Steely Dan(スティーリー・ダン)は1972年、アメリカのロックシーンに突如として現れました。その音楽は、ポップ・ロック界に新たなスタンダードを築き上げたと言えます。変化の激しいグループですが、その中心メンバーはウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲン。ベッカーの逝去後もSteely Danの歴史は終わることなく、現在でもフェイゲンが刻み続けています。
そんなSteely DanのCDは、どのようなものが高価買取されているのでしょうか。特徴と実例をご紹介します。
Steely Danとは?
Steely Danが求め続けたもの。それは「完璧」です。Steely Danは当初6人組のバンドでした。しかし、卓越した演奏・作曲技術を持つウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンは「完璧なサウンド」を追求するあまり、他のメンバーを置き去りにしていくようになります。外部のスタジオ・ミュージシャンや著名な音楽家を起用するようになった結果、亀裂はどんどん深まってしまい、2人以外のメンバーは次々と脱退。最終的にベッカーとフェイゲンのデュオグループとなっても、彼らが「完璧」を目指すことに変わりはありませんでした。Steely Danの理想とする「完璧」とは、音楽、サウンド、録音、全てが最高品質であること。彼らはライブから離れ、スタジオにこもって「完璧な作品」を追求するようになります。
彼らの音楽の特徴は、時代の流行にとらわれず、様々なスタイルを取り入れていることです。Steely Danはアメリカン・ロックとして分類されますが、作品にはラテン音楽やジャズ、R&B等の要素が混ざり、独自の音楽性によって展開されています。それはAORというジャンルの原型にもなりました。特に1977年のアルバム『彩(Aja)』ではジャズ的なコード進行やテンション、楽器編成が頻著に見られます。そして一流ミュージシャン達が奏でる贅沢なヘッドアレンジは、Steely Danが求める「完璧な作品」に欠かせないものだったと言えるでしょう。フェイゲンの紡ぐミステリアスで難解な歌詞も作品にとって重要です。皮肉や毒々しさを含んだその内容は、高級感さえ漂うSteely Danの音楽にスパイスを加えます。
1980年のアルバム『ガウチョ(Gaucho)』以降、Steely Danは活動を休止します。傑作である『彩(Aja)』の次に制作された『ガウチョ(Gaucho)』は発表までに2年半もの月日を要し、完璧主義である2人にかかるプレッシャーは相当のものだったことが伺えます。それぞれソロミュージシャンやプロデューサーとして活動しますが、1993年にはSteely Danを再始動。2000年にアルバム『トゥー・アゲインスト・ネイチャー(Two Against Nature)』を発表し、同年のグラミー賞で4部門を受賞する名盤となります。その後Steely Danは「ロックの殿堂」入りを果たし、『彩(Aja)』はグラミー賞殿堂入りアルバムとなりました。
2017年にベッカーは逝去しますが、フェイゲンはバンドを終わらせませんでした。2人で追い求めた「完璧」を、Steely Danは今も表現し続けています。
高価買取されるSteely DanのCDの特徴について
Steely DanのCDで高額買取されるものの特徴は、ライブ音源CDであったり、現在廃盤となっているものです。名作『彩(Aja)』などはリマスターされる機会も多いですが、高音質CDであったり、アメリカ版オリジナルテープを元にしたリマスターCDなどが存在します。廃盤も多いため、昔なんとなく買った『彩(Aja)』のCDが思わぬ掘り出し物となる可能性も。
Steely DanのCDタイトル紹介
『彩(Aja)/UDCD515』(※高音質GOLD-CD)
『彩(Aja)』はグラミー賞殿堂入りとなった傑作アルバムです。Steely Danのアルバム6作目となるこのレコードは1977年に発表され、数十人に及ぶ一流ミュージシャンが参加していることでも有名。最高の音楽を追求したベッカーとフェイゲンの、レコーディングにおける数々の逸話も多いです。『彩(Aja)』のCDには様々なものが存在しますが、この1988年にリリースされたUS版オリジナルマスターレコーディング・コレクション、24KゴールドCDは高額買取されるものとして名前が挙がります。オリジナルマスター音源を使用したこのCDは現在販売されておらず、非常に貴重です。
『彩(エイジャ)/UICY93520』(※SHM-CD、’08年規格)
こちらは、日本で紙ジャケット仕様でリリースされたSHM-SACDです。2008年に発売され、2011年にアンコール・プレスされました。オリジナルLPをミニチュアにしたような紙ジャケットが特徴です。
『ライヴ1993/AGIPI3693』
1993年、ミズーリ州メリーランド・ハイツにて行われたライヴ・パフォーマンスが収録された2枚組アルバム。高い価値のある限定盤であり、『彩(Aja)』に入っている楽曲も収録された、ファンにとって嬉しいCDとなっています。
『ライヴ・イン・ロンドン 2000/IACD10692』
20年ぶりにアメリカの音楽シーンにカムバックしたSteely Danが、2000年にリリースしたアルバム『トゥー・アゲインスト・ネイチャー(Two Against Nature)』。そのアルバム楽曲をメインにワールド・ツアーが行われましたが、ロンドン公演はBBCのラジオ放送のために録音されました。そんな貴重音源を完全収録したのがこの2枚組CDアルバムです。
『ライヴ・イン・カリフォルニア’93/IACD10690』
カリフォルニアのロック専門FM局「Westwood One」のために行われたコンサートを完全収録したライヴ・アルバム。1993年はSteely Danが再始動した記念すべき年であり、その時期のコンサートはロック・ファンにとって胸を熱くさせるものがあります。アルバムの楽曲リストにはSteely Danの代表曲ばかり。最高のミュージシャン達によるセッションも聴きどころです。
【その他の高価買取される可能性の高いSteely DanのCD】
『ライヴ・イン・ボストン’74 キング・ビスケット・フラワー・アワー/IACD10688』
『ガウチョ/911056』(※SHM-CD)
『Citizen Steely Dan 1972-1980/ MCAD 4-10981』
『キャント・バイ・ア・スリル/UICY93515』(※SHM-CD、’08年規格)
『ヘイ・ナインティーン 93/VSCD4141』
Steely Danの伝説はこれからも続く
常に「完璧」であることを理想としたSteely Danの音楽は、ベッカーが逝去し、フェイゲンだけとなった今も生き続けています。2人が追い求めた「完璧」の魂が込められたCDは、これからも私たちを最高の音楽体験へと誘ってくれるでしょう。そんなSteely Danの名盤がお手元で眠っていませんか?もしご不要なCDがありましたら、ぜひともエコストアレコードにご相談ください!大切なCDを高価買取致しております。
※本サイトに掲載されている記事の著作権はFTF株式会社に帰属します。投稿した記事のリライトの可能性が高い場合は顧問弁護士と協議の上、即日中に法的な処置を行いますのでご了承ください。