「昔よく聴いていたピンク・フロイド(Pink Floyd)のレコード。もう聴かないから買取してもらおうかな」とお考えですか?もしかすると、あなたがお持ちのそのレコード、今なら高く売れるかもしれません。
プログレッシブ・ロックの代表格であり、ロック史上最高のバンドの一つに数えられるピンク・フロイド。1967年のデビュー以降、後に傑作と呼ばれるアルバムを続々と発表、イギリスのロック界を牽引する大きな役目を果たしました。彼らの人気は衰えることを知らず、今の若い世代にもファンが沢山います。人気が高いのは彼らのレコードも同じです。中古レコード市場では高額で取引されているものが多数あります。
そんな価値のあるレコードが高く売れるのだと知っておいて損はないはず。ピンク・フロイドのレコード買取について調べているあなただけにお得な情報をこっそりお伝えします。
文:福田俊一(Ecostore Records)
ピンク・フロイド(Pink Floyd)とは?
ピンク・フロイドは1964年にイギリス・ロンドンで結成。当時のメンバーは、シド・バレット(Syd Barrett)、ニック・メイスン(Nick Mason)、ロジャー・ウォーターズ(Roger Waters)、リチャード・ライト(Richard Wright)、そしてボブ・クロース(Bob Klose:1965年に脱退)。イギリス初のサイケデリックグループの一つとして活動初期から人気を集め、長尺の楽曲、実験的な音響、哲学的な歌詞、そして手の込んだライブショーが彼らの特徴です。
1967年にファーストシングルとなる「アーノルド・レーン(英題:Arnold Layne)」を発表しイギリスの音楽チャートで20位を記録。続けてセカンドシングル「エミリーはプレイガール(英題:See Emily Play)」をリリースすると6位を記録するヒットとなりました。同年には記念すべきデビュー・アルバム『夜明けの口笛吹き(英題:The Piper at the Gates of Dawn)』を発表。この作品における全11曲のうち8曲を作詞・作曲したのがシド・バレットです。彼はピンク・フロイドの活動初期から在籍するメンバー。ボーカリストであり、ギタリストでもあり、何よりもバンドの中心人物でした。しかし、次第にバンドに暗雲が立ち込めます。そんなバレットの活躍によりピンク・フロイドはファンから人気を集めてゆきましたが、ストレスなどが原因となり1967年後半になると彼はLSD等のドラッグに溺れていってしまったのです。その結果、精神的に不安定な状態に陥ることとなり、演奏にも影響が出始め、1968年にバレットは遂にバンドを脱退。ピンク・フロイドは核ともいえる重要人物を失ったのです。(バレットと代わるようにバンドに加入したのがギタリスト、デヴィッド・ギルモア)
メンバー変更はピンク・フロイドの音楽性に変化をもたらしながら、セカンドアルバム『神秘(A Saucerful of Secrets)』を生み出します。更にその2年後、1970年には『原子心母(Atom Heart Mother)』をリリース。同作は全英チャートで1位を記録するヒットとなりました。この作品がきっかけとなり、ピンク・フロイドはプログレッシブ・ロックの人気バンドとして広く知れ渡ることに。1971年には『おせっかい(Meddle)』、1973年に『狂気(The Dark Side of the Moon)』と続々と作品を発表。『狂気』はあらゆる面において完成度が高い作品で、全米チャートにおいて1位を記録。現在までに5,000万枚以上というとてつもないセールスを誇り、史上最も売れたロック・アルバムの一つとしても有名。その後も1975年作『炎 ~ あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)』、1977年作『アニマルズ(Animals)』、1979年作『ザ・ウォール』と立て続けに大名作アルバムを世に送り出しました。
