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人気衰えないレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、買取で人気の中古レコードとは?
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買取で需要が高いレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の中古レコードはお持ちですか?「Rock And Roll」や「Immigrant Song (移民の歌)」で知られる伝説のバンド、レッド・ツェッペリンは1980年に解散したにもかかわらず、いまだに絶大な人気を誇ります。2021年には全米ギター誌が共同で実施した読者投票で、「Whole Lotta Love」が「史上最高のリフ」に選ばれました。そんなレッド・ツェッペリンの買取で人気のレコードと、特徴などをご紹介します。
レッド・ツェッペリンについて教えます
レッド・ツェッペリンはイギリスで1968年に結成された、4人組のロックバンドです。メンバーはリーダーでギターを担当するジミー・ペイジとボーカルのロバート・プラント、ベースとキーボードを担当するジョン・ポール・ジョーンズとドラムのジョン・ボーナムです。母体は同じイギリスのロックバンド「ヤードバーズ」で、当初は「ニュー・ヤードバーズ」と名乗っていましたが、1968年に初めて「レッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)」の名前でショーを行いました。
1969年1月にデビューアルバム「レッド・ツェッペリン I」を発表し、同年にはセカンドアルバム「レッド・ツェッペリン II」もリリースします。「レッド・ツェッペリン II」はアメリカとイギリスのチャートで1位となり、商業的な成功を収めました。続く1970年の「レッド・ツェッペリン III」でも、アメリカとイギリスのチャートで1位になります。しかしレッド・ツェッペリンは過大評価されているというメンバーの考えから、4枚目と5枚目のアルバムには、レコードジャケットにバンド名もアルバムのタイトルも書かれていませんでした。1971年の4枚目のアルバムの便宜上のタイトルは「レッド・ツェッペリンIV」、1973年の5枚目のアルバムは「聖なる館」です。
1975年の6枚目のアルバム「フィジカル・グラフィティ」は2枚組で、バンドが独自に立ち上げたレコードレーベル「スワンソング」からリリースされます。このアルバムのリリース直後には、これまでのすべてのアルバムがアルバムチャートのトップ200に返り咲きました。1976年のアルバム「プレゼンス」では全米売り上げ350万枚となりプラチナアルバムを獲得しましたが、ページが楽曲のレコーディングセッション中にヘロインを使用していたことなどから、ファンや音楽プレスの評価が分かれます。1975年のプラントの自動車事故の影響によって、レッド・ツェッペリンは1976年はツアーを行いませんでした。代わりに作成したコンサート映画「レッド・ツェッペリン狂熱のライブ」と、そのサウンドトラックアルバムの評判は芳しいものではありませんでした。
1980年6月にドイツで行われたショーの際、ドラムのボーナムがステージ上で倒れます。9月に、ボーナムは嘔吐による窒息のためが事故死しました。代わりのメンバーが参加するという噂も流れましたが、バンドは解散を決めました。数度の再結成時には、ゲストミュージシャンが参加しています。レッド・ツェッペリンは1995年にロックの殿堂入りを果たし、2021年にはTikTokに公式アカウントを開設しました。
レッド・ツェッペリンの買取で人気のレコード作品の特徴
高値買取されるレッド・ツェッペリンのレコードの特徴は、日本盤だけについている珍しい帯にあります。「Rock Age帯」は「花帯」とも呼ばれる、カラフルな花を持つ人の手が描かれた帯です。「ロック・エイジ・キャンペーン」に合わせてつけられたため販売された期間が短く、数量が限られているため中古市場にはほとんど出回りません。しかし日本版のデビューアルバムは、発売当初のタイトルが現在とは異なっており希少性が高いです。アルバムからシングルカットされたレコードにも、高値となっているものがあります。レッド・ツェッペリンのレコードは帯やジャケットが数種類あり、その中で販売された数の少ないものがファンの間で人気となっています。
レッド・ツェッペリンの人気レコード作品
レッド・ツェッペリンの買取で人気のレコードをご紹介します。
レッド・ツェッペリン登場(黒青帯付)/ LPアルバム発売日1969/7/1, 型番SMT-1067
「レッド・ツェッペリン登場」は、レッド・ツェッペリンのデビューアルバムの日本盤で、原題は「Led Zeppelin」です。現在は「レッド・ツェッペリン I」として販売されています。発売当初はプレゼントつきで、帯の青文字の部分は応募券でした。黄色に黒の文字の入ったバージョンもありますが、黒青帯のほうが価値が高いためより高い金額での買取となります。
移民の歌 / EPレコード発売日1970/12, 型番DT‐1180
「移民の歌」は「レッド・ツェッペリンIII」からシングルカットされた曲で、日本盤のレコードです。このバージョンではジャケットがライブで歌っている写真となっており、翌年2月にP-1007Aとしてリリースされたメンバーの顔のイラストのものとは異なっています。現在の中古レコード市場でめったに流通しない理由は、この7インチレコードは当時事情により自主回収となってしまい、一般的には流通はせず大変希少な代物になってしまったから。それだけに状態さえ良ければ買取金額も20万円以上にまで達することもあります。
レッド・ツェッペリンのレコードを売るならエコストアレコードへ
解散から40年以上経っても人気の衰えないレッド・ツェッペリンのレコードは、帯つきの日本盤が高値で買取されています。しかし帯には数種類あるため、レコードの知識を持たない買取店に売ると、正しく評価してもらえない恐れがあります。エコストアレコードはレコードの買取専門店なので、間違いのない査定をすることが可能です。レッド・ツェッペリンのレコードは、ぜひエコストアレコードへお持ちください。
※本サイトに掲載されている記事の著作権はFTF株式会社に帰属します。投稿した記事のリライトの可能性が高い場合は顧問弁護士と協議の上、即日中に法的な処置を行います。
ヘビメタの元祖 ブラック・サバス(Black Sabbath)の魅力と中古買取市場で注目のレコードとは?
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中古買取市場においてブラック・サバス(Black Sabbath)のレコードが人気です。1968年に結成し、2017年に49年にわたる歴史に幕を閉じたイギリスのバンド、ブラック・サバスはヘビメタの元祖ともいわれる伝説的バンドです。オジー・オズボーンの悲壮感に満ちた歌声と、トニー・アイオミの無機質で重厚なギターがおりなすサウンドは、唯一無二の世界観を生み出し、長年にわたり世界で注目を集めてきました。
この記事ではブラック・サバスの歴史を振り返るとともに、買取市場で注目を集めているレコードを紹介します。
ブラック・サバスはどんなバンド?
