近年、中古レコードの買取需要が高まっています。「長いあいだ物置や部屋に放置していたけど、レコード人気再燃にともなって売ってみた」という方が増えているようです。そんなレコードですが、今まではマニアが嗜む骨董品のような趣味性の高い品物でした。しかし、何でも手軽に音楽が楽しめる<CD~サブスク主流時代>を経て、視聴やメンテナンスに色々と手間がかかるレコードに予想外のブームが到来。若い世代も含めてこれまでにないユーザー層がレコードを楽しむようになりました。今年9月には、米国における2020年上半期のレコードの売り上げがCDを上回ったとの報道がありました。1980年代はレコードとCDが音楽を楽しむツールとしての転換期でしたが、久しぶりに売り上げが80年代以前に逆戻りした結果になったということです。
その結果、これまで見向きもされなかった自宅のレコードにスポットライトがあたり、「もう聴けないけどお金になるなら」と買取依頼をいただくケースが多くなったようなのです。1950年代から1980年代にかけて当時発売されたレコードをリアルタイムで買っていたあなたは、もしかすると今 ただレコードを所有しているだけでなく、お宝同然のものを持っているかもしれません。
中古レコードの価格と価値は、はたしてどれくらい変わったのでしょうか?
文:福田俊一(Ecostore Records)
捨てられるレコードは、どんな気持ちでしょう?
昔 あれほど一生懸命に聴いていたレコード。今となってはご実家の部屋の片隅で、ゴミとして捨てられる日を何も言わず静かに待っていませんか?レコードは人に聴かれることによって手入れされ、良い保存状態が保たれます。首を長くして待ったあのバンドの新譜発売日、3ヶ月も前からカレンダーに印を付けていましたね。街のレコード屋で手に取った名盤。買って聴いてみようと決めたあの時、今までにない胸の高鳴りを感じませんでしたか?大好きな歌手の歌声が聴きたくて足早に帰宅し、すぐプレイヤーの電源を入れた夜もありましたね。レコードはあなたの青春時代を一番そばで見ていたはずです。今でもその曲が聴こえると、当時の良い思い出が昨日のように鮮やかによみがえります。
しかし、再生することもなくご実家の部屋にしまったままにして一体どれだけの年月が経ったでしょうか。レコードは音楽を再生するものですから、何十年も奏でられないとレコードも寂しく思っているはず。ジャケットにカビが生えたり盤が反ってしまったり、聴かないとレコードはどんどん劣化する可能性もあるのです。商品として劣化が進んだレコードは当然 価値が損なわれてゆきます。
レコードの敵!注意すべし!
・湿気:カビが生える
・水に濡れる:濡れるとジャケットがふやけ、カビも生える
・直射日光:熱で盤は歪み、ジャケットは印刷の色が日焼けする
・ストーブの近くに置く:熱で盤が歪む
・平置きする:重ねるとレコードの重さでジャケットも盤も反る
・棚に長期間 斜めに立てかける:歪んだり反ったりする
など。
レコードの中にはお宝のような貴重なものもありますから、聴かないことで劣化してしまっては非常に勿体ないことだといえます。中古レコードの価値はピンキリですが、数十円のものから数十万円のものまであるとても奥が深い趣味の世界です。素人目にはどんなものが価値があるのかはわからないものですが、世の中にごまんとあるレコードの数々、思わぬ1枚がとても高額で取引されている、なんてこともあります。1枚あたり500円で買取されるようなものや、5,000円、10,000円で買取されるものまであります。
中古レコードの価値も知らずに捨ててしまうような勿体ないことは、あなたなら絶対にしませんよね?
知ってましたか?レコードの価値はどれも違います
レコードとひとことで言っても、見た目は同じですが中身は千差万別です。中身といったのは、その音楽ジャンルだけでなく、製造国も時代も違えば音質も異なるという意味。例え全く同じローリング・ストーンズのレコードであったとしても、60年代の英国盤も70年代の日本盤も、80年代のドイツ盤も最近のヨーロッパ再発盤も、何ひとつとして同じ価格になることはありません。どれも価値が違うのです。
ここで、どのような要素で中古レコードの価格が変わるのかを考えてみましょう。
■中古品としての保存状態
■珍しさ・稀少性(限定盤などには高価なものがある)
■中古市場での人気
■同じ作品でも製造された時期によって変わる(初版は高価になる)
■国内盤か輸入盤かによっても変わる
■付属品があるかないかによっても変わる(帯や解説書など)
これだけの事柄で中古レコードの価格は大きく変わります。しかし、レコードの価値は素人目にはそう簡単には分かりません。「どうせ、私のレコードに珍しい高価なものはないわ」なんて考えたあなた。もし数万円のレコードがその手元にあったとしても、それでもそのまま放置しますか?
