プロモ盤、見本盤、サンプル盤とは。高く買取されるレコードなの?

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レコード買取についてのコラム

プロモ盤、見本盤、サンプル盤とは。高く買取されるレコードなの?

プロモ盤、見本盤、サンプル盤とは。高く買取されるレコードなの?

更新日:2024年1月9日

レコードで稀に見かけるプロモ盤、見本盤、サンプル盤。それらが一体どんなものなのか、ご存知ですか?買取も可能なものなのでしょうか?

レコードを売りたいが詳しくはないという方にはその違いも中々分からないはずです。

結論から言うと、プロモ盤とはとても珍しいもので、買取も可能です。

珍しく、滅多に見かけないことには実は理由があります。そして、それがレコードそのものの価値を高める要素になることも。

今回は、レコード好きのみが知っているプロモ盤の意味とその価値について解説してみましょう。

 
文:福田俊一(Ecostore Records)


 
 

プロモ盤って、何?

プロモレコード

大抵の場合、レコードには大まかに分けて2つの種類のものが存在すると考えられます。

ひとつは通常盤(もしくはレギュラー盤)と呼ばれるごく普通に市販されたレコード。

そして、もうひとつがそのプロモ盤です。

世の中の全てのレコード作品にあるとは限りませんが、日本盤にも海外からの輸入盤にもプロモ盤はあります。

ここではプロモ盤という用語を使いましたが、他にも呼び名はいくつかあります。

国内盤での呼び方

・見本盤
・見本品
・サンプル盤
・SAMPLE など

外国盤での呼び方

・Promo Copy
・Promotional Copy
・Radio Station Copy
・DJ Copy
・Sample Copy
・Demonstration Copy
・Audition Copy
・Preview Copy など

今回のコラムの中ではプロモ盤という呼び名で統一しますがレコードへの表記のされ方は様々です。しかし、これらすべて同じ意味を持つものです。

一般的にプロモ盤は、国内盤であればラベルに『見本盤』と印刷があり非売品とも書いてある場合があります。

外国盤であればラベルへの印刷の他にもゴム判子が押されたものもあります。

通常盤(レギュラー盤)のラベルはカラー印刷なのに対して、プロモ盤のラベルは白黒印刷なものが多いのも特徴です。


※国内盤のラベル面にある『見本』の文字

 

レコードプロモ盤 レコードプロモ
※アメリカ盤のラベル面にある『DEMONSTRATION NOT FOR SALE』の判子

また、ジャケット裏面や帯に『見本品』とステッカーが貼られていることもあります。

 


※国内盤のジャケット裏面にある『見本品』ステッカー

 


※帯にある『見本』シール

 


※アメリカ盤のジャケット裏面にある『DEMONSTRATION NOT FOR SALE』のゴム判子

ここでプロモ盤の当時の役割をご紹介してみましょう。

レコードにおける見本とは非売品であり、文字通り売っていないものということ。

何故 非売品かというと、当時レコード会社がラジオ局などに貸与する形で「ウチの会社の歌手が新しいレコードを出しました。ぜひあなたのラジオ局でかけてください」という関係者へのPR専用のものだったからです。

つまり、プロモ盤は新譜などの宣伝用レコードだったのです。

安い?高い?知っておきたいプロモ盤の価値

レコードのプロモ盤は、レコード会社がイチオシのアーティストの新譜を宣伝するわけですから、ほとんどの場合 最初期に製造されたものということになります。

実は、レコードというのは最初期に製造されたもの(初版またはオリジナルと呼ばれる)は、後の時代に製造されたものよりも価値が高いものなのです。

初版の価値が高い理由としては、後の時代に製造されたもの、つまり再発盤は今後もいくらでも製造できるものですが、数十年前に製造された初版に限ってはもう今からは製造し直すことはできないからです。

例えて説明するならば、江戸時代の浮世絵は今の時代に印刷したりして”復刻する”ことはできても、当時の時代に戻って作り直すことはタイムマシンでもなければできない、ということ。

まさにレコードが生まれた時代が古いということに、何にも変え難い価値をアナログ愛好家は見出すのです。

■プロモ盤の付加価値とは?