オジー・オズボーンを中心に、1968年にイギリスのバーミンガムで結成、当初はヘビー・ブルース・ロックを演奏するバンドとして「Earth」と名乗っていました。しかし徐々にオカルトの世界観を音楽に取り入れるようになり、1964年に公開されたマリオ・バーヴァ監督のホラー映画のタイトルを取り、バンド名を「ブラック・サバス」に改名しました。
1970年2月13日金曜日にアルバム「ブラック・サバス」でデビュー。怪奇的な世界観でヘビメタを演奏する彼らは、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズと並び、70年代初期のイギリスを代表するバンドとして人気を博しました。
同年9月にリリースしたセカンドアルバム「パラノイド」が大ヒット。独特で重厚なサウンドは「サバス・サウンド」と評され、60年代に流行り始めたヘビメタは彼らによって完成されたといわれています。
アメリカツアーも成功させ、続く3枚目のアルバム「マスター・オブ・リアリティ」は予約段階でゴールドディスクになるほどの人気でしたが、この後、徐々に曲のアレンジが変化していき、ファンが求めるイメージから離れていきます。
1977年、バンド内のゴタゴタでオジー・オズボーンが脱退し、バンドは低迷期に入ります。翌年、オジーは復帰しましたが人気は戻らず、10周年ツアーやニューアルバムも不調に終わりました。
1979年にオジーが再び脱退、ベースのギーザーも脱退し、新メンバーが2人加入、翌年にギーザーが復帰と、目まぐるしい変動をとげながら生き残りをはかったこの時期。
9作目のアルバム「ヘブン・アンド・ヘル」が久々のヒットとなり、ブラック・サバスは前線に戻ってきました。しかしその後もメンバーの脱退、加入を繰り返し、1990年頃までトニー・アイオミのソロ・プロジェクトとしてメンバーが流動的なまま、活動を続けることになります。
90年代後半になりオジーが復帰、ブラック・サバスが再結成したニュースは多くの音楽ファンを沸かせました。この背景にはニルヴァーナが、全盛期のブラック・サバスに大きな影響を受けていると語ったことや、ヘビーロックが再びはやり出したことなどがあり、サバス・サウンドが世間から再評価されることとなりました。
彼らの影響力は、ハードロックやヘビメタにとどまらず、ハードコア・パンクやグランジ、ブラックメタルといったジャンルにおいても、その源流として扱われることが多いです。1997年にオリジナルメンバーが集まりツアーを行った際、「今後、オリジナルメンバー以外ではブラック・サバスを名乗らない」と公言したことから、2000年代に入り、一時期「ヘブン・アンド・ヘル」と名乗り活動していた時期もありました。
しかし、2011年11月11日にオリジナルメンバーが集結しブラック・サバスは再始動。
ブラック・サバス名義では実に18年ぶりとなったアルバム「13」はアメリカ、イギリスの両方でチャート1位を獲得しました。
そして2017年、最後のツアーを終え、およそ50年の歴史に幕を閉じました。
世界中で人気の高いブラック・サバスのレコードは?
黒い安息日 Black Sabbath(型番 :SFX-7203)
1970年にリリースされたデビュー・アルバムで、邦題は「黒い安息日」。わずか2日で収録されましたが、1年にわたりチャートに残るヒット作となりました。ブルースとジャズを基調にしながらも、アイオミの不穏なギターで黒魔術的な世界観を生み出している本作。大ヒットシングル「Evil Woman」が収録されています。
パラノイド Paranoid(型番 : SFX-7266)
デビューアルバムからわずか7ヶ月後にリリースされたセカンドアルバムで、全英1位を獲得しました。当初「War pigs」をアルバム名にする予定でしたが、ベトナム戦争への配慮から「Paranoid」に変更されたといわれています。
タイトル曲の「Paranoid」や収録曲「Iron man」は彼らの作品の中でもっとも有名な曲といわれています。
マスターズ・オブ・リアリティー Master of reality(型番 :SFX-7400)
前2作よりサウンドがダークでヘビーに進化したサードアルバム。トニー・アイオミの特徴的なギターリフを全面に押し出したアレンジが際立つ1枚です。重低音を炸裂させながらも、イギリストラッドやクラシックの要素も盛り込んだ、重厚なアンサンブルの曲が多いのが特徴です。「Sweet Leaf」、「Into The Void」といったヘヴィ・ロックの名曲を収録しています。
ブラック・サバス Vol.4 Black Sabbath Vol.4(型番 : RJ-5049)
1972年に発表された作品の中で最高傑作との呼び声も高い4枚目のアルバム。メンバーがコカイン乱用の問題を抱える中で製作されたといわれています。収録曲「Changes」はブラック・サバス初のピアノバラード。2003年にオジー・オズボーンが娘のケリーとデュエットでこの曲をリリースし、全英シングルチャート1位を獲得しました。
多くのアーティストに影響を与えたブラック・サバス
ニルヴァーナをはじめとする多くのアーティストが「自分の音楽に影響を与えたアーティスト」として名前をあげるブラック・サバス。彼らの曲は50年経った今も色褪せることなく、多くの音楽ファンから愛されています。2017年に活動を終えたことからも、過去の作品に注目が集まっています。もし、ご自宅に眠っているレコードがありましたら、ぜひエコストアレコードにご連絡ください。
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高価買取されるキング・クリムゾン(King Crimson)の中古レコードについて
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中古レコード市場ではキング・クリムゾン(King Crimson)の作品が高価買取につながることがあります。1969年にプログレッシヴ・ロックバンドとしてイギリスでデビューしたキング・クリムゾン(King Crimson)。時代を経るごとに音楽性をガラリと変え、進化を続けてきました。キング・クリムゾンは常にフロントランナーとして走り続け、ロック界の伝説的存在です。今回はそんなキング・クリムゾンのキャリアや買取市場における人気作品の特徴を詳しく解説するとともに、名盤の紹介をしていきます。ぜひ参考にしてください。
キング・クリムゾンとは?