レコードを高く売りたいなら○○に売るのが賢い
「若い頃に聴いていたレコードを捨てたくはないし、二束三文で売るのもイヤ!」
というあなた。その考えはワガママでも何でもありません。レコードを大切にしていたからこその”思い入れ”というもので、素晴らしいものです。そんなあなたのために、中古レコード買取専門店の存在をご紹介しましょう。
■中古レコード買取専門店とは?
当店エコストアレコードも中古レコード買取専門店のひとつで、その名の通り中古レコードの買取を専門的にしている業者です。今はレコードはただの音楽を楽しむツールではなく骨董品のような価値もあります。そのため、中古のレコードを査定するにはとても専門的なレコードの知識が必要となります。ロックのレコードを査定するのであれば、ロック音楽を聴いているだけでは実は不十分で、ロックのレコードそのものの価値も知っていなければなりません。
つまり、中古レコード買取専門店はいわばレコード査定のプロ集団だといえるでしょう。買取を専門としているだけに、音楽ジャンル問わず高価査定が可能な店もあります。しかしレコード買取方法の種類も店によって多少異なり、郵送する際の送料が無料となるレコードの枚数設定にも違いが見られるようです。また、買取に力を入れているジャンル、店独自のサービス、査定額など、各業者間でも差は確かに見られるようです。
えっ!こんなに高いの?当店の買取実例をご紹介
中古レコード買取専門店にレコードを売りたいのであれば、いくらくらいになるのか知っておきたいものです。当店エコストアレコードがお客様と過去に取引した中から、レコードの当時の定価もお伝えしつついくらで査定したかをいくつかご紹介してみましょう。思わずアッと驚くような価格になっている一枚があるはずです。
■ザ・フー / マジック・バス (ポリドール、型番:DP 1603)
1969年に発売された、イギリスのロックバンド The Whoの国内盤初版7インチシングルレコードです。今から50年以上も前の発売当時、定価400円で売られたものです。この間査定した時は、歌詞カードも残っており盤の状態はまずまずでしたが、ジャケットに破れがある状態が良いとはいえないものでした。
そのレコードを当店は8,000円で買取しました。
■ジェスロ・タル / 讃美歌43番 (リプリーズ、型番:P-1070R)
こちらもイギリス・ロックグループ、Jethro Tullの「Hymn 43」という曲の国内盤初版7インチで、1971年に発売されました。当時定価はこちらも400円だったそうです。
保存状態がまずまずのものを、当店では6,500円で買取しました。
■レッド・ツェッペリン / レッド・ツェッペリン登場 (アトランティック、型番:SMT-1067)
同じくイギリス・ロック界の有名バンド Led Zeppelinの、1969年に発売された国内盤初版LPレコード。発売時の定価は1,800円です。この国内初版には中古盤として、とある高い付加価値があります。それは見開きジャケットの裏面にメンバー4人の顔写真が載っているのですが、ギタリストであるJimmy Page以外のメンバーの写真と名前が一致していません。
これが、所謂「誤表記ジャケット」と呼ばれる大変珍しいものなのです。国内盤として2回目以降に製造されたこのアルバムのレコードはその印刷ミスがちゃんと修正されているため、メンバーの写真と名前が間違っているのは初版のみとなります。まさにその部分に非常に大きな付加価値があるのです。
当店はその国内初版盤の、ジャケットに汚れがあり盤にも僅かに劣化が見受けられるものを45,000円で買取しました。
■細野晴臣 / Hosono House (Bellwood、型番:OFL-10)
イエロー・マジック・オーケストラなどで活躍した細野晴臣の記念すべきソロ第一作目。Bellwoodからリリースされた1973年に発表された紫ラベルの貴重な初版です。どの曲も名曲だと、評価が高いアルバムで今も非常に高い人気を誇ります。初版は定価が2,000円でした。
今年、ジャケットに擦れとシミがあるものでしたが8,500円で買取しました。また、ブックレットなどの付属品が残っており、状態も良好であれば当店ではこちらのレコードを10,000円で買取しています。
■Ego-Wrappin / Swing For Joy (RD Records、型番:RDBV-006)
Ego-Wrappin’は中納良恵と森雅樹からなる、1996年に大阪で生まれたユニット。様々な音楽の要素を取り入れたそのスタイルは、他のアーティストにはないオリジナリティがありファンを魅了してやみません。この作品は99年に発表されたアルバムで人気がある一枚で、発売時の価格は2,600円ほどでした。
このレコードも価値が高まっており、先日 当店ではこちらの作品を4,000円で買取しました。
知識ゼロの私でも + エコストアレコードで = 高価で売れた!
