CDを売るとなると、気になるのがその買取相場です。

最近はストリーミングサービス（ネットで音楽を楽しむ方法）がすっかり主流になり、音楽を聴く筆頭候補からCDが徐々に外れてきました。

新譜をCDで買う人も10年前と比べるとかなり減りました。

「それなら、家に山ほどあるCDはどうすればいい？」

CDを再生して音楽を楽しむ人は以前より減りましたが、買取ではまだまだ値段が付く品物です。

こちらではCD買取額の相場を一部をご紹介しつつ、少しでも高く売るための秘密をお伝えします。

買取額が安くなるCDの特徴とは？

買取で査定金額が安いCDとは、ずばり中古市場で需要が低い商品です。中古CD店で売れにくい、若しくは売れない商品ともいえます。

具体的にどのようなCDが需要が低いのか、一部例をご紹介しましょう。

【１】一昔前は大人気だったCD作品

発売されたばかりのCDは買取額が比較的高い反面、発売から時間が経ったものは人気が下がって買取価格も落ちているものも。

例えば、10年前に大流行した歌手のCDでも、今となっては当時ほど人気があるかというと必ずしもそういう訳ではないと思います。つまり、現在では需要が低いということ。

【２】今 若者に人気のアーティストのCD

ストリーミングが音楽を楽しむ主流になっている今、若い世代の人たちはスマホで手軽に音楽を聴いています。

そのため、CDをわざわざ買ってまで音楽を聴くわけではないので、同じ若い世代のファンは昔ほどCDを売り買いしないようです。

若い世代に人気の歌手のCDは店で売りにくいため、買取でも安くなってしまうこともあります。

【３】定価がもともと安いCD

シングルCD等、元から定価が安い商品があります。そのようなものも買取額は比較的安価になってしまいます。

ただし、シングルにも大変希少なCDがあるので、大きな価値が見いだされれば高額で買取されるケースがあります。

【４】状態が悪いCD

中古品にとって、希少か否か以前の評価対象になる要素がその保存状態。

CDではプラスチックケースも割れやすいものですし、盤面にキズが付いていると再生出来ないこともあります。歌詞カードにもシミがあれば減点対象となる場合があります。最悪の場合、買取が不可能となるケースも。

しかし、保存状態が良好であれば値段が付くことも当然考えられるので良いに越したことはありません。

CDの買取額、実は○○で決まります

CDを売ろうとしても、今あなたのお手元にある一枚が幾らになるかは見当も付かないのでは？

CDの価値と値段を決める要素、それは中古市場での需要です。

「希少価値が高い（滅多に見かけない）」ものが高くなるCDの傾向だといえます。

しかし、ただ珍しいなら世の中にごまんとあります。

品物に中古市場での人気が伴っていれば、作品の価値は必然的にグッと高まるのです。

その珍しさに対して、誰も欲しがらないか、皆が探し回っているかの違いが商品価値に大きな違いを生むのです。

発売から間もないCDの需要

人気がある一方で数が少ないために高額買取されるのはCDだけでなく、レコードでも同じ。

ただし、先ほども述べたように、ただ珍しいだけでは高額になりません。人気と需要があって初めて価値が高まります。

それでは一体どのようなCDが希少価値が高まるのでしょうか。

主に以下の4パターンです。

■旧規格CD、初期盤
■廃盤
■人気アーティストのブレイク前のCD作品
■初回限定盤、製造枚数が少ないCD

旧規格CDとはあまり聞きなれない言葉ですが、80年代初頭の初期盤のこと。当時はまだレコードがメインだった時代で、CD文化が生まれたばかりで生産数も少なめでした。

流通した数も今ほど多くなく、定価もレコードより高いものでした。

また、旧規格CDには箱帯（はこおび）というケースに横からはめる帯や、シール帯というものもありました。買取の際にまだそれらが付属していれば思わずアッと驚くような査定額になります。

大瀧詠一 / ロング・バケイション（CBS/SONY, 35DP 2）
1982年発売 / 旧規格CD / 箱帯 / 定価税込み表記なし

当店ではこちらのCDの若干汚れがあるものを￥8,000で買取しました。

どんなCDが高く売れるか、教えます

新作として発売されて間もないCDも人気及び需要があるため、それなりの価格での買取が多い傾向です。

ユーザーの立場からすれば、新作が手に入るのならば新品よりも販売価格がやや下がる中古で欲しいと思う人も実は少なくありません。

需要が高いとはそういうことなのです。

発売されて時間があまり経っていないCDは高く買取されやすいと言えるでしょう。

【その他の高価買取されやすいCD】

■サウンドトラック

映画作品等のサウンドトラックは安定した人気があり、買取相場も大きく変動ません。

サントラには映画のほか、ドラマやアニメ、ゲームのように複数種類があります。再放送されたりして再び人気が集まった作品が高額になる場合があります。

■ボックスセット

ロックやジャズ等、ボックスCDセットは高く買取される場合があります。限られたセット数のみ製造された、実質的な限定盤が殆どです。

ボックスセットの魅力は単純にCDが複数枚揃っているだけでなく、CD自体が紙ジャケット仕様のものもあり、その豪華さや特別感から人気があります。

また、未発表曲やボーナストラックを収録したり、デジタルリマスターが施されていたりして、発売後間もなく入手困難になっている作品が多数あります。

■クラシック

クラシックのCDは比較的早い段階で廃盤になることが多いようです。そのため、買取相場では値段が高騰しやすいのが特徴。しかし、早く廃盤になる一方で、同じように早く再発された作品は買取額がガクッと下がりやすい面もあります。