キング・クリムゾンはギタリストのロバート・フリップを中心に結成されたイギリスのロックバンドです。1969年のデビュー・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」は音楽業界に衝撃をもたらしました。メロトロンやフルートのサウンドに加え、クラシックやフリージャズの要素を入れた前衛的な本作品は、ピンク・フロイドと並んでプログレッシヴ・ロックを確立したとされています。しかしキング・クリムゾンの魅力は1つのジャンルにこだわらず、常に音楽性を変化させてきたことにあります。1970年代の演奏はジャズのようなインプロビゼーション(即興演奏)を多用するスタイルへと変貌しました。
1975年に1度キング・クリムゾンは解散をしますが、1981年にフリップは新バンド「ディシプリン」を立ち上げます。すぐにキング・クリムゾンに改名し、当時ブームだったニュー・ウェイヴの要素を取り入れます。これまでの管弦楽器を取り入れたサウンドから、ギターとスティック主体への急激な変化は賛否両論を起こしました。1984年に再び解散し、1994年に再びキング・クリムゾンを結成。バンドは6人編成で、3人ずつのユニット毎に演奏を行う「ダブルトリオ」を採用しました。「ヌーヴォメタル」と名付けられたサウンドは、プログレッシブ・ロックとヘヴィ・メタルを融合させたものでした。
2004年にキング・クリムゾンは活動休止、2011年にフリップは引退を宣言しますが、2014年にフリップとキング・クリムゾンは復活します。ライブ中心に活動し、「トリプルトリオ」「ダブルカルテット」「トリプルドラム」といったユニークな編成で世界各国を回りました。そして2021年のライブツアーをもって、キング・クリムゾンとしての活動の終焉を示唆しています。
買取市場におけるキング・クリムゾンの人気作品の特徴とは?
キング・クリムゾンは2021年までアルバム作品をリリースしていますが、レコードとして発売されたのは1984年の解散までです。1984年までのレコードはどれも、キング・クリムゾンが人気バンドということもあって、買取市場で高い人気を誇ります。さらに巣ごもり需要や近年のレトロブームにより、レコードの評価が見直されていることも追い風となっています。限定盤や初回版、本家イギリスや珍しい国でプレスされたもの、帯・冊子・袋が付属していて保存状態が良いものはさらに市場から評価されやすいでしょう。
キング・クリムゾンの人気作品
クリムゾン・キングの宮殿(In the Court of the Crimson King)/ILPS9111
1969年にリリースされたデビュー・アルバム。プログレッシヴ・ロックはここから始まったと言っても過言ではありません。その前衛的な音楽性は瞬く間に評判となり、ビートルズの「アビイ・ロード」を全英チャート1位から引きずり落としたと言われています(実際は全英チャート5位でした)。アルバム・ジャケットインパクトがあって、1度見たら忘れられません。
ポセイドンのめざめ(In the Wake of Poseidon)/ILPS9127
1970年にリリースされた2枚めのアルバムです。全英チャート4位を獲得し、キング・クリムゾンの作品のなかでも最高位となっています。「クリムゾン·キングの宮殿」の流れを組み、音楽のジャンルの枠を超えた楽曲が収録されています。
太陽と戦慄(Larks’ Tongues in Aspic)/ILPS9230
1973年にリリースされた5枚目のスタジオ・アルバムです。インプロビゼーションを全面的に押し出した作品に仕上げています。アルバム・ジャケットに描かれた太陽は、キング・クリムゾンのシンボルともなりました。
レッド(Red)/ILPS9308
1974年、解散発表の翌日にリリースされた7枚目のスタジオ・アルバムです。プログレッシヴ・ロックの究極体とも言われています。前半曲はヘヴィサウンドを中心に、後半はインプロビゼーションを存分に楽しめます。
ディシプリン(Discipline)/EGLP49
1981年、解散後に再結成された新生キング・クリムゾンによるスタジオ・アルバムです。それまでの音楽性を全て捨て去り、ポリリズムやディスコミュージックを取り入れたニュー・ウェイヴ調となっています。発売当時は賛否両論でしたが、現在はサウンドのクオリティーが評価されています。赤を基調とするアルバム・ジャケットは、同時期にリリースされた青を基調とする「ビート」、黄色を基調とする「スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー」と揃えると圧巻です。
USA/ILPS9316
1975年、アメリカのアズベリー・パークでの演奏を収録したライブ・アルバムです。ライブならではの破壊力と、高い演奏レベルを堪能できます。
キング・クリムゾンのレコードを売るならエコストアレコードに
キング・クリムゾンは解散と再結成を繰り返し、メンバーが入れ替わるごとに音楽性を変化させてきました。キング・クリムゾンの長期にわたる活動は、2022年にひとまず終止符が打たれました。しかし残された作品は今でも多くの人々に愛されています。そんなキング・クリムゾンのレコードが倉庫や押入れに眠ったままではないでしょうか?エストアレコードでは心を込めて査定します。ぜひご利用ください。
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ロックの大御所!ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のレコード買取で人気のアルバムとは
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2022年7月に結成60周年を迎えたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)。デビューシングル「カム・オン」以来、現在まで500曲以上にも及ぶ作品を発表してきたロックのカリスマ的バンドで、日本でもグループサウンズを始めとする音楽シーンに大きな影響を与えました。オリジナル盤やライブ盤を含めた総レコード数はなんと100枚以上もあり、中古市場で人気の作品も数多くあります。ここではローリング・ストーンズの魅力や人気アルバムをご紹介します。
ローリング・ストーンズってどんなバンド?
