「音」へのこだわりと飽くなき探求心。「聴いたことのない音を聞きたい」それが坂本龍一の音楽の原点でもあり全てでもあるのです。今や日本を代表する超一流のミュージシャンでありながら、常に10代のころに感じたパッションを信じ、探し求めています。坂本龍一の楽曲は、空間を未知なる「音」一色へと塗り替えてしまう圧倒的な力を持っています。そして比類なき音楽という才能を携えながら、聴く者の根幹に問い続けてくるのです。
坂本龍一とは
坂本龍一とは、日本を代表するミュージシャン、そして音楽評論家でもあり政治活動家でもあります。坂本龍一の楽曲は全体を包み込む瑞々しくも浮遊感のある旋律の中に、キラキラとした未知なる輝きを解き放つことで、1つの芸術的作品として昇華されています。
音楽シーンに対する多大なる功績は、日本にとどまらず世界へと発信し高い評価を受けている事も特徴です。その証として2009年には、フランス政府から芸術文化勲章「オフィシエ」を授与されました。そして翌年には日本において音楽・芸術分野での功績を評価され、文化庁より文部科学大臣賞を受賞される事となるのです。
坂本龍一は、東京芸術大学大学院時代に友部正人に誘われて、彼の作品にピアノで参加したことをきっかけにプロの道へと進みます。その後、山下達郎や大瀧詠一など著名なミュージシャンの作品にキーボードとして参加。そして1978年細野晴臣らとともにYMO(イエローマジックオーケストラ)を結成し、YMO2枚目のアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」で爆発的な人気を博し、日本の音楽界に一大センセーションを巻き起こしたのでした。
しかし坂本龍一はYMOの成功の傍らソロ活動をスタートします。YMOの結成と同年に発表したアルバム「千のナイフ」でソロデビューを果たします。そしてソロ2作目「B-2ユニット」で音楽評論家から大絶賛を受け、セールス的にも大きく成功を遂げます。歴史的傑作の誉れ高い「B-2ユニット」に関して、当時のYMOのメンバーは「すごかった」、「打ちのめされた」と称賛。そして後進のミュージシャンにとっては、バイブル的存在として多大な影響を与えている作品でもあります。
活動の幅はさらに広がり、1982年にはRCサクセションの忌野清志郎と共に「い・け・な・いルージュマジック」をリリース。過激なパフォーマンスとともに大ヒットを遂げるのです。翌年には映画「戦場のメリークリスマス」に俳優兼作曲担当として出演。同作は第36回カンヌ国際映画祭に出品される名作で、坂本龍一の音楽も高く評価されています。そして日本人初となる英国アカデミー賞の作曲賞を受賞。まさにミュージシャンとしても俳優としても絶頂期を迎えることとなるのです。
その後は「世界のサカモト」として、音楽のみならず幅広くクリエイティブな才能を開花し、無限に活躍の場を広げていったのです。そんな坂本龍一のレコードは、買取市場でも高値で取り引きされています。音楽業界に多大な功績を与えた名作は、安定した評価を集めて人気があるのです。
高価買取されている坂本龍一のレコードの特徴
高価買取されている坂本龍一のレコードは、初期の作品です。特に大ヒット作であるソロアルバム2作目の「B-2ユニット」は高値で取り引きされています。そして何といっても坂本龍一のレコードで一番レアなのは、非売品の7インチのレコードです。過去のライブにおいて招待者限定で配布した7インチシングルが、非常に高値で取り引きされています。かなりレアな作品なので、状態が良ければなおさら高値が期待できる逸品です。
その他にはジャケットに付いている帯の有無によっても買取価格が変わってきます。帯がついている場合でも、その状態が重要です。一般的にアルバムについている帯は、紙質が薄く破れやすくなっています。しかも1980年初期頃の発売当時では、帯に価値を求める人は非常に少なかったのです。帯とは、アルバムのセールスを伸ばすために、キャッチコピーを装着するための役割としてつけられたものでした。その為購入後に処分してしまったり、敗れてしまったりしているケースが多いのです。帯の後ろに付いている補充票の有無によって価格は変動します。ちなみに補充票とは、レコード番号やタイトルなどが印刷された注文票です。
坂本龍一の人気タイトル紹介
「LEXINGTON QUEEN / ALFA-107 7インチ」
過去の坂本龍一のライブにおいて、招待者限定で配布された本タイトルは、非常にレアなタイトルです。六本木LEXINGTON QUEENというライブハウスでプレゼントされたため、かなり少数しか配布されていません。難関極まる坂本龍一ワールド全開の楽曲が収録されています。
「B-2ユニット / ALR 28003」
代表作であるB-2ユニットの帯付である当タイトルは、買取市場でも安定の高値で取り引きされています。国内だけではなく海外でも大ヒットした人気作です。ジャケットの後ろにデザインされた写真の芸術性の高さも、魅力の一つとなっています。
「Playing the Piano 12122020 / RZJM77477 アナログ」
アナログ盤とCD版がある本タイトルには、2020年末に行われた無観客ピアノソロライブが収められています。ライナーノーツは大貫妙子が書いています。リアルな坂本龍一を感じられる渾身の一枚です。
音の可能性の探求者である坂本龍一
坂本龍一を聴いていると、研ぎ澄まされた音一つひとつが鮮烈に心に響いてきます。音というものを克明に、そしてリアルに感じさせてくれる稀代のアーティストと言えるでしょう。そんな坂本龍一のレコードが押し入れの奥で眠っていませんか?坂本龍一のレコードは高値で買取を行っています。もしご不要の坂本龍一のレコードをお持ちでしたら、ぜひエコストアレコードにご相談ください!
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