スピッツは、日本の4人組ロックバンドです。2021年の3月でデビュー30周年を迎え、一人も欠けることなく現在もマイペースに活動しています。2021年11月に発売された45枚目のシングル「大好物」は、劇場版「きのう何食べた?」の主題歌になりました。スピッツのレコードは、中古市場でも人気です。買取されているレコードと、その特徴をご紹介します。
スピッツとは?
スピッツは1987年に結成され、1991年にメジャーデビューしました。メンバーはボーカルの草野マサムネ、ギターの三輪テツヤ、ベースの田村明浩、ドラムの崎山龍男です。作詞作曲のほとんどを、草野マサムネが手がけています。
1986年に草野マサムネと田村明浩は大学で出会い、バンド活動を開始します。草野マサムネは「ザ・スピッツ」というバンドを組んでいましたが、THE BLUE HEARTSに打ちのめされて活動を休止します。1987年になって草野マサムネが田村明浩にバンドの話を持ちかけたことから、田村明浩は幼馴染の三輪テツヤに声をかけました。同級生だった崎山龍男を誘ったのは、三輪テツヤです。こうしてスピッツは結成され、文化服装学院の夏祭りで初ライブを行いました。
結成当初のスピッツは、THE BLUE HEARTSの影響から抜け出せずパンクバンドとして活動していました。しかし草野マサムネ自身がそのスタイルが合わないと感じ始め、THE BLUE HEARTSの二番煎じでは先がないと指摘されたこともあってアコースティック・ギターを持つようになります。「恋のうた」や「ヒバリのこころ」は、この時代に作られました。1988年に、ソノシートで自主制作されたのが「鳥になって/UFOの見える丘」です。
1989年からは、新宿ロフトなどでのライブ活動を開始します。この頃になると、多くのレコード会社からメジャーデビューの話が持ちかけられるようになりました。その後、事務所としてロード&スカイと、レコード会社としてポリドールとそれぞれ契約を結び1991年に念願のメジャーデビューを果たします。デビューシングルの「ヒバリのこころ」とアルバム「スピッツ」は、3月25日に同時発売されました。
しかし1995年に11枚目のシングル「ロビンソン」がヒットするまで、スピッツはブレイクしませんでした。「ロビンソン」はほとんどプロモーション活動が行われなかったにもかかわらずミリオンセラーとなり、日本レコード大賞も受賞しています。1994年にリリースした8枚目のシングル「空も飛べるはず」は、1996年にドラマ「白線流し」の主題歌に起用され改めて準新譜扱いで発売された曲です。スピッツが初めてオリコンで首位を獲得した曲であり、ミリオンセラーにもなりました。1996年にリリースされた13枚目のシングル「チェリー」は、タイアップがなかったにもかかわらずミリオンセラーとなりスピッツは全盛期を迎えます。
その後も順調に活動を続けるスピッツの曲は、2019年にはNHK連続テレビ小説「なつぞら」の主題歌となりました。2021年3月にリリースされた44枚目のシングル「紫の夜を越えて」は配信でリリースされ、TBSの「NEWS23」のエンディングテーマとなっています。「紫の夜を越えて」は、スピッツのデビュー30周年を記念して作られた曲です。
買取されるスピッツのレコードの特徴について
買取されるスピッツのレコードは、マニアの間で人気があります。特徴はもともとCDで発売されたアルバムを、1997年と2017年にLP盤として再販売していることです。完全受注限定生産のため過去に発売されたレコードは全て生産が終了しており、ネットオークションや中古LPショップなどでしか買えません。そのため、スピッツの曲をレコードで聞きたいファンに選ばれています。
スピッツのLP盤の場合、通常盤とはレコードの重さが120グラムのものです。それに対して重量盤は180グラムあり、自身の重みで通常盤より回転が安定して再生のクオリティーが上がります。発売されるたびに仕様が変わるので、スピッツファンにとってはどれもがコレクターズアイテムなのです。
スピッツのタイトル紹介
「7 RECORDS SET 限定アナログコレクション」LPレコード発売日1997/03/03
このレコードは1枚目のアルバム「スピッツ」から7枚目のアルバム「インディゴ地平線」までのLP盤のセットに、シングル「チェリー」のアナログ盤がついたBOXセットです。盤面はクリア・ビニール仕様で「スピッツ」はブルー、「ハチミツ」はグリーン、「インディゴ地平線」はオレンジなどカラフルで、プレーヤーにセットするだけで気分が上がります。1枚ずつ異なる、人気漫画家によるオリジナルコミックが収録されているのも楽しいです。
「空の飛び方」型番UPJH9029LPレコード発売日2017 /07/05
このレコードはスピッツ結成30周年を記念してオリジナルアルバム15作品と、ミニアルバム「オーロラになれなかった人のために」がレコードとして再発売されたものの中の1枚です。曲順がCDに揃えられ、ジャケットも30周年仕様となっています。マスタリングエンジニアの小鐡徹の作品であると同時に、重量盤での発売のため美しい音が期待できます。
スピッツのレコード買取はエコストアレコードへ
2021年12月8日の「FNS音楽祭」で「大好物」を披露したスピッツは、デビュー30周年を迎えてますます意気軒高です。今後も活躍が期待されるスピッツのレコードが、お手元にありませんか。エコストアレコードは買取歴30年を誇り、確かな経験と実績でお客様のレコードを納得の価格で買取します。ぜひ、エコストアレコードにご相談ください。
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