【考察】コロナ時代に私たちのレコード生活はどう変わったか?

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レコード買取についてのコラム

【考察】コロナ時代に私たちのレコード生活はどう変わったか?

【考察】コロナ時代に私たちのレコード生活はどう変わったか?

更新日:2023年11月27日

新型コロナウイルス感染症が世界中に広まって、私たちは今までにない暮らし方を強いられています。不要な外出を控えたり、マスクを着用したり、周囲の人と物理的な距離を保つソーシャルディスタンスも求められています。

物を買うにしても、インターネットの通信販売を活用する人も増えました。

そんな中、コロナが私たちの日々の生活だけでなく、レコードに関わる状況をも変えつつあるのをあなたはご存知でしょうか?

今回は、コロナ禍でレコードを所有する人々の生活にどのような影響があったかを考察してみたいと思います。

 
文:福田俊一(Ecostore Records)
 
 

これからの毎日が、これまでの毎日ではなくなった日

新型コロナウイルスはある日突然、私たちの生活に足音もなく現れました。

人々は目に見えぬ恐怖に怯えながら、不安を感じて過ごす日々が現在も続いています。今までの普通が普通でなくなり、感染しないため、そして周囲に移さないための”新しい生活の仕方”が必要になったといえます。

■2019年12月、新型コロナウイルス感染症が中国武漢市で発生したと発表。

■2020年1月16日、日本国内初の感染者を確認。

■1月31日、WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を発表。

■4月7日、政府が7都道府県を対象に緊急事態宣言を発令(16日には対象を全国に拡大)。国民に不要不急の外出を控えるよう求める。

■5月21日、全世界の患者が500万人を超える。

■5月25日、緊急事態宣言が全国で解除。

■9月18日、全世界の感染者数が3000万人を超える。

おうち時間で増えたこととは?

コロナ以降、世界中で「STAY HOME(家で過ごしましょう)」とよく言われたり、国内でも緊急事態宣言が発令されたり、私たちは今までにないほど家で過ごす時間が増えました。

自宅に居る時間が多くなってから、会社に出勤しないでテレワークをする人が増えたり、部屋の片付けや掃除をする人も増えたことでしょう。また、食事も出前を利用したり、生活用品もインターネットなどの通信販売を活用することが増えました。

家にいても暇だという人は沢山います。することも無いと、ふと家の中を整理したくなる時もありますよね。

そんな中、自宅の整理をしている最中に見つけた、もう聴かない昔のレコードを手放す人が増えているようです。

当店へのレコード買取のお申込みも2020年は3月頃からじわじわと増え始め、件数は月によって多少の上下こそありますが、今も例年以上に多くのお客様からご依頼を頂戴しています。

また、お申し込みだけでなく「レコード 買取」というインターネットでの検索数も4月を境にして右肩上がりにグンと増えたのも確認しています。

コロナ禍において買取の申込み件数もネットでの検索数も4月以降安定して高い水準を保っているのは、やはり皆さんが自宅で過ごす中で部屋の整理をするからではないでしょうか。

レコードに限りませんが、この様な時期だということもあり、家の中にある不用品は売ってお金にしたい方が多いのだと思われます。レコードとひとことで言っても中には買取相場が1枚で数十万円になるものもありますから、やはり聴かないのであれば売ってしまうのが賢明だと言えます。

レコード買取依頼件数推移

レコード店に起きたとある変化

世間的に人々が外出を自粛するようになり、当然 レコード店に足を運ぶお客様も以前よりは減りました。

その対策として、通信販売に力を入れる店も増えました。

当店 Ecostore Recordsの姉妹店であるFace RecordsとGeneral Record Storeも同じです。

新型コロナ感染症拡大防止の対策として、2店とも4月初旬に店頭での営業の自粛を決定、以降 6月初旬まで約2ヶ月ものあいだ店舗を完全にクローズしていました。

その分、お客様へレコードを届けるべく2店ともウェブでの販売に注力、積極的に新入荷をアップしてゆきました。

レコードを本当に好きな方は暇さえあればネットで調べますから、サイトにアップされる新入荷もこまめにチェックしてくださっていたはずです。

ひとたびネットに商品をアップすると続々と注文が入ってゆきました。それには店頭スタッフも思わず驚いたほどです。

コロナが広がる中で思うようにレコード店に行けないうえ、自宅でストレス発散も上手く出来ずに悶々とする時間は同じレコード好きとして痛いほど分かりました。

店の棚のレコードを漁ることを専門用語で”掘る”と言いますが、掘っている最中の楽しさと幸福感は何にも代えがたいものです。その掘るという行為が出来ない辛さは、今までレコード愛好家も味わったことがない非常に歯痒いものでした。

そのこともあり注文があった商品を1点1点梱包するたび、店頭スタッフはお客様が喜ぶ笑顔を思い浮かべたものです。

ネットショッピング

ネットオークションにも異変が・・・

インターネットオークションでも何やらいつもと違う様子が感じられました。

定額販売は別とすると、ネットオークションというのは基本的に客同士の競り合いで価格が上昇してゆきます。最終的に少しでも高い金額で入札した客が落札者となり商品を購入します。

つまり、ネットオークションで競り合いで販売される場合、一人の客が入札しただけでは価格は上がらず、複数の客が「欲しい」となる状況で初めて価格は競り上がってゆくものです。

コロナ禍でネットオークションに見られる変化とは、驚くような価格で落札されるレコードが突如として現れることです。

当店もレコードの販売先のひとつとしてネットオークションに商品を出品していますが、中には通常の相場だとはいえないのもあり、オークション担当のスタッフもびっくりするほどの価格になるものも稀にあります。

これも先ほど述べたウェブ販売と同様に、レコードを愛する方が自宅にいる時間でネットオークションをよくご覧になっているのだと推測できます。

コロナによる生活上の不便さは、オークションの価格にまで影響していると私どもは考えているのです。

オークション

それでも、コロナは私たちのレコード愛だけは変えられない

今回はコロナ禍におけるレコードを所有する人々の生活に見られる変化について考えてみました。

今まで経験したこともないような時代に私たちはいます。

レコードをもう聴かないから売ってお金にしようとする方が多くいる一方で、大好きなレコードを聴いてストレスから解放される方も多くいます。

お客様からレコードを売っていただけるのも、愛好家の皆さんにレコードをお届けできるのも幸せなことなのですが、やはり皆さんが健康でいることとコロナ感染症が一刻も早く収束することが大切です。

音楽は癒しであり、レコードは友です。

レコードが響かせる楽器の音色と歌声は、私たちの気持ちをいつも温かく優しくしてくれます。

今日も皆さんが心穏やかに、黒い円盤に針を乗せて笑顔でいられるようスタッフ一同願っています。

 
 

福田俊一のアバター

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)

FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。

 
 

 
 

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