ローリング・ストーンズは1963年に結成されたイギリスのロックバンドです。デビュー当時のメンバーはボーカルのミック・ジャガー、ギターのキース・リチャーズとブライアン・ジョーンズ、ベースのビル・ワイマン、ドラムスのチャーリー・ワッツの5名で、その後メンバー数名の入れ替えやチャーリー・ワッツの死亡などもあり、現在はミック・ジャガーとキース・リチャーズにギターのロン・ウッドを加えた3名で活動しています。
バンド結成は、もともと幼なじみだったミック・ジャガーとキース・リチャーズが駅のホームで偶然再会したことがきっかけでした。そのときにミックが持っていた黒人ミュージシャンのアルバムにキースも興味があったことで二人の会話が弾み、お互いの家を行き来する関係が復活します。その後ブライアン・ジョーンズと知り合いになり1962年にロンドンで初ライブ、同じ年にビル・ワイマンとチャーリー・ワッツが加わりローリング・ストーンズが誕生しました。
1962年10月に同じイギリスでデビューしたビートルズを追いかけるように、翌年6月に「カム・オン」でデビューしたローリング・ストーンズは、「お坊ちゃん」的イメージのビートルズに対し「不良」的なイメージのバンドとして活動を始めます。すると1964年にリリースしたファーストアルバム「The Rolling Stones」が全英アルバムチャートで12週連続1位となる大ヒットとなり、翌年リリースしたセカンドアルバム「The Rolling Stones No.2」も全英1位を記録するなど、当時「ビートルズ派かストーンズ派か」と言われるほどの人気バンドとなりました。そしてデビュー当初はブルースや黒人音楽のカバー曲ばかりを演奏していましたが、徐々に「ジャガー/リチャーズ」のクレジットによるオリジナル曲を制作するようになり、同年発表した「サティスファクション」は英米両国でヒットチャートの1位を獲得、「ローリング・ストーンズ」の名前は一躍世界中で知られるようになります。1966年に「サティスファクション」を収録したサードアルバム「Aftermath」は全曲「ジャガー/リチャーズ」のクレジットによるもので、アメリカで2位、イギリスでも2週連続1位を獲得し、その人気を不動のものとしました。
その後も「黒くぬれ!(Paint it, Black)」や「ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jumpin’ Jack Flash)」、「夜をぶっとばせ(Let’s Spend the Night Together)」などを立て続けにヒットさせるなど、ローリング・ストーンズはスター街道を突き進みました。1967年のミック、キース、ブライアンの麻薬使用による摘発や、1969年のブライアンのバンド脱退など紆余曲折はあったものの、全盛期を迎えていたローリング・ストーンズは1970年に自らのレーベルを設立、今までのハードなロックに加えてレゲエやディスコなどの要素も取り入れながら成長を続けます。1989年にロックの殿堂入りを果たすと2000年代以降も精力的にアルバムを発表、メンバーの平均年齢が70歳以上となった現在でもワールドツアーを行うなど、「古希」を迎えているとは思えないパフォーマンスで多くの音楽ファンを魅了し続けています。
中古レコード市場で人気の高いローリング・ストーンズのアルバム3選
The Rolling Stones(Decca LK4605)
1964年にリリースされたローリング・ストーンズのファーストアルバムです。ローリング・ストーンズのアルバムは1960年代のイギリス版が人気で、特にこのアルバムは日本でも人気の「テル・ミー(Tell Me)」が公式音源とは異なるバージョンで収録されているため人気が高くなっています。
Exile Of Main St.(UK ROLLING STONES RECORDS COC 69100)
1972年リリースのアルバムで、邦題は「メインストリートのならず者」です。全米・全英でセールス1位となったアルバムで、初の2枚組となっています。ローリング・ストーンズの全盛期を代表する作品で、ブルースやカントリーなどのさまざまな音楽をストーンズ風に昇華させた全18曲は「ストーンズの最高傑作」とも言われています。
GOAT’S HEAD SOUP(UK ROLLING STONES RECORDS COC 59101)
1973年リリースのアルバムで、邦題は「山羊の頭のスープ」です。このアルバムも全米・全英でセールス1位を記録しており、あまり評判の良くなかったレゲエの影響を感じさせずにエフェクトを多用した作品となっています。大ヒットとなったバラード曲「悲しみのアンジー(Angie)」を含む全10曲となっています。
ローリング・ストーンズのレコードを売却するならエコストアレコードへ
1963年のデビューから半世紀以上にもわたり活動を続けているローリング・ストーンズ。多くのミュージシャンに影響を与えたサウンドは、今も変わらず幅広い世代から人気です。エコストアレコードでは宅配買取・出張買取・持込買取とお客様に便利な買取方法をご用意しており、経験豊かなスタッフが正確な査定を行います。聴かなくなったローリング・ストーンズのアルバムをお持ちなら、是非エコストアレコードの買取をご利用ください。
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高価買取されているザ・フー(The Who)のレコードについて
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1960年代から1980年代にかけて活躍したイギリスのロックバンドーザ・フー(The Who)。モッズバンドとしてデビューしましたが、後にロック・オペラと呼ばれる作風を確立しました。数々の名盤を残し、現在でも多くのファンに愛されています。今回はそんなザ・フーの経歴や作品の特徴、買取市場における人気作品について詳しく解説していきます。
ザ・フーとは?
ザ・フーはビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズと並んでイギリスの3大ロックバンドと言われています。1965年にデビューし、結成メンバーはロジャー・ダルトリー、ピート・タウンゼント、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーンの4人です。当時のイギリスはモッズが大流行していました。モッズファッションに身を包み、荒々しく過激な演奏のザ・フーはデビューしてすぐに人気を獲得します。初期の作品はR&Bやブルースの影響をあまり受けずに、ポップな曲調と弾けるようなサウンドが特徴でした。
そして1969年に「ロック・オペラ“トミー”」をリリースします。今までの曲調から一転して内省的な作風に変わり、全てのアルバムの曲が一貫したストーリーを持つ「ロック・オペラ」は評判を得ます。続く作品も大ヒットし、ザ・フーの人気は絶頂に達します。その一方で急激なサウンドの変化に付いてこれなくなったドラムのキース・ムーンは飲酒と薬物に溺れ、1978年に31歳の若さで亡くなりました。
キース・ムーンの死後、ドラムにケニー・ジョーンズが加入するもメンバー間の軋轢が絶えず、ザ・フーの活動は停滞化していきます。そして1983年に正式に解散しました。しかしながら1985年にはすぐに再結成するなど、解散と再結成を繰り返して今日に至ります。2000年にはビートルズのドラムであるリンゴ・スターの息子、ザック・スターキーが加入して話題になりました。1990年にはロックの殿堂入りを果たしています。2019年には13年ぶりの新作アルバムを発表するなど、今なおレジェンド・ロックバンドとしての歩みを止めていません。
買取市場におけるザ・フーの人気作品の特徴とは?