レコードに詳しくないのであればなおさら安心して任せられる買取業者を選びたいですよね。そこでお勧めしたいのがエコストアレコードです。今までレコードを売った経験がない方でも、当店の各種サービスをご利用になれば必ずご満足いただける自信があります。
そこで、当店を選ぶメリットをお伝えしましょう。
エコストアレコードであれば・・・
■査定歴30年・買取累計枚数1,500万枚以上の実績
■「レコード買取満足度No.1」「高価買取価格満足度No.1」「信頼と安心のレコード買取店No.1」という3部門で第1位
※日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2019年11月期ブランド名のイメージ調査
■「NHK おはよう日本」「めざましテレビ」など、テレビ・新聞でも紹介されています
■人気作品、稀少作品、中古レコードのすべてを知り尽くした査定スタッフが多数在籍
■世界中へ独自の販売チャネルを確立。他店より高価な査定額を提示できます
■豊富な販売チャネルにより、他店が買取しない状態不良の品も買取可能
■宅配買取・出張買取・持込買取の3つの買取方法からご提案
■郵送ならLPレコード10枚以上のお申込みで送料負担なし
■段ボール箱・ガムテープも無料サービス
■配送業者への集荷依頼も当店がします
■お急ぎの方には当店独自のサービス「スピード査定」もお勧め
エコストアレコードなら【送料負担なし・カンタン・安心】
あなたのお手元にある昔のレコードが例え数枚であれ数千枚であれ、査定価格が安くても一度業者に売ってしまったら手元には返ってくることは当然ありません。売却先のこともよく分からないまま査定の依頼をしたものの、「この中古レコードには価格は付けられません。うちでは買い取れませんね」なんて査定されても悲しいものです。もう少し調べたほうがよかったかなと後悔する気持ちは残っても、あなたにレコードはもう残っていません。
それならいっそのこと、ご利用になったお客様から好評のエコストアレコードを試してみませんか?
お持ちのレコードを【送料などの負担もなく、カンタンに、信頼できる業者に売りたい】のであれば、エコストアレコードが最良の選択です。「レコードを売ってみたいが店頭に持っていく時間がない」という方には<宅配買取>がお勧め。当店では、宅配買取をお申込みのお客様には梱包資材を無料提供しています。当店が送付した段ボール箱を使ってご自宅でレコードを梱包してもらい、それを当店事務所まで送り返していただくだけ。面倒な配送業者への集荷依頼も当店が行うので気楽です。
また、「実家に不要なレコードが山ほどあるけど処分がたいへん」という方には<出張買取>をご提案。出張買取は当店スタッフがお客様のご自宅にうかがい、レコードをその場で査定。金額にご了承いただければそのままお支払いとなり、お品物をスタッフが持ち帰るというとても便利なサービス。お客様ご自身で梱包する必要もなく、重いレコードをお実家から運び出す必要もありません。運搬も査定も、当店スタッフにおまかせください。
そして、「売りたいレコードが運べる量、なおかつ東京・渋谷近くに住んでいる」という方は<持込買取>をぜひご利用ください。レコード買取で一番かんたんな方法が持込買取です。古本屋に不要な本を売りに行くのと同じように、もう聴かない中古レコードを店頭に持ち込めば買取できます。量が多くなければ当日中の査定完了もできますし、買取が成立すれば店頭ですぐに現金でお支払いします。どういった理由でその査定額になったのか、査定スタッフに尋ねることができるのも持込買取のメリットのひとつでしょう。レコード1枚から査定が可能ですので、渋谷の当店事務所のお近くに用がある際にはぜひともお立ち寄りください。
中古レコードが高価査定される今こそ、エコストアレコードに売ってみましょう
今回は昔のレコードの価格や価値についてご紹介しましたがいかがでしたか?当時大ヒットした曲のレコードだからといって今も必ず高価買取される訳ではありませんし、無名の歌手の曲だったから今も絶対に価格が付かないという訳でもありません。
時代が移り変わる中で、レコードの価値も大きく変化しています。ご実家で何十年も眠っていたレコードですが、再ブーム中の今ならこれまで以上に高価で買取できるものが沢山あります。エコストアレコードはレコードの買取に自信があります。他店が真似できないような、幅広い音楽ジャンルのレコードの強気な査定が自慢です。
お申込みいただければ当店の受付スタッフが丁寧に対応いたしますのでレコードに詳しくない方も安心です。
あなたの想いを次の持ち主に繋げる大切な役目をエコストアレコードが果たします。
まずはお電話かメールにてお気軽にお問い合わせください。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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