世界中知らない人がいないほどのビッグネーム、ビートルズ(The Beatles)のデビュー当時をご存じでしょうか?
彼らの歴史の始まりであり、連続30週のチャート1位を果たした脅威のデビューアルバムが『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』です。
今回は、高価買取されているビートルズのレコードの特徴と、デビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』の情報をご紹介します。
デビューアルバム、『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』とは?
アルバムタイトルにもなっている楽曲「プリーズ・プリーズ・ミー」が発表されたのは、1963年1月11日のこと。
これが大ヒットしたことで、急遽発売が決定したデビューアルバムが本作『プリーズ・プリーズ・ミー』です。
このアルバムはイギリスのメロディー・メーカー誌のチャートで連続30週もの間1位に居座り続けるほどの大ヒット。
1963年3月22日にモノラル盤、同年4月26日にステレオ盤が発売されました。
ビートルズ史上、モノラル盤とステレオ盤が別の日に発表されたのはこの作品だけ。
実は、『プリーズ・プリーズ・ミー』がチャート入りしたのはイギリスだけ。
当時アメリカの販売会社であったキャピトルがビートルズのアルバム発売を拒否したため、アメリカ国内での発売はされませんでした。
その代わり、インディレーベルより収録曲を変えて、「イントロデューシング・ザ・ビートルズ(Introducing The Beatles)」として発売されましたが、チャートインすることはありませんでした。
作詞作曲はレノン=マッカートニーとして2名の連名になっていますが、実際はジョン・レノンが手がけています。
アルバムに収録されたAB面7曲ずつの作品のうち10曲は、スタジオに入ってからの10時間弱という驚異のハイスピードで収録が完了。
残り4曲はすでにシングル発表されていたため、ライブ音源で収録する必要がありませんでした。
実質1日で収録した楽曲のうち6曲は、当時ビートルズが好んで演奏していたカバーソングです。
高価買取されるThe Beatlesのレコードの特徴について
ビートルズのレコードは、世界中に多くのマニアがいるためグッドコンディションを保っているものも多く存在します。
その中でも目を惹くのが”同じ楽曲でもバージョンが違う”という点。
例えば、『アビイ・ロード(Abbey Road)』は、収録されている時期や場所、年代によっても約700パターン程度のバージョンがあるとされています。
デビューアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に至っては、収録当日にジョン・レノンが風邪気味だったこともあり鼻声で録音されているという裏話が存在。
いつどの瞬間のビートルズが最高だったかという論争があるほど人気のビートルズのレコード。
他では絶対に聴けない名盤になっていることもマニア心に火をつけ、高価買取の対象になっているのです。
デビューアルバム、『プリーズ・プリーズ・ミー(Please Please Me)』を大解剖!
-収録曲-
【A面】
■アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア I Saw Her Standing There
ポール・マッカートニーが作った曲。
ロリー・ストーム&ハリケーンズに提供予定でしたが、ビートルズのマネージャーを務めていたブライアン・サミュエル・エプスタインにより却下されました。
ベースラインはチャック・ベリーの「I’m Talking About You」から引用しています。
■ミズリー Misery
ポール・マッカートニーとジョン・レノンによる共作。
ビートルズの楽曲として初めてカバーされた楽曲です。
■アンナ Anna (Go To Him)
アーサー・アレキサンダーのカバー曲です。
■チェインズ Chains
クッキーズのカバー曲です。
■ボーイズ Boys
シュレルズのカバー曲です。
■アスク・ミー・ホワイ Ask Me Why
ジョン・レノンが作った曲。ドラムスは5人目のビートルズ「ピート・ベスト」が担当しています。
■プリーズ・プリーズ・ミー Please Please Me
デビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」を圧倒的な人気で抜き去った名曲であり、アルバムタイトルにもなった作品です。
【B面】
■ラヴ・ミー・ドゥ Love Me Do
ビートルズのデビュー曲です。ビルボードホット100で堂々の1位を獲得しました。
■P.S.アイ・ラヴ・ユー P.S. I Love You
シングル「ラヴ・ミー・ドゥ」のB面に収録されており、作曲はポール・マッカートニーです。
■ベイビー・イッツ・ユー Baby It’s You
マック・デヴィッド、ルーサー・ディクソン、バート・バカラックにより作られた曲で、シュレルズやビートルズによって歌われています。
■ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット Do You Want To Know A Secret
ジョージ・ハリスンがリードボーカルを務める楽曲。多くのアーティストによりカバーされています。
■蜜の味 A Taste Of Honey
ボビー・スコットとリック・マーロウによって作られたポップ・スタンダード曲です。
■ゼアズ・ア・プレイス There’s A Place
ポールとジョンのデュエット、さらにジョージのバッキングボーカルが魅力的な1曲。ミュージカル「ウェストサイド物語」の挿入歌より影響を受けてできた曲です。
■ツイスト・アンド・シャウト Twist And Shout
トップ・ノーツの楽曲であり、その後アイズレー・ブラザーズによってカバーされた曲になります。
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突然のヒットにより、突貫で作成されたまさにビートルズらしさ溢れる『プリーズ・プリーズ・ミー』は、ビートルズを語る上でなくてはならないスタート地点となるアルバム。
時代を象徴する楽曲を数多く残してきたビートルズでも、完璧なコンディションではない状態で収録したアルバムの代表作とも言えるでしょう。
それでも、30週連続でのチャート1位を誇った作品です。
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