とある日、中古レコード買取専門店であるエコストアレコードに一通のメールが。それは静岡県のお客様から、ジャズのレコードの出張買取のご依頼でした。
お売りいただける枚数は実に5,000枚にもなるとのこと。お客様と訪問日の調整を行い、その日を待ちました。
訪問当日は8月初旬。朝9時、ジャズに詳しい3人の査定スタッフを乗せた車は渋谷の事務所から出発。高速道路を使い、片道3時間を掛けて静岡県のお客様の元へ。
昼12時過ぎ。訪問予定時刻となりお住まいへ。ドアのインターホンを鳴らし、玄関でお客様とご対面し名刺をお渡ししました。
「どうぞ中へ」と私たちは建物の中にある一室へと通されました。
部屋には大きな棚が6つ、7つと並んでおり、そこには隙間なくびっしりとレコードが。枚数がとにかく多いため、査定完了まで一時間ほどいただくことに。
査定に取り掛かり、レコードを棚から取って見せて頂くと、その殆どが1950年代~1960年代の貴重なアメリカ盤とヨーロッパのジャズのレコード。中にはビル・エヴァンス(Bill Evans)のリバーサイド作品のオリジナル盤や、ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)の傑作アルバム『サキソフォン・コロッサス(Saxophone Colossus)』などが。他にもジャズヴォーカルや貴重な1950年代初期のモダンジャズの10インチレコードまで。内容も良いレコードを多数お持ちでした。
Sonny Rollins / Saxophone Colossus(Prestige, 型番:PRLP 7079)
※当店ではこちらのレコードの状態の良いオリジナル盤を150,000円で買取しています
予めお伝えしていた通り一時間ほどで査定は完了。お客様に査定額をお伝えします。
「いくらになりましたか?」とお客様はどこか心配そうな表情。私どもは、「レコードを拝見させていただきました。全部で○○万円での買取でいかがでしょうか?」とお伝えします。「これらを集めるにはそれぐらいの資金がかかりましたからね。それでは買取をお願いします」とお客様は仰って、安堵した表情へと変わっていました。
そうして5,000枚にも及ぶ大量のレコード買取交渉が成立。お話しを伺うと、お客様は別のお仕事の傍ら以前ご自身で中古レコードの通信販売もなさっていたそう。レコードの”品揃え”も素晴らしいものだっただけに私たちもそれには納得でした。
また、今回のレコード処分は計10社の中古レコード買取業者へ査定を依頼した相見積もりという形であり、当店がその中で一番最後の査定だったそうです。しかも、他社が提示した査定額には当店のものと大きな差が。つまり、最後に査定したエコストアレコードが最も高額だったそう。お客様が安心したのもそれもそのはずです。
「レコード処分の際にはまたエコストアレコードをご利用ください」とお礼を申し上げ、一行はお客様のもとを離れ東京・渋谷の事務所へと戻りました。
こうして買取した貴重なジャズのレコードは、当店を通して別の愛好家の手へと渡っています。
エコストアレコードはジャズのレコード買取に自信があります。
売却方法が分からなかったり、レコードそのものに詳しくなくても全く問題ありません。関東以外の地域にお住まいでも、膨大な量のレコード処分でも確実にお売りいただけます。その買取額にあなたも必ずご満足いただけるはずです。
当店はあなたの味方です。
買取に関する不明点はお気軽にお問い合わせくださいませ。
筆者: 福田俊一(ふくだ・しゅんいち)
FTF株式会社 制作部/販売部兼務。買取部門のコラムやnoteのほか、販売部門の特集コラムを執筆。大学卒業後にレコード収集に興味を持ち、約15年かけてジャズレーベル、ブルーノートの(ほぼ)すべてのLPをオリジナルで揃えた。
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