ピンク・フロイドはプログレッシブ・ロック史上最高のバンドと称され、高い評価が与えられているのと同時に今も大きな注目を集めています。
高価買取される?ピンク・フロイドの輝かしいレコード作品をご紹介
Pink Floyd / The Piper At The Gates Of Dawn(Tower, 型番:ST-5093)
1967年発表。ピンク・フロイドにとってのデビュー作。日本での発売時に付けられた邦題は『サイケデリックの新鋭』でした。
ピンク・フロイド / エミリーはプレイガール(Odeon, 型番:OR-1785)
当店ではこちらの日本盤7インチレコード(1967年発売、黒盤)の盤面にキズが少々あり、ジャケットにも劣化があるものを30,000円で買取しました。
Pink Floyd / A Saucerful Of Secrets(Odeon, 型番:PSCX 6258)
1968年発表。
こちらは型番がPSCXで始まるUKオリジナル盤。Columbiaの商標登録がなされていない国々への輸出用としてプレスされた貴重なレコード。本来レーベルはColumbiaですが、こちらのプレスではその代わりにOdeonになっています。
エコストアレコードでは経年劣化がやや見受けられるこちらの商品を120,000円で買取しました。
ピンク・フロイド / 原子心母(英題:Atom Heart Mother)(Odeon, 型番:OP-80102)
1971年発売。5作目となるスタジオ録音作品。イギリスのデザイン・グループ「ヒプノシス」による牛がデザインされたアートワークも有名な一枚です。
ピンク・フロイド / おせっかい(英題:Meddle)(Odeon, 型番:OP-80375)
1971年発売。イギリスの音楽チャートで第3位となるヒットを記録。ファンの間では絶大な人気を誇る楽曲「エコーズ(Echoes)」を収録した大名盤。
ピンク・フロイド / S.T.(東芝音楽工業/Odeon, 型番:PRP-32)
1971年制作の国内盤非売品レコード。
本作は、世界中で日本でしか流通しなかった東芝音楽工業制作の非常に希少な非売品サンプラーLP。音源自体は過去のピンク・フロイド楽曲ですが、レコードとしては日本盤だけで存在し、世界中のレコードコレクターにとっては喉から手が出るほど欲しい珍しい一枚。牛の頭のジャケット写真も大きなインパクトがあります。
当店ではジャケットに汚れがやや目立つこちらの商品を95,000円で買取しました。状態が良ければもっと高額での買取が期待できます。
Pink Floyd / The Dark Side Of The Moon(Harvest, 型番:SMAS-11163)
1973年発表。ピンク・フロイドの8作目となるアルバム。邦題は『狂気』。5,000万枚以上を売り上げ、世界中で最も大きなセールスを誇るアルバムの一つとなりました。
Pink Floyd / A Momentary Lapse Of Reason(EMI, 型番:EMD-1003)
1987年発表。
ピンク・フロイドにとって13枚目となるスタジオアルバム。邦題は『鬱(うつ)』。イギリスでは1987年9月7日にEMIから発売され、アメリカでもその翌日にColumbiaからリリースされました。本作は、設立時からのメンバーだったロジャー・ウォーターズ脱退後のピンク・フロイドとしては初のアルバム。それまでのピンク・フロイドのアルバムとは異なり、この作品はコンセプト・アルバムではありません。元々デヴィッド・ギルモアの3枚目のソロ作に収まる予定だったバンド外の作曲家が担当した楽曲も収録。
少しでも高く売るためのコツとは?