ザ・フーは1983年の解散まで、全ての作品をレコードで出しています。近年アナログ・レコードを再評価がする動きがあるため、買取市場も活性化している状況です。ザ・フーがイギリスのレジェンド・ロックバンドということもあって、1983年までにリリースされたレコードはどれも人気がありますその中でも保存状態がいいもの、帯が付いているものは買取市場で好評価を得やすいです。また本家イギリスでプレスされたものはとりわけ高い人気を誇ります。加えて復刻盤より初回盤の方が重宝されています。
ザ・フーの人気作品
マイ・ジェネレーション (My Generation)/LAT8616
1965年にリリースされたファースト・アルバムです。まだモッズ色が強く、荒々しい楽曲がちりばめられています。また当時のロック・バンドのデビュー・アルバムとしてはオリジナル作品が多いのも特徴です。本作は版権で揉めた影響で初回盤がすぐに廃盤となり、復刻するまでに時間を要しました。
ザ・フー・セル・アウト(The Who Sell Out)/612 002
1967年にリリースされた3枚目のアルバムです。ザ・フー初のコンセプト・アルバムで、作品全体をラジオ番組と位置づけて、曲の間に架空のコマーシャルソングやジングルを挟んでいます。曲調は当時流行していたサイケデリック色が強く出ています。広告のようなアルバムジャケットも魅力的です。
ロック・オペラ “トミー”( Tommy)/613 013
1969年にリリースされた4枚目のスタジオ・アルバムです。「ロック・オペラ」を確立させた作品で、全英・全米で大ヒットしました。後進のアーティストに多大な影響を与え、本作品は映画やミュージカルなど様々なメディア媒体で発表されています。
フーズ・ネクスト(Who’s Next)/2408 102
1971年にリリースされた5枚目のスタジオ・アルバムです。ザ・フーとして初めて全英でチャート1位を取った作品です。シンセサイザーやシーケンサーを積極的に使用しており、プログレッシヴ・ロックのパイオニアとも言えます。度々オールタイム・ベストのランキング上位に入るなど歴史的評価の高い作品でもあります。
四重人格(Quadrophenia)/2657 013
1973年にリリースされた6枚目のスタジオ・アルバムです。「トニー」以来の「ロック・オペラ」に仕上げており、ザ・フーのメンバーそれぞれの人格(=四重人格)を持った主人公の葛藤と成長を描いています。前作同様シンセサイザーやホーンが使用され、プログレッシヴ感が増しています。
ライヴ・アット・リーズ(Live At Leeds)/2406 001
1970年にリリースされた、リーズ大学でのコンサートを録音したライブ・アルバムです。スタジオ・アルバムでは見られない熱狂と興奮がギュッと詰まっています。
ザ・フーのレコードを売るならエコストアレコードに
ザ・フーは1960年代から1980年代にかけて活躍し、ロックの歴史の1ページを築き上げました。また解散を経て再結成後も精力的に活躍しています。そんなザ・フーのレコードが棚に仕舞われたままではないでしょうか?エコストアレコードでは誠心誠意を込めて査定をしています。ぜひエコストアレコードの利用をぜひご検討してください。
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韓国クラシック界を代表するヴァイオリニスト、チョン・キョンファ(鄭 京和)。買取で人気のレコードとは?
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高度なテクニックと感情豊かな演奏で、韓国クラシック界をけん引する女性ヴァイオリニスト、チョン・キョンファ(鄭 京和)。12歳という若さで韓国を飛び出し渡米、世界を舞台に活躍するトップ・ヴァイオリニストへ駆け上がりました。ここでは美人ヴァイオリニストとしても知られるチョン・キョンファの魅力と、買取市場で人気のレコードをご紹介します。
チョン・キョンファとは
1948年3月26日に韓国・ソウルで生まれたチョン・キョンファは、食堂を経営する両親の下、7人兄弟の4番目(三女)として誕生しました。幼い頃から音楽に対する類いまれなる才能を発揮し、わずか2歳で正確な音程とリズムで歌うことを覚え、ラジオの生放送で7曲の歌を一度も間違えずに歌い切ったという逸話が残っています。
4歳からピアノを習い始めたキョンファですが、4歳上の姉がヴァイオリンを習い始めたタイミングでヴァイオリンに転向するとその天性の才能が一気に開花、たった2回のレッスンを受けただけで曲を弾けるようになり、転向から8カ月でコンクールに入賞する快挙を成し遂げます。9歳でソウルフィルハーモニー管弦楽団とメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を協演し「天才ヴァイオリニスト」として脚光を浴びると、1960年に文化使節団の一員として来日、その演奏は日本の音楽家や評論家に衝撃を与えました。
その後、12歳になったキョンファはアメリカ留学中の兄の協力を得て渡米し、音楽の名門ジュリアード音楽院に入学します。ヴァイオリンの巨匠イヴァン・ガラミアンら名ヴァイオリニストから指導を受けて才能をさらに伸ばし、19歳のときにエドガー・レヴェントリット国際コンクールで第1位を獲得、その翌年には多くのヴァイオリニストを育てたヨーゼフ・シゲティに師事し、演奏に必要な表現力などの芸術全般に関する教えを受けました。
優れた演奏力に加えて芸術的表現力も学んだキョンファは、22歳でアンドレ・プレヴィンが指揮するロンドン交響楽団との演奏会に出演して念願のヨーロッパデビューを果たすと、イギリスのデッカ・レコードと契約、活動の場を世界に移して年間100回以上の演奏会を開くトップ・ヴァイオリニストとなります。また、キョンファのすぐ上の姉でチェリストの「ミョンファ」と、指揮者、ピアニストでもある三男の「ミョンフン」と結成した「チョン・トリオ」としても活躍しました。
精力的に演奏活動とレコーディングに励むキョンファは、1984年37歳でイギリス人の実業家と結婚しました。息子2人の出産に伴い一時期活動を休止しますが、復帰後は精神的にも円熟期を迎え、つややかな音色で聞き手を惹きつけるような演奏は世界中のファンを魅了しました。
ところが2005年に指をケガしてしまったキョンファは、それ以降5年間にわたりヴァイオリンを弾けない状況に陥ってしまいます。しかし音楽に対する情熱は失っておらず、その間は数多くの若手ヴァイオリニストの育成に当たるなど、後進の指導に精力を注いでいました。そして2010年に復帰すると、それまでの情熱的で激しいイメージの音色から優しく情感のこもった音色を奏でるようになり、新たなファンを獲得します。2013年6月には15年ぶりの日本公演を行うなど、現在も精力的な音楽活動を続けています。
買取市場で人気が高いチョン・キョンファのレコード3選
