中古レコード買取って、実はとても便利なんです。家を整理したり大掃除したときに大昔のレコードを不意に発見することってありますよね。当時こそたくさん買い集めてよく音楽を聴いていたけど、いまとなってはタンスの肥やし。このままでは部屋の収納スペースが無駄に。とはいえ、若いころの思い出が詰まった大切な物であるだけに、捨ててしまうなんてできそうにない。「レコードを処分したいけどどうしたらいい?」。まさにそんな時こそ中古レコード買取を活用すべきタイミングなんです。
レコードを処分しようと検討中の皆さんのために、不要なレコードを処分したときの私の体験談をお伝えします。お役に立てば幸いです。
文:福田俊一(Ecostore Records)
私はどんなレコードを不要としたか
もう聴かないレコードって、突然 目の前に現れますよね。まるでかつての旧友と街中でばったり再会したかのように。<存在をずっと忘れていたが実物を見て思い出した>という感じでしょうか。それも発見するレコードの枚数も1枚・2枚と少量じゃなく、数十枚・数百枚と大量に。ごみとして捨てるには量が多いし、ゴミとして捨てるにしても苦労しそう。思わずため息のひとつやふたつ出るでしょう。
過去、私も不要と判断したレコードを整理した経験が。私は中古レコード買取専門店に勤務していますが、趣味でレコードを買い集める愛好家です。大学を卒業したころにレコード収集に興味を持ち、1枚1枚買い集めて、気がつけば2,000枚ほど所有するまでにコレクションは膨れ上がっていました。しかし、新しいレコードを断続的に入手したいため、ある時レコード棚の整理をすることに。改めて棚を見てみると、今となってはもう聴かないレコードがいくつもあることに気付きました。なぜもう聴かないかというと、単純にすでに興味がなかったり、もう価値を見いだせずに手放してもいいと思えるものだから。このままでは棚のスペースを取るだけで、そこまでなら必ずいつか処分することになるでしょう。それなら今すぐにでも処分したほうがいいと思ったのです。
私が不要としたレコードは《もう聴かないもの》でした。
不要なレコードをどうしたか
自分のレコードコレクションを整理してまとめた《もう聴かないレコード》。量は段ボール箱5箱分くらい、およそ300枚ありました。それを目の前にして私もどうしようかと考えること小一時間。インターネットで「レコード 買取」と検索し、見つかったのが中古レコード買取専門店でした。サイトをよく見て調べてみると、<宅配買取><出張買取>なんてものがあるらしく、必ずしも店頭に持ち込む必要がないようなんです。その頃、レコードを売るにしても週末しか私には時間の余裕がなく、ましてや電車で中古レコード店に持ち込んだところで「査定が完了するのは1週間後。来週にまた店頭まで来てくれ」と言われても正直なところ面倒くさくて。それだけに、不要なレコードを郵送するだけで買取店に査定してもらえる<宅配買取>に興味を持ち、買取を申し込んでみました。ネットで申し込みしてから自宅で梱包し買取業者へ発送、その後 査定完了してすべて終わるまで1週間ほどかかりましたが、安心して任せられる業者だったので安心感がありました。
利用してみた感想は、思っていたよりはるかにラクでした。余計な手間もかからないし、そこまで長い時間もかからず。肝心の買取金額も納得できるものでした。査定額が予想より低かったものも中にはありましたが、それは単に需要が低いものだったから。それよりも、高く売れないだろうと考えたが高価買取されていたものの方が多かった印象です。結果として、中古レコード買取専門店の宅配買取を活用して良かったと思います。
大掃除して見つけた不要なレコードは買取が◎
私の場合、もともとレコードが好きで買い集めていて、整理が必要になったから売って処分しました。しかし、世の中にはレコードに興味がまったくなく、「数十年前のものが自宅から出てきた」「亡くなった親の遺品レコードの処分に困っている」という状況にある人はごまんといます。そんな方々にはそもそも<レコードは売れる>と知らない人も多く、迷わず廃棄処分してしまったり、不用品としてリサイクルショップに売却してしまうことがあるようです。でも、もし仮に、そのレコードの山の中に《宝物》のような貴重な1枚があったらどうしますか?もしくは、あれほど大事に扱って思い出も詰まった大切なレコードをそんなかんたんに捨てようと思いますか?レコードは気楽に売却処分できます。大掃除をして自宅で見つけたレコード、家の整理をして見つかったレコード、それらは中古レコード買取専門店へ売ることをお勧めします。思っているより楽な手順で売れますよ。何よりも大事にしていたものが次の持ち主さんに愛されることが素晴らしいことですね。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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