中古レコード買取で需要が高いピンク・フロイド（Pink Floyd）の『狂気』をご紹介

更新日：2024年1月9日

ピンク・フロイド（Pink Floyd）の作品『狂気』、中古レコード買取で需要が高い一枚です。本作は、まさにプログレッシブロック界、音楽界全てにおいて至宝といえる歴史的傑作です。音楽というものの根幹を揺るがす本作品は、時代を超えて多くの人々に圧倒的な支持を受けています。『狂気』は買取市場においても人気が高く、買取価格は安定した高値で推移しています。そんな高価で買取されているピンク・フロイド『狂気』のレコードの特徴、その他人気タイトルも併せてご紹介します。

ピンク・フロイドの『狂気』とは

ロックという音楽の多様性を表現したものがプログレというならば、ピンク・フロイドの『狂気』は、まさにプログレさえも超越したクリエイティブの頂点ともいえる最高傑作です。その音楽性は難解で抽象的でありながら、独創的なポピュラリティを持ち合わせているため、全体的な完成度が非常に高くなっています。

狂気から感じるものは、1つの雄大なストーリーを表現しているかのような圧倒的な世界観です。それは聞き込むほどに深みを増し、五感を包み込む斬新な感覚を聴くものに与えてくれます。笑い声や時計の針、レジスター等の効果音を通じて、人生の苦悩や葛藤までも表現している狂気は、まさに音楽を超えた1つの芸術作品です。

1973年に発表された当作品は、セールス的にも大成功を遂げました。売り上げは5000万枚以上を記録、更にバンド初の全米チャートでの1位を獲得するなど世界中で大ヒットを遂げ、ピンク・フロイドは名実ともに世界のロック界を代表するアーティストとなったのです。さらに本作はロングセラーを記録した作品としても有名で、カタログチャートでは30年以上に渡ってランクインするというギネス記録を打ち立てた歴史的な作品でもあります。

アルバムのコンセプトは、タイトルにある『狂気』。人間の内面に潜む狂気を、楽曲を通じて赤裸々に描き出すという挑戦を試みた実験的作品です。ピンク・フロイドの創作面に多大な影響を与えた人物であり、実質的なリーダーでもあったウォーターズがコンセプトを考案。狂気の中でウォーターズが創造した哲学的な歌詞は、幻想的で立体的な音と美しく融合し、見事に一つの芸術作品として昇華しています。

そんなピンク・フロイドの狂気は、常に買取市場でも人気が高くなっています。ロック界のバイブルとして時代を超え熱狂的に支持されている本作品は、安定した高値で取り引きされている人気のタイトルなのです。

高値で買取されているピンク・フロイドの『狂気』について

高価で買取されているピンク・フロイドの『狂気』は、国内初回限定生産盤です。国内初回限定生産盤は生産枚数が少なく、そのため希少性が高くなっているので、高価で買取されています。そして初回盤には、ポスター2枚とブックレットやポストカードなどが付いているので、それらの有無によっても買取価格が変動してきます。

その他には、国内盤の帯付のタイトルは高値で取り引きされています。レコードの帯は発売当時の面影を感じることができ、時代を象徴するものでもあります。その為国内盤レコードに帯が付いているという事は、買取の際には大変重要な要素となるのです。

ちなみにレコードの帯を付け始めたのは日本が最初で、輸入盤には余り帯が付いていません。輸入盤に帯が付いているものは、日本の帯の人気に合わせて同じように模して付けられたものとなります。

更に帯の後ろに付いている補充票の有無によっても買取価格は変動します。補充票とは帯の裏面に付いているレコード番号や曲名、定価などが書かれた注文票です。補充票は、レコードの在庫管理に使われていました。

その他には、付属品の保存状態によっても買取の価格は変わってきます。ピンク・フロイドの狂気は、ポストカードやポスターなどの紙を媒体とした付属品が多くパッケージされています。その為、それらが完全に揃っているかはもちろんのこと、状態も大変重要となってくるのです。

ピンク・フロイドの人気タイトル、『狂気』の紹介

「ピンク・フロイド狂気 (初回白帯付）/ EOP-80778」
白地に赤の毛筆で書かれた『狂気』の文字が印象的な初回白帯は希少価値の高い人気のタイトルです。エドガー・ヴァレーズの「音楽は音の有機物なり」という言葉を引用したキャッチコピーが特徴です。ノイズを芸術へと昇華したといわれるエドガー・ヴァレーズ管弦楽曲「アメリカ」。それは『狂気』の根幹に流れるものと同様の音楽性なのです。

「ピンク・フロイド狂気（金色帯付）/ EMZ-82005」
金色の帯が美しいこちらのタイトルは、4チャンネルRMサウンド対応で、音質の変化が楽しめるため人気が高くなっています。4つのスピーカーから聴こえてくる4つのサウンドでは、他の盤では聴こえてこなかった音が聴こえてきます。本タイトルで聴くピンク・フロイドの『狂気』は、まさに4チャンネル芸術の金字塔といえる名盤です。

「ピンク・フロイド狂気（白帯付）/ EMS 80324」
白地にゆがんだ黒文字で書かれた『狂気』というタイトルは、アルバムの特徴を見事に表現している人気の帯です。帯が醸し出す当時の空気感と共に、独自の世界観を五感で感じてみてはいかがでしょうか。

まとめ

音楽というものの創造性の限りを尽くし、圧倒的な世界観を創造した『狂気』は、まさにピンク・フロイドを代表する傑作です。時代に流されることなく本物の音楽を探求した本作品は、今も昔も多くの人に支持されロングセラーを続けています。そんな名盤ピンク・フロイドの『狂気』をお持ちではありませんか？状態によっては高値の買取が可能なので、お手元にお持ちでしたら一度買取をご検討されてはいかがでしょうか。