レコード買取の前におさえておきたい、ジャズの人気アーティスト ビル・エヴァンス(Bill Evans)

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レコード買取の前におさえておきたい、ジャズの人気アーティスト ビル・エヴァンス(Bill Evans)

レコード買取の前におさえておきたい、ジャズの人気アーティスト ビル・エヴァンス(Bill Evans)

更新日:2023年11月27日

ジャズに詳しい当店が高く買取するアーティストのレコードにビル・エヴァンス(Bill Evans)の作品があります。

エヴァンスといえば、ジャズを聴き始めた人なら必ずと言っていいほどお勧めされる、まさにジャズピアノの象徴のようなミュージシャン。

1950年代と古くから活躍した彼の録音作品にはジャズ愛好家が愛してやまない名作が多数あります。

そこで、どんなものが買取で高額になるのか、エコストアレコードが作品紹介を交えながら解説してみます。

 
文:福田俊一(Ecostore Records)
 
 

ビル・エヴァンスはジャズを代表するピアニスト

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ビル・エヴァンス(Bill Evans)は1929年米国ニュージャージー州で誕生。幼少期から音楽を学び、クラシック音楽に親しんでいました。次第にジャズに興味を持つようになり、学生時代にはアマチュアとしてミュージシャンの活動も。

1950年代にはニューヨークへと進出。その後の活躍がジャズ3大レーベルに数えられるリバーサイド(Rvierside)の目に留まり、メジャーアーティストとして初のリーダー作を同レーベルに吹き込むことに。そうして『ニュー・ジャズ・コンセプションズ(New Jazz Conceptions)』を1956年にリリース。しかし、素晴らしい演奏を披露した一方で思ったような人気が出ず、当時のオリジナル盤はたった800枚程度のみのセールスに留まったそう。

その後、1958年には名トランペット奏者、マイルス・デイヴィスのバンドへと加入。同バンドと共にモダンジャズ名盤として名高い『カインド・オブ・ブルー』の録音に参加し、大きな注目を集めました。

マイルスのバンドを離れた後も自身のトリオを率いて続々と作品を発表。数あるアルバムの中でも特に『ポートレイト・イン・ジャズ』、『エクスプロレイションズ』、『ワルツ・フォー・デビイ』『サンディ・アット・ザ・ビレッジ・バンガード』はリバーサイド4部作として有名です。

しかし、私生活では若い頃から乱用していた薬物の影響で晩年は身体がボロボロになり、1980年、まだ51歳にもかかわらずこの世を去ってしまいました。

彼はキャリアの中でリバーサイド、ヴァーヴ、CTI、コロムビア、ファンタジー、ワーナーと所属レーベルを渡り歩いています。そのため、様々な時代、様々なレーベルから作品が残されているのが特徴です。

高く売れるビル・エヴァンスの名盤

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Bill Evans / New Jazz Conceptions (Riverside, 型番:RLP 12-223)

1956年発表。

27歳だったビル・エヴァンスがリバーサイドからリリースした初アルバムがこちら。最も知られる彼の楽曲である「ワルツ・フォー・デビイ」は初めて収録されたのが本盤。

当時セールスに恵まれず、たった800枚ほどしか売れなかったとか。そのため、当然製造された枚数自体も元々少なく、現存するオリジナル盤は大変貴重な代物です。

当店ではこちらの商品の盤に傷があり、ジャケットも状態が良くないオリジナルを70,000円で買取しました。もちろん、状態が良ければもっと高額での買取となります。

 

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Bill Evans / Explorations(Riverside, 型番:RLP 9351)

1961年発表。

エヴァンスが残した通称リバーサイド4部作のうちの一枚。

彼の魅力である繊細でありながら、時に大胆な豊かな表現力を持つピアノのタッチがたっぷりと味わえる作品。彼の最高作としてだけでなく、モダンジャズにおける最高作として大きな評価が与えられることもあり、ピアノトリオ名盤として絶大な人気を誇ります。

当店ではこちらの商品の盤に傷があり、状態が劣るオリジナルを24,000円で買取しました。こちらも同様に状態良好ならもっと高値での買取となります。

 

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Bill Evans & Jim Hall / Undercurrent(United Artists, 型番:UAJ 14003)

1962年発表。

どこか神秘的であり、息を呑む美しさに包まれたジャケットの写真も印象的なエヴァンスの作品。ギタリスト、ジム・ホールと2人だけでのデュオ演奏です。

ピアノとギターという実にシンプルな構成でありながら、逆にその少ない楽器の音色しか響かせないことで、非常に洗練された印象を感じさせておりそれが本作の変わらぬ人気の大きなポイントだといえます。

 

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Bill Evans / At The Montreux Jazz Festival(Verve, 型番:V6-8762)

1968年発表。

ヴァーヴに在籍していた彼が同年にスイスで開催されたモントルージャズ・フェスティバルに参加した際にレコーディングされたライブアルバム。発表翌年にグラミー賞にも輝いた作品です。

日本のジャズファンの間では通称「お城のエヴァンス」という呼び名でも親しまれています。

 

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Bill Evans / You Must Believe In Spring(Warner Bros., 型番:HS 3504)

1981年発表。(録音は1977年)

エヴァンスが亡くなった翌年にワーナーからリリースされた、生前最後にレコーディングされた一枚。事実婚だった女性エレインと兄ハリーという、彼の人生に多大な影響を与えた2人に捧げられた作品。

収録曲はバラードを中心に構成され、詩的なピアノは表現力豊かな感性で満ちており、エヴァンスの後期作品群の中で一位二位を争う人気盤です。

ビル・エヴァンスのレコードはエコストアが高価買取します

ビル・エヴァンスはジャズの世界でピカイチの人気を集めるピアニスト。それ故に世界中に沢山のファンがいますし、コレクター垂涎の的となる貴重なレコードもあります。

彼のレコード作品は今から50~60年以上も前の時代のものなので、残念ながら保存状態が悪いものがあるのも事実。そのため、今でもまだ状態が優れた綺麗なレコードであればなお一層高い金額での買取となる可能性があります。

もし仮に、価値の高いエヴァンスのレコードが聴かれることなくご自宅でただ眠っているなら、とてももったいないことだと思いませんか?

そうだとしたら持っているよりも現金化したほうが断然お得。レコード人気が再燃している今なら尚更です。

エコストアレコードはジャズの専門知識には自信があります。希少なレコード、貴重なレコードはどれも高額で買取していますので、売却をご検討なら迷わず当店までご相談ください。

あなたからの買取のお申し込みをスタッフ一同心よりお待ちしております。

 
 

福田俊一のアバター

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)

FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。

 
 

 

 

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