言うまでもなく、初版であるだけでなくプロモ盤であること自体にも圧倒的な付加価値があります。

先ほども解説した通り、プロモ盤は通常盤と違い、当時 ラジオ局などのみに配布されたものなのでもちろん市販はされていません。一般的には流通せず、非売品だったものです。

それが廻りまわって、レコードを買い集めていたあなたのお手元に今あるという訳です。

プロモ盤には希少価値もある上に、通常盤よりも高い価値があるのは明らかです。

もっと知っておきたい、プロモ盤の付加価値

プロモ盤の付加価値は何も最も初めに製造されたもの、ということだけではありません。

プロモ盤の中には、市販され世に出回った通常盤とは異なる仕様のレコードも存在します。

例えば、下の画像の一枚。

こちらのレコードもプロモ盤です。

ジャケット表上部にはオレンジ色のシールが貼ってあり、「PROMOTIONAL – NOT FOR SALE(販売促進用 – 非売品)」と書かれています。

注目すべき点は、「d/j copy monaural(ディスクジョッキー盤 モノラル仕様)」とも書いてあることです。

時代の移り変わりと共にラジオではステレオ放送が主流になって増えてゆくなか、昔ながらのモノラル放送を続ける局も当時はありました。(ちなみに上の画像にあるこのレコードは1968年発売のアメリカ盤)

ステレオ仕様のプロモ盤だけでなく、より最適な再生環境でお勧めの音楽作品をラジオ局に流してもらうために少量のモノラル仕様のプロモ盤をわざわざ特別に用意したレコード会社も当時はあったようです。

「少量の」と述べましたが実はここがキーポイントで、このようにプロモ盤でしか手に入らないモノラル仕様はその希少性から今ではコレクター垂涎の的となっているのです。

その他にも、プロモ盤限定で製作されたアルバムやシングル盤もあります。

そんな希少なプロモ盤、その価値をよく分かってくれる業者に査定してもらって少しでも高く見積もって買い取ってほしいですよね。


松田聖子 / クリスマス メドレー (CBS/SONY, 型番:XDSH 93043)

1982年作品 / 見本盤限定レコード

自分で売るより、専門店に売る方がラクってホント?

レコードというのはプロモ盤ひとつとっても非常に奥が深いものです。

それ故に、そんなプロモ盤の詳しい背景を十分知っておかないと、所有するレコードの最大限のアピールは不十分になります。

今でこそネットオークションなど、スマホひとつで簡単に物を売り買いできる便利な時代になりましたがレコードの場合はそう簡単に売ることは難しいのではないでしょうか。

定額(即決価格)で販売するにしても競り合うオークション形式で販売するにしても、あなたのお手元にあるものを魅力的に映るような商品説明文を書かなくてはなりません。

「カバーに3.3cmの破れがあり、レコード盤には傷が4ヶ所あります」と、いくら保存状態を事細かに説明しても商品自体がいつの時代の一体何なのか買い手にキチンと伝わらなければ購入のステップまでは行きません。

それが上手くいかなければ、当然 あなたが出品したプロモ盤は高額になることもあり得ません。

つまり、何が必要となるのでしょうか?

それは単純に、レコードに関する専門知識、これに尽きます。

ただし、プロモ盤の最大限の価値を評価して「より高価で、より簡単に売る」方法が唯一あります。

その手のプロフェショナル、中古レコード買取専門店に買取を依頼するということです。

■知って得する、中古レコード買取専門店が最適なワケ

・買取を専門としているため、どんなレコードのジャンルでも売ることが可能

・レコードの量が少なくても多くても対応している

・ホームページに高額買取リストを掲載しており高価買取している商品が多数ある

・自宅からレコードを郵送するだけで売却できるサービスに対応している業者がある

・早ければ当日中に現金化ができるケースもある

・知識豊富なレコード買取の専門家が在籍

中古レコード買取専門店に任せる利点がこれほどあるのに、手間と時間を掛けてご自身で売ろうとまだお考えですか?

プロモ盤っていくらぐらいで売れるの?

ここで当店エコストアレコードが過去に実際に買取した金額をいくつかご紹介してみましょう。

注意:以下に挙げた買取例はどれもプロモ盤ですが状態が良いものもあれば悪いものもあります。レコードの状態によっても査定額は変動しますので、必ずこれらの買取金額になるわけではございませんので予めご了承ください。


浜田省吾 / Show Around (CBS/Sony, 型番:XDAH 93014)

1981年作品 / 希少 / 見本盤限定 非売品レコード

こちらのレコードを当店では5,000円で買取しました。

 


安井かずみ / 空にいちばん近い悲しみ (PHILIPS, 型番:FS 8002)

1971年発売作品

こちらのレコードの見本盤を当店では12,000円で買取しました。

 


菊地雅章 / ヘアピン・サーカス (PHILIPS, 型番:FX 8521)

1972年発売作品 / サウンドトラック盤 / 日本人ジャズ人気盤

こちらのレコードの見本盤を当店では7,000円で買取しました。※通常盤は5,000円で買取しました。

 


水原明子 / ソー・クリスタル (POLYDOR, 型番:28MX 1167)

1984年発売作品 / 見本盤 / 和モノ人気盤 ※画像は通常盤

こちらのレコードの帯付き見本盤を当店では6,000円で買取しました。

 


ジューシー・ルーシー / ライ・バック・アンド・エンジョイ・イット (PHILIPS, 型番:SFX-7269)

国内盤 / 金帯 / 国内独自ジャケ / 日本フォノグラム

こちらのレコードの見本盤を当店では23,000円で買取しました。

 


ザ・モダン・ラヴァーズ / The Modern Lovers (Beserkley, 型番:PB-2009)

国内盤 / 米国ロックバンド

こちらのレコードの見本盤を当店では5,000円で買取しました。

プロモ盤の高価買取ならエコストアが一番な理由

お持ちのプロモ盤レコードを売るなら、何処の買取専門店に売却するのが適切でしょうか?

