昭和のレコードいくらで売れるのでしょうか?買取される値段はいくらなんでしょうか?近年、昭和時代に製造されたレコード作品が買取で人気を集めています。買取市場の価格は世間的なニーズに左右されるところも大きいため、自宅に眠っている聴かなくなったレコードを査定に出すなら今がチャンスです。今回は昭和レコードが再び人気となっている背景や、市場で注目されている作品などを紹介しています。
なぜ、昭和のレコードが注目を集めているのか?
レコードは愛好家に親しまれ続けている音楽記録メディアですが、昨今では新たにレコードの魅力を楽しむ人が増えています。その背景にあるのがサブスクライブサービスの台頭です。サブスクではデバイス1つで様々な音楽を聴くことが可能ですが、それはあくまで「サービスの提供を受けている」という形に留まっていました。お気に入りのアーティストや楽曲に対して所有欲を満たすために、レコード盤のような物理的メディアが注目を集めたのです。サイズが大きいレコードは手元に置いておくことで特別感を得やすく、趣味としてのコレクションに適したアイテムと言えます。特に昭和レコードは当時のオリジナル盤ということもあって人気が高いのです。また、サブスクサービスの音質に慣れた人にとって、レコードのやや帯域が偏った温かみのある音質が一味違う魅力として受け入れられたという側面もあります。
インターネットやSNSの発達という点も、昭和レコードの人気再燃において大きな役割を果たしています。かつてレコード収集はレコード店に足を運び、1枚1枚吟味しながら商品を選ぶというのが一般的でした。そのため、レコード収集を楽しめるのは近場にレコードショップがある地域に住んでいる人に限られていたのです。インターネットが普及するとレコードも通信販売で購入出来るようになります。買取についても宅配で商品を送れるようになり利便性が高まりました。インターネット上でレコードの魅力を伝える情報が行き交うことで、その価値観を共有する人も増えたのです。また、SNSでは画像を不特定多数の人と共有するという楽しみ方も広がり、レコードは画像映えするファッションアイテムとしても人気を博しています。
昭和レコードの中の人気ジャンルとは
昭和レコードの中でも人気が高いジャンルというのがいくつかあります。例えば昭和アイドルがその1つです。日本では1970年代から1980年代にかけて空前のアイドルブームが巻き起こり、多くのレコード作品がリリースされました。当時のアイドルは今なおファンが多く、音楽鑑賞を趣味としている40代以降のミドル層にとってレコードが思い出の品となっているのです。また、近年のアイドルブームに伴ってレコード時代のアイドルが再び注目され始めたというのもポイントです。
1950年代から1970年代にかけて日本の音楽シーンにおける土台を築いたと言っても過言ではない昭和歌謡も、レコードの人気が高まっているジャンルです。名だたるアーティストが名作を残したこのジャンルは、今なお評価が高い楽曲のレコードが豊富に残っています。昭和歌謡独特のスローからミドルのテンポ感がレコードの温かい音質とマッチするため、レコード収集家以外の音楽ファンからも注目度が高いです。
日本では1970年代から1980年代にかけて洋楽の影響を色濃く受けたシティポップと呼ばれるジャンルが隆盛しました。そしてこのシティポップをサンプリングした作品がインターネットの動画投稿サイトなどで流行したのが2015年前後のことです。シティポップをサンプリングした音源は次第にフューチャーファンクと呼ばれるようになり、世界的な流行を見せるようになります。それと共にサンプリング元となった日本のシティポップも注目を集めるようになり、当時のレコード盤が中古市場で高い値段を付けるようになったのです。
買取市場で需要の高い昭和レコード作品
ちあきなおみ/あまぐも(品番:PX-7047)
1970年代頃に活躍したアイドル歌手ちあきなおみの27枚目のシングル作品が「あまぐも」です。この作品がリリースされた1978年はちあきなおみの結婚が発表されたタイミングであり、当時所属していた日本コロビアムから出た最後のシングル作品となりました。そういった節目の作品としての価値が大きく、中古市場での注目が高い一枚となっています。
当店では、こちらの帯付き状態良好品を38,000円で買取しています。
荒井由実/ひこうき雲/(品番:ETP-9083)
ひこうき雲は昭和から平成にかけてポップス界を牽引してきた荒井由実(松任谷由実)が、本格的に歌手活動を始めるきっかけとなった作品です。1973年にリリースされたアルバムのタイトル曲でもあり、40年以上経過した現在でもデジタル配信や映画主題歌への起用などで強い存在感を放っています。
当店では、こちらの帯付き状態良好な初版(銀帯/ALFA刻印有り/見開き仕様ジャケット)を70,000円で買取しています。
山下達郎/JOY(MOON-63001)
シティポップの雄として知名度の高い山下達郎が1989年にリリースした通算2枚目のライブ盤が「JOY」です。通常、ライブ盤と言えば1回のコンサートのセットリストを収録するというのが通例ですが、本作は山下達郎の80年代における10年間のコンサートから選りすぐりのテイクを収録しています。音楽業界的にも珍しい試みである作品です。
価値ある昭和のレコード、買取はエコストアレコードへ
昭和レコードは価値ある作品が多く、中古市場でもニーズが高いジャンルです。適正な価格で買取に出すためには、しっかりと価値を理解している業者に依頼することが重要になります。エコストアレコードでは多様なジャンルのレコードを取り扱っており、昭和レコードについても実績が豊富です。お手元で不要になった昭和レコード作品の買取は、是非一度当店までご相談ください。
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