気になる買取相場のこと、もっと教えて！

中古市場で流通している数、商品としての希少性、そして全体的な需要と供給のバランスでそのCDの価値は決まっています。

複数の条件を基に、買取相場がどのように変化するか一緒に見てみましょう。

希少価値【高 ：★★★】

希少性が高いCDだと、定価2千円程度だったものでも査定額が数万円になったものも過去にあります。

ただし、CDは再発売されることもあるので、そのような場合には希少性はやはり下がってしまいます。そうなると買取額も下がってしまう可能性があります。

そのためにも、珍しいCDを高く売るには、その希少性が分かる知識豊富な買取店へ売るのが◎です。

希少価値【中：★★☆】

かつて大ヒットした作品でも今は需要が低くなっているものも。そのようなCDは買取相場が数百円から数十円になることが多いようです。値段が付かないものは無料での引取りになることも。

買取依頼の連絡の際に、所有しているCDの大まかな歌手の情報を伝えて、幾らぐらいかになるか事前に聞いておくと良いかもしれません。

希少価値【低：★☆☆】

大量生産されるのはCDだけでなく、音楽自体も同じです。流行曲も数ヶ月単位で変わりますし、流行から外れれば値段も下がるCDも市場では星の数ほどあります。

その結果、中古CD市場には人気が下がったものが溢れることに。需要が下がると売値（店での販売額）も下がりますから、買取額が数十円だったり、そもそも値段が付かないものもあります。

CDを少しでも高く売るための７つの工夫

10円でも100円でもいいから、少しでも高く売りたいと誰でも思いますよね。

全く同じCDであっても、手間を加えることで実は高く売れます。

CDを売りたいなら知っておきたい、とっておきの工夫7つを教えましょう。

①ケースを替えておく

プラスチックケースも商品の一部です。ケースが割れたCDというのは、査定する側にどうしても悪い印象を与えてしまいます。

もし、値段が付きそうにないCDや売るつもりはないCDがご自宅にあるのであれば、割れたケースを交換しておくこともテクニックの一つです。

②盤面をキレイにする

CDの盤面はレーザーで音楽を読み取って再生するので、キズが付いたり汚れが付着していると正常に音楽を読み取れない可能性があります。

例え拭けば落ちる汚れであっても、査定する人間はその点をマイナス評価をしかねません。

それならいっそのこと、前もって盤面を拭いて綺麗にしておきませんか？その手間ひとつで買取額は上がるかもしれません。

③一枚で売るよりもまとめて売る

安価なCDでも、複数枚まとめて一度に売ることで買取額が上がることがあります。

一枚だけを安く売るより、まとめて売却するほうが賢い売り方なのです。

④付属品を揃えておく

CDには付属品はまだありますか？

解説書や帯、ステッカー等、付属品の有無によっても買取金額は変わります。電化製品を売却する時に購入時からの箱や取扱説明書が残っていれば査定額がUPするのと同じことです。

逆に付属した特典品が無くなっているとマイナス評価の対象となることがあるので注意です。

⑤盤面を研磨しておく

盤面のキズは専用の研磨機を使えば修復できるので、その機械を導入している中古CD店もあるほど。CDディスク面を研磨しておけばより高い査定額が期待できます。

しかし、当然ながらその研磨機がある前提の話ではあります。

⑥値札は残さない

中古で購入したCDには値札が残っていることがあります。ただ、新品同様の保存状態であっても値札が付いていると査定額には中古品の印象を強く受けるものです。

マイナス評価をされないよう、値札が付いていたら予め剥がしておくとよいでしょう。

⑦梱包をする際には隙間を作らない

CD/DVDを郵送で買取に出す際に、ガタガタと段ボール箱の中で上下左右に大きく動くと危険です。せっかく状態が良いCDでも買取業者に到着する前にケースが割れたり、キズが付いたりする恐れがあります。

そうならないためにも、箱の中は緩衝材や新聞紙を使っての隙間を十分に埋めておきましょう。

エコストアレコードをオススメしたい理由

エコストアレコードはCD/DVDの買取専門店です。

買取方法は３つ、【郵送 / 出張 / 持込】に対応しています。

郵送買取ではCDが50点以上から、DVD・Blu-ray等 他の音楽メディアでも50点以上で送料無料でお申し込み頂けます。

出張買取ではお客様が都内23区にお住まいならCDが200枚前後のお申し込みで査定スタッフをご自宅へ派遣いたします。（もちろん都内・関東以外の地域への出張対応も可能です）

渋谷駅から徒歩5分ほどの場所にある当店事務所へお持ち込みでの買取も歓迎です。店頭での他のお客様との混雑を避けるため、「店頭で買取してほしい」とご来店前に予めご連絡ください。

持込買取で必要な物は売りたいお品物とご自身の身分証明書の2点だけ。

初めてCDを売るという方でも売りやすいシンプルな買取方法からご案内します。

当店なら、知識豊富な査定スタッフが多数在籍しているので安心です。

CDの処分をお考えなら、今すぐエコストアで現金化

今回のコラムではCDの買取相場についてご紹介しました。

中古市場で溢れるほど在庫が出回っているものもあれば、滅多にお目にかかれない珍しい一枚もあります。

当店は中古CD買取歴30年にも及び、ロックやジャズ、邦楽など、各音楽ジャンルに精通した査定スタッフが多数在籍しております。

加えて、他の買取業者にはない当店ならではの販売チャンネルを設けており、国内外問わず販売できることがCDの高価買取を実現しています。

あなたがお持ちのそのCD、思わず驚くほど高額で買取できるかもしれません。

お部屋の整理やCDの処分をお考えなら、今すぐ当店までご相談ください。

文：福田俊一（Ecostore Records）

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