チャイコフスキー/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集(DECCA SXL.6493)
1970年にレコーディングされた、デビューアルバムのチャイコフスキー/シベリウス・ヴァイオリン協奏曲です。ロンドン交響楽団との演奏で、その高度なテクニックと情感にあふれた表現力は、音楽関係者からも高い評価を受けました。未来のトップ・ヴァイオリニストへの予感を感じさせてくれる1枚です。
衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)(King International KKC1058/1059)
1996年4月28日に行われた、記念すべき来日初公演の2日目を収録したアルバムです。26日に行われた公演初日もレコード化されていますが、2日目は演奏予定に入っていなかったバッハの「G線上のアリア」を冒頭に演奏し、詰めかけた観客を驚かせました。ピアニストのイタマール・ゴラン」との呼吸もぴったりで、チョン・キョンファのライブ史上最高の演奏と評価の高いアルバムです。2枚組の数量限定プレスとなっています。
ベートーヴェン/ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲(Warner Classics 9029633375)
チョン・キョンファの希望により録音が実現したこのアルバムは、会場の空気感がそのまま伝わってくるような、ライブならではのスケールの大きさが感じられる1枚です。彼女の奏でるヴァイオリンの透き通った旋律は、聴く者の身を引き締めるような崇高さを感じさせます。聴衆の鳴り止まない拍手が「聴いてよかった」と思わせてくれる1枚です。ベートヴェンは1989年、ブルッフは1990の録音で、このアルバムも2枚組の数量限定プレスです。
聴かなくなったチョン・キョンファのレコードはエコストアレコードへ
天性の才能と、たゆまぬ努力で世界のトップ・ヴァイオリニストに上り詰めたチョン・キョンファ。中古市場での需要も高いので、聴かなくなって売却を考えているならエコストアレコードにご相談ください。買取実績30年の豊富な知識と経験で正確に査定いたします。宅配・出張・店頭と選べる買取方法をご用意しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください。
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エキセントリックなクラシックの巨匠、グレン・グールド。買取市場で注目されているレコードについて解説
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瑞々しい旋律で空間を彩るカナダが生んだ天才ピアニスト、グレン・グールド(Glenn Gould)。独創的で斬新な演奏法はクラシックの異端児と称されたこともあり、甘く美しいルックスでアイドル視された人物でもありました。この記事では、愛と葛藤に満ちた波乱万丈な生涯を送ったグレン・グールドについて、さらに買取市場で注目を集めているレコードタイトルも紹介していきます。
グレン・グールドとは
バッハのゴルトベルク変奏曲を斬新な手法で演奏し、一躍世界にその名を発せた天才ピアニスト、グレン・グールド。モデルのような華麗なるルックスでも女性の注目を集め、「美しき奇士」の異名を誇るピアニストとしても知られています。
グレン・グールドが鬼才と評されることが多かったのは、やはりその特異なスタイルにあるでしょう。四季を問わず手袋とマフラーを身に着け、演奏は異様に低いイスに着座し、時には歌を口ずさむこともありました。
そんな彼のデビューは1956年、バッハのゴルトベルク変奏曲によるものでした。ルイ・アームストロングの新譜を抑えてチャート1位を獲得したデビュー作は、アメリカの一流音楽批評家・ショーンバーグから絶賛され、ザ・ニューヨーカー誌、ヴォーグ誌からも多大なる賞賛を受けます。
時代の寵児となったグレン・グールドに対し、マスコミはそのアイドル的なルックスと奇抜な個性を喧伝。彼の認知度が一層高まった中、ソ連へ初めて演奏旅行に赴きます。各演奏会場は満員御礼で、瑞々しく大胆な演奏力は「バッハの再来」と大絶賛されました。当時の彼の演奏技術は、ソ連クラシック音楽界の巨匠、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチなどに多大なる影響を与えています。
その後、ヨーロッパでは世界屈指の指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤン、レオポルド・ストコフスキーらと共演し、1959年には、世界的権威があるザルツブルク音楽祭にも出演。世界各国で大絶賛されたグレン・グールドは、天才ピアニストとして不動の地位を確立します。
しかし、1964年に開催されたシカゴ・リサイタルを最後に演奏会の活動から引退しました。かねてから一回限りの演奏会に疑問を感じていたグレン・グールドは、以降テレビ、ラジオのみを音楽の活動拠点としました。そして、1981年にはバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を再録音しました。1981年盤は、現在も彼の最高傑作と称されています。
1981年盤は、1955年6月にモノラル録音された名盤・「ゴルトベルク変奏曲」と並び称されることが多い作品です。1955年版はフレッシュで瑞々しい感性が際立ち、早いテンポと強めのタッチが特徴的な仕上がりとなっています。一方、1981年版は熟成感あふれる作品で、抒情的でなめらかな旋律が印象的です。
年を重ねるごとに変化し、進化し続けてきた演奏法で数多のオーディエンスを魅了した彼でしたが、翌年の1982年9月、脳卒中により緊急入院。容態は悪化の一途をたどり、延命措置を施すも回復の兆しは見られませんでした。そして翌月の10月、父親の申し出により延命措置の停止が決断。50歳という若さでこの世を去ることとなります。彼の墓石には、彼の生涯ともいえるバッハのゴルトベルク変奏曲の一節が刻まれています。
エキセントリックな人物像に着目されることが多かったグレン・グールド。しかし、比類なき演奏技術と音楽センスは東西の壁を乗り越えた素晴らしいものでした。「楽曲を分解し、別の形に組み直したかのような前例のないアプローチ」と称された彼の作品群は、今も変わることなく世界中のオーディエンスから高く評価され続けています。
買取市場で注目されているグレン・グールドのレコードとは
グレン・グールドのレコードは全般的に評価が高いですが、特に買取市場で注目されているのは1981年盤、1955年盤のバッハ・ゴルトベルク変奏曲です。どちらも革新的な作品で、両タイトルを聞き比べることで、彼の心理状態や変化、卓越した技術を堪能できます。
