サックス奏者、清水靖晃とは?中古買取市場での人気レコードもご紹介

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サックス奏者、清水靖晃とは?中古買取市場での人気レコードもご紹介

サックス奏者、清水靖晃とは?中古買取市場での人気レコードもご紹介

更新日:2023年2月22日

 

清水靖晃は、日本を代表するサクソフォーン奏者の一人で、そのレコードの中には買取市場において注目されているものも少なくありません。もっとも、清水靖晃の人物像について詳しく知らないという方もいるのではないでしょうか。そこで以下では、清水靖晃とはどのような人物なのかを説明した上で、買取市場において人気の彼のレコードを紹介していくことにします。

 

清水靖晃とはどのような人物?


清水靖晃は、1954年に静岡県島田市において産声を上げました。幼少の頃からピアノをはじめとする様々な楽器に触れており、その影響から1970年代にはマルチプレイヤーとして活躍し始めます。なかでもサクソフォーンの実力は折り紙付きで、1978年には自身初のソロアルバムを発行しました。ソロアーティストとしての活躍に加えて、グループとしても活動しており、土方隆行や笹路正徳、山木秀夫と結成した「マライア」というロックバンドは、1983年に解散するまでに多数のライブを行って多くの聴衆を魅了しました。一方、オリジナリティあふれる創作活動にも力を入れており、1986年には音楽プロデューサーとして知られる坂本龍一やアメリカの現代美術家であるナム・ジュン・パイクと一緒に東京、ニューヨーク、ソウルを結んで「バイ・バイ・キップリング」という衛星通信プロジェクトを行っています。

「マライア」が解散した1983年以降は、「清水靖晃&サキソフォネッツ」としての活動を開始しています。その名称からはグループのように思われるかもしれませんが、実際には単独のプロジェクトであり、他に決まったメンバーがいるわけではありません。1985年から1991年にかけては、パリやロンドンに拠点を移し、海外の様々なミュージシャンやアーティストなどとのコラボレーションを行っています。その後、クラシックの代表的な作曲家であるバッハの「無伴奏チェロ組曲」を、独自の解釈を交えてテナーサクソフォーン向けに編曲したアルバムを出すのですが、この試みは世界初のものとして非常に高く評価されました。2006年には、江川良子、林田祐和、東涼太、鈴木広志を「サキソフォネッツ」のメンバーとして迎え入れ、清水自身を加えたクインテットとしての活動を開始しました。以後も、映画やテレビ、アートビデオの音楽の作曲を手掛けるなど、年を重ねるとともに益々その活動の範囲を広げているのです。

 

清水靖晃の代表的なレコードとは?


案山子( Better Days、YF-7061-BD)
清水靖晃が1982年に発表したソロ名義での6thアルバムで、ミニマルやダブなどのアプローチをベースにしつつ、日本の夏を想わせる生き物の鳴き声などのサウンドが巧みに盛り込まれた8曲が収録されています。翌年の1983年には所属するマライアというグループの名義で「うたかたの日々」という作品をリリースするのですが、こちらの「案山子」は、それに先立って発表されたエキゾチックかつエクスペリメンタルな和製ニューウェイヴの名作です。


SUBLIMINAL(ビクター、VIH-28295)
清水靖晃がパリを拠点に活動していた1987年に発表されたレコードです。世界を股にかけて活躍していた時期だけに、収録されている楽曲はそれぞれ異なる地域の音楽性をとり入れたバラエティ豊かな仕上がりとなっています。清水靖晃の音楽性を堪能できる名盤であり、2018年に同タイトルのニューエディション版が発売されていることからもいかにこの作品が高く評価されているかが分かるでしょう。


DEMENTOS(ビクター、VIH-28341)
清水靖晃が1988年にリリースしたレコードです。フライング・リザーズのデヴィッド・カニンガムやティアーズ・フォー・フィアーズのマニー・エリアスといったイギリスを代表する前衛アーティストとの親密な交感を経て生み出された、無国籍モダン・ミュージックが満載の1枚となっており、実妹である清水三惠子とのコラボレーションも必聴です。

 

清水靖晃を買取に出す際のポイント

 

清水靖晃のレコードは買取市場においても注目されているのですが、少しでも高く買い取ってもらうためには、発売当時に付いていた帯を一緒に出すことがポイントとなります。帯が無くてもレコードの状態が良ければ高く買い取ってもらえるのではないかと思われるかもしれませんが、実際には帯の有無によって査定金額が大きく変わってくるケースは少なくありません。帯は日本独自のものであり世界的にも希少価値が高い上に、多くの人が購入時に捨ててしまっているため、良好な状態で残っていることはそれほど多くはありません。そのため、帯があるというだけで買取市場におけるレコードの価値は高くなる傾向があるのです。加えて、汚れが目立つレコードよりも見た目がきれいなレコードの方が買取価格は高くなりがちですので、買取に出す際はできる限りクリーニングをするようにしましょう。

 

清水靖晃のレコードの買取はエコストアレコードにご相談を

 

以上で見てきたように、清水靖晃のレコードはそのオリジナリティあふれる音楽性から、買取市場においても高い注目を集めています。エコストアレコードでは、そんな世界を股にかけて活躍している清水靖晃のレコードの豊富な買取実績を有していますので、もしお手元のレコードを買い取ってほしいという場合には、ぜひ気軽にご相談ください。

 

 

 

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