ジャズ界の伝説的アーティスト、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のレコード買取は?

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ジャズ界の伝説的アーティスト、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のレコード買取は?

ジャズ界の伝説的アーティスト、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のレコード買取は?

更新日:2023年11月27日

ジャズのレコード買取というと、どんなアーティストが高価なのかイメージできますか?今回取り上げるサックス奏者、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)も人気が高いミュージシャンのひとり。

ロリンズはモダンジャズ黎明期ともいえる古い時代から第一線で活躍。チャーリー・パーカーやマイルス・デイヴィス、セロニアス・モンクらと共に活躍し、一時代を築いたまさにジャズ界の伝説的な存在です。ジャズの歴史に傑作と呼ばれる作品を数多く残してきました。

そんな彼は高い評価を受けているため、高額で買取されるレコードがいくつもあります。「ジャズが大好きだった父親のレコード、私には価値なんてちっとも分からないから」なんて考えていませんか?このコラムはまさしくそんなあなたに読んで頂きたい、知って得するジャズのレコードの価値をご覧いただきます。

ご自宅・ご実家で放置したままの古いジャズのレコードの処分を検討している方は見逃し厳禁。特に、ジャズミュージシャン、ソニー・ロリンズのレコードを所有している方は必見です。

 
文:福田俊一(Ecostore Records)
 
 

ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)って、どんなミュージシャン?

ソニー・ロリンズ_レコード_買取_1

 

ソニー・ロリンズはモダンジャズの歴史を代表する、著名なテナーサックス奏者です。彼は1930年、アメリカ領ヴァージン諸島出身の両親のもと、3人兄弟の末っ子として米国ニューヨークで誕生。幼い頃に元々はピアノを演奏し始めましたが、後に楽器をアルトサックスへと変更。さらにその後、テナーサックスを演奏するようになりました。高校時代にはのちに彼と同じくジャズ界のスターとなるジャッキー・マクリーン、ケニー・ドリュー、そしてアート・テイラーとバンドを組んで音楽を演奏していたそうです。

1948年に高校を卒業したロリンズはプロ・ミュージシャンの道へ。翌1949年に歌手、バブス・ゴンザレスのセッションに加わったのが彼にとって初のレコーディングとなりました。1953年にはプレスティッジから『ソニー・ロリンズ・ウィズ・ザ・モダン・ジャズ・カルテット(英題:Sonny Rollins With The Modern Jazz Quartet)』を発表し、その後もブルーノートやリバーサイド、コンテンポラリー、RCAビクター、インパルス等から続々と作品をリリース。音楽活動を精力的に展開してゆきます。1956年にはプレスティッジへ録音した『サキソフォン・コロッサス(英題:Saxophone Colossus)』を発表。同作に収録されたロリンズ作の楽曲「セント・トーマス(St. Thomas)」は、以降多数のアーティストにカバーされ、モダンジャズにおいては有名なスタンダード曲の一つになっています。1957年には2作品『ウェイ・アウト・ウェスト(コンテンポラリー)』と『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜(ブルーノート)』をリリースし、ピアノ奏者を配さない、テナーサックス/ベース/ドラムという3人のみでのレコーディングをするように。このバンド編成はロリンズのスタイルの特徴でもあり、その後の彼の作品でも度々見られることになります。

また、ソニー・ロリンズは大の親日家としても知られています。1963年に初来日を果たして以来、度々日本を訪れているほか、1970年代には自身のバンドに日本人ジャズギタリスト、増尾好秋が参加したりと私たち日本人にも馴染み深いジャズミュージシャンなのです。

 

■ソニー・ロリンズが作品を残した主なレーベル

・プレスティッジ(Prestige)
・ブルーノート(Blue Note)
・コンテンポラリー(Contemporary)
・リバーサイド(Riverside)
・RCAビクター(RCA Victor)
・インパルス(Impulse)
・マイルストーン(Milestone)

 

ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)の作品は高価買取される?