これらのタイトルは限定盤やリマスター版など様々な形態で再販されていますが、中でも完全限定版の注目度が高いです。具体的には、『ゴルトベルク変奏曲 完全生産限定盤・180グラム重量盤レコード』『ゴルトベルク変奏曲 ・1955年完全限定生産盤』などが挙げられます。
グレン・グールドの人気タイトル紹介
ゴールドベルク変奏曲・国内完全生産限定盤
当タイトルは、天才ピアニスト・グレン・グールドが世界に飛躍する先駆けとなったデビューアルバム、そして最高傑作と名高い1981年盤が含まれています。美しいルックスのジャケットと共に、グールドの生涯、音楽に対する考え方など、魅力のすべてが凝縮した名盤です。
ゴルトベルク変奏曲
当タイトルはSONYのデビュー盤で、疾走感あふれる演奏や斬新な対位法処理、独自の内省的な歌唱など、クラシック界に激震を走らせた衝撃作です。クラシックファンのみならずジャズ界からも高く評価された名盤でもあります。
苦悩と愛の狭間に生きた天才ピアニスト・グレン・グールド
ロマンティストかつ繊細であった彼は、その内面とは対極となるエキセントリックな行動と演奏法、華やかなルックスで注目を集めました。苦悩と愛の狭間で葛藤し続けた彼の人生は、その卓越した演奏力の根幹を成していると言えるでしょう。そんな天才ピアニスト・グレン・グールドのレコードが自宅に眠っていませんか?もしご不要であれば、是非エコストアレコードへご連絡をお待ちしております。
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クラシックで人気のフルトヴェングラーのレコード買取に役立つ情報
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クラシック界の名匠の演奏は、時代を超え、老若男女に人気があります。その一人といえるのがヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)でしょう。フルトヴェングラーの演奏を聴いて、クラシックのとりこになったという方も少なくありません。では、フルトヴェングラーはどんな人物なのでしょうか。フルトヴェングラーの魅力とともに、知っておきたいレコードの買取情報もお届けします。
フルトヴェングラーとは?
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは、1886年1月25日にドイツ・ベルリンに生まれました。音楽の感性や精神性が高く、聞き手を魅了する音楽家として名をはせましたが、特にベートーベン・ブラームス・ワグナー等のドイツ音楽を得意とし、数々のレコードを残しました。主要な活躍の拠点の一つとなったのがベルリン・フィルハーモニー楽団で、1922年から1945年まで常任指揮者を務めたのに加え、1947年から1954年までは終身指揮者の立場となり活躍しました。そのほか、作曲家や伴奏ピアニストとして演奏も手掛けています。フルトヴェングラーは、1954年に肺炎で亡くなるまで精力的に音楽活動を続けました。
なお、彼の死後、妻であるエリザベートがフルトヴェングラー・センターの名誉会長を務め、日本の東京フルトヴェングラー研究会の名誉会員であったことも、ヨーロッパのみならず日本のファンが多い要因でしょう。
フルトヴェングラーが生きていた時代は、音楽そのものや音楽家にとって激動の時代でした。くしくもドイツに生まれたフルトヴェングラーは、その才能を認められ、1927年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任しますが、1934年に政治的な作曲家を排除するヒンデミット事件によりナチス政府と対立する姿勢を見せ、のちに逮捕令状が出されたことから、1945年2月に開かれた同楽団の定期演奏会後にスイスに亡命します。それでも、戦時中にヒトラーへ協力したと疑われて演奏禁止処分を受けたり、ユダヤ系音楽家からの抗議でシカゴ交響楽団への就任要請が破談になったこともありました。いわれのない汚名を着せられ、音楽活動を制限されたことが、かえって演奏に情熱を込める結果になったといえるかもしれません。
フルトヴェングラーの人気レコード作品
フルトヴェングラーのレコードは人気が高く、ライブ盤がリマスターされて新たに販売されるほどです。こちらでは、フルトヴェングラーの人気のレコードのいくつかを取り上げて紹介します。
「ドイツ・グラモフォン・スタジオ録音全集(486-954)」
世界で最長の歴史を持つクラシック音楽のレコード会社である「ドイツ・グラモフォン」で録音した演奏が詰まった作品集です。フルトヴェングラーは、ロマン派の理想主義と評されることが多いですが、その特徴がよく表れた作品が収録され、根強い人気があります。収められているのは、ハイドンの交響曲第88番、シューベルトのグレイト交響曲、シューマンの交響曲第4番、そしてフルトヴェングラーの交響曲第2番です。最後の楽曲は、フルトヴェングラーの記念碑的な作品といわれ、伝説の録音として語り継がれている名曲です。
こちらのレコードはリマスター版で、2022年初めにLP4枚組・限定版で発売されたため、購入できなかった方は喉から手が出るほど欲しい作品です。
「ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」(N0063)」
1952年12月8日にベルリンでの演奏をライブ録音したものをリマスタリングしてアナログマスターテープを作り、LP化した作品です。こちらは、音質が良いとされるRIAS放送の録音を使っている点と、ノイズ・リダクションを極力抑えたターラ盤であることが、人気が持続している理由です。ベートーベンが描いた革新的な精神あふれる作品を、渾身の力を込めた演奏で表現しており、フルトヴェングラーの世界観が感じられます。ベルリン・フィルの戦後最初のコンサートが行われた映画館・ティタニア・パラストで録音されたこちらの作品は、楽章ごとに分けられて2枚のLPに収録され、日本語の帯と解説がセットになっています。
「フルトヴェングラー&ウィーン・フィル戦後ライヴ集1952~53年(N0032)」
音楽家として集大成を迎えた時期のフルトヴェングラーの演奏のうち、ウィー・フィルのアーカイブに厳重に保管された正規音源のオリジナルテープを使用してLP化したものです。録音場所は、ニュー・イヤーコンサートで有名なウィンー・フィルの学友教会大ホールで、ベートーベンに加え、ブラームスやマーラーの作品が7枚組LPに収められています。こちらの作品は、購入者プレゼントがついた発売初期のものは完売し、その後にプレゼントなしのものが特別割引価格で提供された経緯があります。人気の作品ゆえの現象ですが、欲しい人にとっては、どうしても手に入れたいレコード集の一つとなっているので、買取を歓迎するところは多いはずです。
フルトヴェングラー作品の人気の理由