レコードをより高価で売るための大切なコツがあります。それは、「レコードの本当の価値を分かっている信頼のおける店」を見極めて選ぶということ。新品の商品とは異なり、中古レコードには個々それぞれに違った価値があります。保存状態によって価値が変わるのは当たり前ですが、製造された国や時期によっても価値もガラリと変わるのです。後世まで語り継がれる名作には価値の高い貴重なレコードが多くありますが、買取において最も重要なカギを握るのは”歴史の中で埋もれた隠れた人気作品”をその業者が知っているか否か、ということです。
つまり、沢山あるレコードのうち名作は高く買い取るのに対して他はそうでもないのか、もしくは名作だけでなく隠れた名作にも高い査定額を提示できるか。仮に10枚、もしくは100枚を売るとしましょう。名作だけ高く買い取る業者と、名作以外にも隠れた人気作品をも高く買い取りしている業者、この2つでは査定金額の合計には非常に大きな価格差が生じます。それほど知識と経験がある業者を選ぶことが大切になるのです。
「レコードの買取なんてどうせどこも同じでしょ?」と適当に業者を選んでしまい、実際には数万円の価値があるレコードを、知識がない業者に数百円で売ってしまったらやはり悲しいことですよね。
所有するレコード1枚を売ることができるのはたった一度きりですから、慎重に選ぶべきなのです。レコードの売却では、間違った買取業者を選んでしまうと結果的に損してしまうことも起こり得るのです。そのためにも、その業者を利用した客の感想をホームページで見て参考にして、店の買取サービスが充実しているか、または店員の対応が丁寧かどうか、よく比較して検討することをお勧めします。
エコストアレコードを選んでほしい6つの理由
レコードを売りたい方にぜひとも当店を選んでほしい理由があります。
それはレコードについての豊富な知識力ですし、当店が長年築いてきた高価買取の実績でもあり、そしてお客様から頂戴した「エコストアレコードを選んで良かった」という嬉しいお言葉にあるのです。
■2年連続で3冠に輝きました
2019年、2020年と「レコード買取満足度No.1」「高価買取価格満足度No.1」「信頼と安心のレコード買取店No.1」という3つの部門で2年連続で業界ナンバーワンに選ばれました。
(※日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年11月期ブランド名のイメージ調査)
■買取歴30年、累計買取枚数1,500万枚突破
弊社は1994年の創業以来、レコードの買取歴が30年になりました。多くのお客様から買取の依頼をいただく中で買取枚数も1,500万枚を突破しております。
■TVや新聞など、メディアで多数取り上げられています
弊社は「NHKニュース おはよう日本」をはじめ、「フジテレビ系列 めざましテレビ」や「テレビ東京 出没!アド街ック天国」など多くのメディアで紹介されています。
■他社にはない豊富な販売先は、高価買取が可能なヒミツです
エコストアレコードには他の買取業者とは異なり、国内外に沢山の販売ネットワークを構築しています。日本国内では需要が低くありふれたレコードであっても、海外の顧客に確実に販売することができます。
まさにそれこそがお客様からレコードを高額で買取できるキーポイントなのです。
■近くでも遠くでもOK。どこの地域からでも買取できます
弊社の買取サービスは郵送買取、出張買取、持込買取という3つに対応しております。都内にお住まいの方でも他の地域にお住まいの方でも安心してお申し込みください。
■梱包に必要な段ボール箱などを無料で差し上げます
郵送での買取では梱包資材として段ボール箱やガムテープが必要になります。
しかし、エコストアレコードではそれらの道具をお申し込みの後にお客様のお住まいに無料で送付しますので余計な負担はかかりません。
ピンク・フロイドのレコードを売るならエコストアレコード
ピンク・フロイドはただのロックバンドではありません。ファンの心を掴んで離さないそのカリスマ性と、聴くものを魅了してやまない彼らの音楽性。これまでのレコードとCD作品の総売り上げは実に2億5,000万枚にも達するといいます。マイケル・ジャクソンの人気作『スリラー』の次ぐ過去2番目のセールスとなる『狂気』を筆頭に、名作として語り継がれるアルバムがピンク・フロイドには多くあるのです。
そんなピンク・フロイドのレコード作品が今も人気です。
発売当時こそ熱心に聴いていたレコード。あれから数十年が経ちますが、押入れで眠っているだけではありませんか?実はそれは非常に勿体ないことなのです。今の時代、不要なレコードは売れば現金になります。ここ数年、世界中でレコード人気が再燃しており、「レコードが再ブーム」だと大きな話題になっています。もちろん、日本国内もその例外ではありません。中古レコード店も賑わいを見せており、その盛り上がりはかつての全盛期を思い起こさせるほど。現在はそれだけレコードの需要が高い、ということなのです。
今までは値段があまり上がらなかったレコード作品であっても近年では驚くほど高額で買取されている作品も。元々人気が高いピンク・フロイドのレコードならなおさら今売るのが得でしょう。
中古レコード買取専門店エコストアレコードでは、「宅配買取」「出張買取」「持ち込み買取」という3つの買取方法を展開。処分したいレコードの量や内容に最適な方法、お客様にとって最も負担がない方法を当店が提案いたします。今ますます貴重になっているピンク・フロイドのレコードは当店が自信を持って高価買取いたします。買取のお申し込み、ご不明な点はエコストアレコードの窓口までお気軽にお問い合わせください。お電話、メールを心よりお待ちしております。

筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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