近年 中古レコード買取専門店が少しずつ増えてきて大切なレコードをどの業者に売ればよいか分からず戸惑ってしまう方も実は多くいらっしゃいます。

「貴重なプロモ盤なのだから、しっかりと信頼できる業者を選びたい!」というあなた。

エコストアレコードをご利用いただくことを強くお勧め致します。

当店を選ぶ理由はこの6つにあります。

【1】2年連続 中古レコード買取業界 3部門でNo.1

「レコード買取満足度No.1 / 高価買取価格満足度No.1 / 信頼と安心のレコード買取店No.1」の3つの部門において、エコストアレコードは2019年と2020年と2年連続で業界第一位に選出されました。

※日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年11月期ブランド名のイメージ調査

【2】レコードを買取して四半世紀、買取した枚数は実に1,500万枚以上

1994年に創業して以降、沢山のお客様と取引しております。買取した累計枚数も500万枚を優に超えました。

【3】新聞やテレビなど、メディアでも多数紹介されています

弊社は「日経MJ」「読売新聞」「NHKニュース おはよう日本」「フジテレビ めざましテレビ」など、メディアでも多く紹介されております。

【4】他の買取業者との違い、それはレコード販売チャネルの多さ

当店と他の業者との間で決定的に違う点は買い取ったレコードの販売先の多さにあります。他店であれば店頭のみなど、レコードを売る手段は限られています。

しかし、当店であれば国内外問わず、実店舗だけでなくインターネットでも充実した販売先を構築しています。

高く販売することができるからこそお客様から高価買取することが可能なのです。

まさにその点が他店には真似できない、エコストアレコードの何よりもの強みです。

【5】お客様のお住まいの地域が日本のどこであっても買取に対応します

エコストアレコードは郵送買取、持込買取、出張買取という3つの買取方法を展開中。お客様が何処にお住まいでも、レコードが何枚であっても、受付スタッフがご相談を喜んで伺います。

【6】梱包に必要な段ボール箱も無料でお届け

郵送での買取にはお客様ご自身でレコードを箱に詰めて頂く必要がございます。でも当店なら安心。電話かメールでの買取依頼のお申し込みのあと、梱包に必要な段ボール箱とガムテープをご用意。無料サービスにてお客様の元へお届けします。

レコード人気が再燃している今こそ、高価買取のチャンス

ここ数年、若い世代や昔レコードで音楽を聴いていた世代を中心に、レコードブームが再び巻き起こっているといわれています。

特筆すべき点は、今まで過小評価されていたレコード作品が新しい世代、新しいレコード愛好家によって再評価される土壌が築き上げられていることです。

今の世代の音楽ファンはそのレコード作品1枚の当時の人気がどうだったかは知りません。つまり、良い音楽は素直に良い音楽だと認識されます。

その結果、以前はファンの間で人気にもならず高額で売れなかったレコードが、今であれば高額で買取されるようになったものも多数あるということ。

昭和のアイドルのレコードであれ、イギリスのロックのレコードであれ、サウンドトラック盤であれ、プロモ盤だからこそより一層高く買取できるものが多くあります。

珍しいプロモ盤だからこそ、実績も豊富なエコストアレコードに買取をお任せいただけませんか?

大事に大事にしていたその一枚のレコード。当店のスタッフがお預かりして大切に査定させていただきます。

いつ売ろうか迷っているあなた。

レコードが熱い注目を集めている今こそ、高値で売る絶好のチャンスなのは間違いありません。

エコストアレコードがあなたの想いを次の世代に繋ぎます。

 
 

福田俊一のアバター

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)

FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。

 
 

 

 

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エコストアレコードはおかげ様で累計買取枚数500万枚を突破し、30年以上もの間レコードの買取・販売を行っております。 郵送買取でお送り頂く送料、キャンセル返送料、手数料、お送り頂くダンボール、ガムテープ、ボールペンなど全て無料でご利用頂けますのでお客様は梱包キットにしたがってお送り頂くだけでカンタンにご利用頂けます!また買取のお値段が気になる方は写真をお送り頂いて大まかな査定金額が分かる「仮査定サービス」もございますので安心してご利用頂けます。


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