フルトヴェングラーは、1886年にドイツ・ベルリンで生まれ、音楽家としての人生の中で、二度の世界大戦を経験しました。演奏ができない時期があるなど、制限が課されたことで、音楽に対する情熱があふれた作品が多く残されています。革新的な楽曲で知られるベートーベンの作品とも相性がよいフルトヴェングラーのレコードは、クラシックの熱狂的なファンを超え、幅広い人気を得ています。買取のご相談は、エコストアレコードでお待ちしています。
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ロシア人指揮者エフゲニー・ムラヴィンスキーの買取で人気のクラシックレコード
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エフゲニー・ムラヴィンスキー(Evgeny Mravinsky)は、1938年からおよそ半世紀にわたってレニングラード・フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者を務めたロシアを代表する指揮者です。ソビエト連邦時代には、国家最高賞であるスターリン賞とレーニン賞の両方を受賞しています。中古市場でも人気のムラヴィンスキーのLPレコードの特徴と、タイトルをご紹介します。
エフゲニー・ムラヴィンスキーについて教えます
エフゲニー・アレクサンドロヴィチ・ムラヴィンスキーは、1903年6月4日にサンクト・ペテルスブルクで生まれました。貴族の出身で父は法律家、母は歌手です。父方の伯母には有名なソプラノ歌手もいます。6歳からピアノを習い始めましたが、1920年にペトログラード大学に入学して生物学を専攻します。1917年のロシア革命で没落していた父は、ムラヴィンスキーが大学に入学した年に失意のうちに亡くなりました。生活費を捻出するため、ムラヴィンスキーはマリインスキー劇場でパントマイムの端役を演じました。1922年にはマリアンナ・シュワルクと結婚します。
ムラヴィンスキーは1924年にレニングラード音楽院に入学し直すと、作曲や指揮法を学びました。作曲の師であったアレクサンドル・ガウクは、終戦後ムラヴィンスキーらとともにソ連楽壇の指導者的役割を担います。1931年に同音楽院を卒業したムラヴィンスキーは、ペトログラード大学在学中に生活費のために働いていたマリインスキー劇場で、指揮者としてデビューしました。レニングラード音楽院の恩師であるニコライ・マルコも、かつてはマリインスキー劇場の指揮者でした。この年には、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団に招待されて指揮をしています。
ムラヴィンスキーは、1938年までマリインスキー劇場での職にとどまりました。その間にレニングラード・フィルハーモニー交響楽団で定期的な客演をし、1937年にはショスタコーヴィチの交響曲第5番を初演しています。全ソ指揮者コンクールで優勝を果たすとマリインスキー劇場の指揮者を辞し、すぐにレニングラード・フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者に就任しました。私生活ではオリガ・アレクセーエヴナ・カルポーヴァと再婚しています。1960年に3度目の結婚をし妻となったインナ・ミハイロヴナ・セリコーヴァは、1964年には亡くなってしまいます。1967年の4度目の結婚の相手は、アレクサンドラ・ミハイロヴナ・ヴァヴィーリナです。
1946年のスターリン賞受賞をはじめとして1961年のレーニン賞、人民芸術家や社会主義労働英雄の称号も授与されています。ムラヴィンスキーはドイツやフランスの音楽にも定評がありました。1977年のアルトゥール・ニキシュ賞は、ドイツ人以外では初めての受賞です。1973年の初来日以来、日本にも4度訪れています。ムラヴィンスキーの指揮する楽曲の録音は、1984年のショスタコーヴィチの交響曲第12番が最後となりました。ムラヴィンスキーは1988年1月19日、レニングラードで亡くなりました。84歳でした。
エフゲニー・ムラヴィンスキーの買取で人気のレコードの特徴とは
エフゲニー・ムラヴィンスキーの買取で人気のLPレコードの特徴は、発売当時、購入した人をがっかりさせた音質の悪さであるにもかかわらず欲しい人が多いことです。ムラヴィンスキーが指揮したブラームスの交響曲は残されている録音が少ないことが人気の秘密ですが、LPの内容についてはファンが俎上に載せることすらありません。2014年にムラヴィンスキーの妻が所蔵する音源から新しくマスタリングした復刻版のCDが発売され、演奏時本来の音を聞くことができるようになりました。その音質のよさは購入者の多くが認めているところですが、それでも中古市場での人気は最初に発売されたLPレコードです。
1950年代から60年代ごろの、ドイツでリリースされた輸入LPレコードも中古市場では好評です。演目はチャイコフスキーの交響曲になります。支持を受けている1980年ごろのLPには、ブルックナーやショスタコーヴィチを指揮したものもあります。
エフゲニー・ムラヴィンスキーの買取で人気のレコードのタイトル
ムラヴィンスキーの買取で人気のレコードのタイトルをご紹介します。
エフゲニー・ムラヴィンスキー / ウィーン芸術週間ライヴ 1978(4枚組LPレコード型番 ASD 4026~4029)
このレコードには1978年6月にムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが行った、オーストリア・ツアーでのライブが収められています。12日と13日のウィーン楽友協会大ホールでのもので、演目はチャイコフスキーやショスタコーヴィチ、ブラームスやシューベルトの交響曲などです。ドイツや日本でもLPとして発売され、1985年にCD化されても音質の不鮮明さは変わりませんでした。しかしムラヴィンスキーの録音としては数が少ない、ブラームスが入っていることで人気です。
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー/交響曲第5番(LPレコード型番 独DGG 3437)
このLPはドイツで発売された輸入盤です。ムラヴィンスキーが多く指揮したチャイコフスキーの交響曲を、レニングラード・フィルハーモニー交響楽団が演奏しています。1960年の録音ですが、音質は良好です。
エフゲニー・ムラヴィンスキーのレコードを売るならエコストアレコードへ
エフゲニー・ムラヴィンスキーは死後30年以上たっても人気の衰えないクラシックの指揮者です。2022年にも数枚のCDがリリースされ、3枚組のLPレコードも限定プレスされました。ムラヴィンスキーのレコードは毎月20万枚の依頼を受けている、中古レコードの買取専門店エコストアレコードに売ると査定の間違いがありません。宅配買取なら、遠くに住んでいても買取可能です。品物が多ければ出張買取がよいでしょう。店頭なら1枚から買取できるので、気軽にお問い合わせください。
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