューウェーブ・ハウスなど、さまざまなジャンルの要素を取り入れ時代を駆け抜けてきました。その間、バンドの休止と復活を繰り返しながら現在もコンスタントに活動しています。そんなNew Orderの買取されているCDについて紹介していきます。
New Orderとは?
New Orderは、イギリスのポストパンクを代表するロックバンドJoy Divisionを前身としています。Joy Divisionの中心であるイアン・カーティスの自殺により、残されたメンバーがバンド名を新たに結成しました。結成当初はイアンの面影を引きずっているようなサウンドでしたが、シンセサイザーを駆使したエレクトロへアプローチするなど、次第にバンドとしての新たな境地へ歩み出します。1982年にはマンチェスターに伝説的クラブ「ハシエンダ」をオープンし、80年代後半から90年代初頭にかけて広がりをみせたマッドチェスターやセカンド・サマー・オブ・ラブなど、クラブシーンの発展に大きな影響を与えました。その頃の音楽性が反映された5枚目のアルバム「テクニーク」は、アメリカとイギリスでゴールドディスクを獲得し、New Orderの黄金期を象徴する作品となっています。
その後、世界ではテクノやハウスなどのレイブサウンドがムーブメントとなりますが、New Orderは次第にシーンから距離を置くようになり、1997年にはクラブ「ハシエンダ」も幕を閉じました。1998年以降のライブでは、Joy Division時代の楽曲も積極的に演奏し、7枚目のアルバム「ゲット・レディー」ではギターサウンドが印象的な、原点回帰した作品となっています。2000年代にはメンバーの入れ替わりなど、さまざまな確執がある中でバンド活動の休止や再開を繰り返しますが、2020年にはシングル「ビー・ア・レベル」を発表し、その健在ぶりが注目されています。
New Orderの功績として大きいのは、やはりクラブシーンへの影響でしょう。電子音を積極的に取り込み、ロックとはこうあるべきといった既成概念を覆した先駆者的なバンドと言えます。ケミカル・ブラザーズやストーン・ローゼスをはじめ、その影響を受けたアーティストは数知れません。今でこそ当たり前になったジャンルのクロスオーバーもNew Orderがいなかったら違っていたかもしれません。
高額買取されるNew OrderのCDの特徴について
高額買取されるNew OrderのCDの特徴は、80年代に発売されていた旧規格CDで帯がついた状態の美品です。旧規格とはCDが出回り始めた頃のもので初期盤CDとも言われています。この頃はまだレコードやカセットテープが主流で、より高い価格に設定されていたCDは、まだ一般的ではありませんでした。また当初は専用のプレーヤーが高額だったことも、CDの普及を遅らせた要因といえるかもしれません。そのようなことから旧規格盤のアルバム「ブラザーフッド」など、当時発売されていたNew OrderのCDには希少性の高いものがあります。
New Orderのタイトル紹介
「ムーヴメント / コレクターズ・エディション」(WPCR-13581)
1981年に発表されたファーストアルバムにレア音源集を加えた2枚組のコレクターズ・エディションです。ディスク1のムーヴメントは、Joy Divisionの頃を彷彿とさせる印象が強いのに対し、ディスク2のレア音源では、新たな試みに挑戦している楽曲が多いです。2枚を通して聴くと、この頃のバンドの葛藤や成長を感じられます。
「権力の美学 / コレクターズ・エディション」(WPCR-13583)
1983年に発表されたセカンドアルバムにレア音源集を加えた2枚組のコレクターズ・エディションです。シンセサイザーを中心としたアンニュイなサウンドが、Joy Divisionから前進を始めたNew Orderらしさを感じる名盤です。ディスク2は当時の12インチバージョンやB面曲で構成されていますが、中でも伝説的名曲「Blue Monday」のロングバージョンはオリジナルと比べて聴いてみるのも面白いです。
「ロウ・ライフ / コレクターズ・エディション」(WPCR-13585)
1985年に発表された3枚目のアルバムにレア音源集を加えた2枚組のコレクターズ・エディションです。ディスコの要素を取り入れたポップなメロディにポジティブとネガティブが詰まった楽曲群は80年代のNew Orderを象徴する作品と言えます。ディスク2のレア音源には、「The Perfect Kiss」「Sub-Culture」をはじめとするアルバム収録曲のバージョン違いや、「Shame Of The Nation」などのシングルのB面曲が計8曲入っています。
「ブラザーフッド / コレクターズ・エディション」(WPCR-13587)
1986年に発表された4枚目のアルバムにレア音源集を加えた2枚組のコレクターズ・エディションです。大ヒット曲「Bizarre Love Triangle」をはじめとして、ギターサウンドとデジタルが融合した、メロディアスなダンスビートが印象的なNew Order黄金期の作品となっています。ディスク2の1曲目に収録されている「Bizarre Love Triangle(Shep Pettibone Remix)」はオリジナルと違った良さが新鮮です。
時代を越えて愛されるNew Order
1981年の結成以来、今もなお走り続けるロックバンドNew Orderは、時代の音と共に進化を続けてきました。そんなNew Orderの生み出してきた数々の名盤は時代越え、これからも愛されていくことでしょう。エコストアレコードCD買取センターは買取歴30年、累計買取枚数1,000万枚の経験・実績を生かして、お客様のCDを高価買取致します。もしご不要なNew OrderのCDがありましたら、ぜひともエコストアレコードにご相談ください!
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