ソニー・ロリンズ_レコード_買取_2

Sonny Rollins / Way Out West(Contemporary, 型番:S7530)

1958年発表。

ニューヨークで生まれ、同地を活動の拠点にしていたロリンズが西海岸ジャズの代表格コンテンポラリーに吹き込んだ作品。ベース奏者レイ・ブラウン、ドラム奏者シェリー・マンと組んでのセッション。3人はそれまで共に演奏もレコーディングもしたことがなく、本作で初顔合わせとなりました。荒野でロリンズがステットソンのハットを被り、ホルスターを装着しサックスを構えてポージングしているジャケット写真も魅力的なアルバムです。

この作品のオリジナル盤は今から60年以上も前に製造された非常に貴重なもの。数も少なく珍しいうえに、その音質が素晴らしいとマニアの間では大人気。買取でも高額になる一枚です。

 

 

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Sonny Rollins / A Night At The Village Vanguard(Blue Note, 型番:BLP 1581)

1957年発表。

ニューヨークの名門ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音作品。ロリンズの特徴ともいえるピアノレス・トリオ編成です。スタンダードナンバー「朝日のごとくさわやかに(英題:Softly As In A Morning Sunrise)」やディジー・ガレスピーの名曲「チュニジアの夜(英題:A Night In Tunisia)」を収録。ピアニストがいないだけに、良い意味で各楽器の音が生々しい、臨場感たっぷり迫力満点の演奏が聴きどころ。

ブルーノートの1950年代半ば~終わりに発表された作品群はその型番から一括りに1500番台と呼ばれ、オリジナル盤レコードは圧倒的な希少価値があり大きな人気を集めています。

当店ではこちらの商品の盤面にキズがあるオリジナル盤を12,000円で買取しました。美品であれば当然もっと高額での買取となります。

 

 

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Sonny Rollins / Newk’s Time(Blue Note, 型番:BLP 4001)

1959年発表。

ブルーノートは名作を多く生んだ輝かしい1500番台を1958年に終え、その後は新たなシリーズ4000番台へと移行してゆきます。その4000番台の記念すべき第一作目となったのが本作。マイルス・デイヴィスの名曲「チューン・アップ」のほか、「飾りのついた四輪馬車(英題:The Surrey With The Fringe On Top)」などを収録。名ピアニスト、ウィントン・ケリーらリズム隊とのワンホーンによる吹き込みでファンの心を掴んで離しません。

当店ではこちらの商品の盤面にキズがやや目立つオリジナルを23,000円で買取しました。状態良好品であれば買取額はもっと上がります。

 

ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のレコードはいつ売るのが正解?答えは…

 

今回は、ソニー・ロリンズのレコード作品には高い金額で買取される作品がある、ということをお伝えしました。レコードというのは、今も新品で販売されているものが数え切れない程あります。しかし、ロリンズの古いレコードは数十年も前に製造された非常に貴重なもの。そんなお宝のような大事なものを、二束三文で容易に売ってはいけません。

近年、アナログレコードは幅広い世代でかつてのような盛り上がりをみせています。昔のアーティストのレコードが注目されているだけでなく、今の時代の歌手も作品をレコードで発売することもあるほど。それだけレコードは今、”熱い”存在なのです。

あなたの大切なレコード・コレクション。それなら一体、いつ売れば良いのでしょうか?

その答えは、まさにレコード人気が再燃している「今」が正解。中古市場では以前よりも遥かに高額になっているレコードが沢山あります。10年ほど前まで売値がたったの数百円だったレコード作品が、世界的にも人気が急上昇し、気付けば今ではもう1万円にまで達するものも。それならいっそのこと、値段が高騰している今売るのがベストなのはお分かりいただけますね。

エコストアレコードは東京都渋谷に拠点を構える中古レコードの買取専門店。ジャズは勿論、ロックや邦楽/洋楽など、音楽ジャンルや年代は問いません。音楽は専門的な知識が必要になりますが、当店では各ジャンルに精通したスタッフが充実。自慢のレコード知識と豊富なデータを強みに、希少なレコードを中心に高額買取しています。

あなたが売ろうと考えているそのソニー・ロリンズのレコード、今すぐエコストアレコードで現金化しませんか?私どもが1点1点丁寧に査定いたします。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。皆様からの買取のご依頼をスタッフ一同心よりお待ちしております。

 
 

福田俊一のアバター

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)

FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。

 
 

 

 

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